TOEIC受験者500人にアンケート!目標スコア別の効果があった勉強法とは?

2019年10月2日

ペラペラ

toeicアイキャッチ

「採用」「昇進・昇格」の要件としてTOEICのスコアを設定している企業が当たり前になった今、TOEICを受験する人は年々増加しており、2016年には271万人が受験をしています。

しかし、「そもそもTOEICの勉強って何をすればいいの?」「どれくらい勉強すれば目標スコアがとれるの?」という人も多いでしょう。

筆者も英語初心者の状態で初めてTOEICを受けたときには、どんな勉強や対策をすればよいのか右も左も全くわからない状態でした。結果は当然ボロボロでした・・・。

そこで当サイトでは、TOEIC受験経験者500人に独自アンケートを実施しました。

主な質問は以下のような内容です。

  • 初めて受験した時のスコアは?目標スコアは?
  • TOEIC受験のための1日の勉強時間は?
  • TOEIC対策で効果のあった勉強法は?

など、TOEIC経験者に是非聞いてみたい質問をぶつけてみました。この記事を読めば、目標スコアに応じた勉強時間や効率的な勉強方法が分かるでしょう。是非参考にしてください。

アンケートの概要

どのようにアンケートを行ったかについて簡単に説明します。

アンケート回答者

日本国内に在住している、18歳以上のTOEIC受験経験者500人

回答者の年齢分布

TOEIC年齢

10代 20代 30代 40代 50代
5人 185人 185人 88人 37人

アンケート実施方法

インターネット

アンケート実施期間

2018年4月2日~4月5日

TOEICを受験した回数は?

まずは、今までにTOEICを受験した回数について聞いてみました。

結果は以下の通りです。

TOEIC回数

1回 2回 3回 4回以上
123人(24.6%) 128人(25.6%) 70人(14.0%) 179人(35.8%)

4回以上と回答した人が約4割と最も多い結果となりました。TOEICは10点~990点のスコアで評価されるテストで、合格・不合格はありません。そのため、より高いスコアを目指して繰り返し受験する人が多いようです。

以下の表は受験回数の年齢別分布です。

年齢別に見たTOEIC受験回数の比率

  1回 2回 3回 4回以上
10代 3人(60.0%) 2人(40.0%) 0人(0.0%) 0人(0.0%)
20代 55人(29.7%) 51人(27.6%) 26人(14.1%) 53人(28.6%)
30代 40人(21.6%) 42人(22.7%) 35人(18.9%) 68人(36.8%)
40代 22人(25.0%) 23人(26.1%) 7人(8.0%) 36人(40.9%)
50代 3人(8.1%) 10人(27.0%) 2人(5.4%) 22人(59.5%)

表を見ると、4回以上の受験者の割合は年齢とともに増え、50代になると半数以上が4回以上受験していることが分かります。特に30代、40代で大きく割合が増えるのは、おそらく「昇進・昇格」の要件としてTOEICスコアが必要となり、何度もチャレンジする人が増えるからではないでしょうか。TOEICスコアを昇進・昇格の要件としている企業は多いですが、役職によって求められるスコアも高くなります。より高いポストを目指して何度も受験する人が多いのでしょう。

また、ここで注目したいのが20代でも4回以上の受験者が約3割いるという結果です。あくまで推測ですが、TOEICのハイスコアは今や就職・転職でも有利になるため、20代のうちから将来を見据えてTOEIC対策をする人が多いということでしょう。

あなたのTOEIC目標スコアは?

続いてはこちらの質問です。現在のTOEICスコアでは600点台が最も多いことが分かりましたが、実際どれくらいのスコアを目標としている人が多いのでしょうか。

結果は以下の通りです。

TOEIC目標スコア

 395点以下 12人(2.4%)
 400~495点 33人(6.6%)
 500~595点 57人(11.4%)
 600~695点 90人(18.0%)
 700~795点 113人(22.6%)
 800~895点 100人(20.0%)
 900~990点 95人(19.0%)

最も多かったのは「700~795点」で約2割の人が目標スコアとしていました。現スコアと目標スコアの結果から、約100~200点アップを目標としている人が多いことが分かります。

TOEICを受験した目的は?

「就職・転職」「昇進・昇格」などのために受験する人は多いと思いますが、その他どんな目的でTOEICを受験するのか聞いてみました。

結果は以下の通りです。

TOEIC目的

 就職・転職 162人(32.4%)
 趣味 127人(25.4%)
 入試・単位認定 105人(21.0%)
昇進・昇格 58人(11.6%)
 その他 48人(9.6%)

最も多かったのは「就職・転職」でしたが、続いて多かったのは「趣味」という回答でした。「映画やドラマを字幕なしで観られるようになりたい」「海外旅行で相手の話す英語を聞き取れるようになりたい」など趣味を楽しむために英語を学ぶ人も多くいますが、TOEICはリスニング・リーディングの力を測るテストなので、TOEIC対策の勉強をすることで趣味にも活かすことができるようです。

また、以下の表は受験目的の目標スコア別分布です。

目的スコア別に見たTOEIC受験目的の比率

  就職・転職 趣味 入試・単位認定 昇進・昇格 その他
395点以下 6人(3.7%) 3人(2.4%) 0人(0.0%) 0人(0.0%) 3人(6.3%)
400~495点 7人(4.3%) 8人(6.3%) 13人(12.4%) 3人(5.2%) 2人(4.2%)
500~595点 10人(6.2%) 17人(13.4%) 18人(17.1%) 10人(17.2%) 2人(4.2%)
600~695点 32人(19.8%) 18人(14.2%) 23人(21.9%) 10人(17.2%) 7人(14.6%)
700~795点 31人(19.1%) 18人(14.2%) 28人(26.7%) 15人(25.9%) 21人(43.8%)
800~895点 36人(22.2%) 33人(26.0%) 18人(17.1%) 10人(17.2%) 3人(6.3%)
900~990点 40人(24.7%) 30人(23.6%) 5人(4.8%) 10人(17.2%) 10人(20.8%)

まず、就職・転職のために受験する人のうち、約8割以上が600点以上のスコアを目標にしていることが分かります。一般社団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が、日本国内の上場企業全3,254社の人事部門に対して行った「上場企業における英語活用実態調査」の報告書によると、

グローバル化に対応するため全社員に求められる期待スコア平均は「600点」

となっています。

出典:一般社団法人国際ビジネスコミュニケーション協会「上場企業における英語活用実態調査」の報告書(2013年)

まさにこうした企業の声に対応した結果と言えるでしょう。

また、就職・転職目的の受験者は、900点以上を目標とする人の割合が他の目的に比べて高いことが分かります。最近では、サムスン(900点以上)、楽天(800点以上)、富士通(海外出張)(860点以上)など、企業の求める平均スコア600点台では足切りされてしまう企業も多いです。そのため、特にハイスコアが必要な企業への就職・転職を考える人は900点以上の高いスコアを狙って勉強しているのではないでしょうか。

今現在のあなたのTOEICスコアは?

続いて、今のTOEICスコアについて質問しました。

結果は以下の通りです。

TOEIC現スコア

 395点以下 38人(7.6%)
 400~495点 70人(14.0%)
 500~595点 85人(17.0%)
 600~695点 123人(24.6%)
 700~795点 87人(17.4%)
 800~895点 70人(14.0%)
 900~990点 27人(5.4%)

「600~695点」が最も多く、「700~795点」、「500~595点」と続く結果になりました。

TOEIC受験のためにスクールに通いましたか?

続いては、TOEIC対策でスクールに通ったか聞いてみました。

結果は以下の通りです。

通った・・・45人(9.0%)

通っていない・・・455人(91.0%)

TOEICスクール

約9割の人がスクールには通わずにTOEIC対策をしているということが分かりました。

以下、スクールに通っている人と通っていない人の現スコアの違いを比較した表です。

スクールに通っている人と通っていない人の現スコアの違い

  スクールに通っている スクールに通っていない
395点以下 0人(0.0%) 38人(8.4%)
400~495点 2人(4.4%) 68人(14.9%)
500~595点 7人(15.6%) 78人(17.1%)
600~695点 13人(28.9%) 110人(24.2%)
700~795点 12人(26.7%) 75人(16.5%)
800~895点 8人(17.8%) 62人(13.6%)
900~990点 3人(6.7%) 24人(5.3%)

700点以上の割合で比較してみたところ、以下のような結果になりました。

スクールに通っている・・・51.1%

スクールに通っていない・・・35.4%

スクールに通っている人の方が通っていない人より700点以上のハイスコアを持っている人が圧倒的に多いことが分かります。

本屋に行けばTOEIC対策本があふれ、最近ではスマホアプリでもTOEIC対策ができることから、わざわざお金をかけてまでスクールに通う人は少ないのかもしれません。

しかし、就職・転職や昇進・昇格などの目的で受験する場合、決められた期間内にTOEICのスコアが必要となる場合が多いと思います。短期間で目標のスコアをクリアするためには、目標スコアに応じた対策をしなければなりません。600点を目指す人と900点を目指す人では、TOEIC対策は全く違うのです。

そこで、最近では短期間でのTOEICスコアアップを目的として、ひとりひとりの現在のレベルと目標スコアにあわせたカリキュラムを作って日々の学習をフォローしてくれる「コーチング型」スクールに通う人も増えています。趣味で気長にスコアアップしたいという人には必要ないと思いますが、「3ケ月でどうしても800点が必要!」という人はスクールに通うのも一つの方法だと思います。

実際、筆者もコーチング型スクールに通い、初心者の状態から3ケ月で200点アップさせることができました。

初めてTOEICを受験した時のスコアは?

筆者は40代ですが、40代にして初めてTOEICを受験しました。全くの初心者でしたので、「そもそもそんな初心者でもTOEICを受けていいの?」というのが受験前の一番大きな心配事でした。

続いては、初めてTOEICを受験した時のスコアについて聞いてみました。筆者のレベルのような人がどれくらい受験しているのか、非常に興味のある項目です。

結果は以下の通りです。

TOEIC初スコア

 395点以下 88人(17.6%)
 400~495点 141人(28.2%)
 500~595点 127人(25.4%)
 600~695点 88人(17.6%)
 700~795点 38人(7.6%)
 800~895点 13人(2.6%)
 900~990点 5人(1.0%)

495点以下が約半数、筆者と同じ395点以下の人も約2割いましたので少しほっとしました。TOEICは英語中級者~上級者向けのテストというイメージがあったのですが、実際にこの結果を見ると初心者でも遠慮なく受けて良いテストなのだなと分かると思います。

ただ、実際に受験すると分かりますが、TOEICの試験はすべて英語で日本語は一切ありません。リスニングテストももちろん英語ですが、初心者にとってはどこまでが説明文で、どこからが問題なのかも分からないのです。

また、初めての試験では問題形式に慣れていないことや時間配分がわからないという理由で、多くの人が全ての問題に回答できずにタイムアップとなります。

初心者にとって初めての試験は打ちのめされる感じになると思いますが、まずは自分の今の実力を知ることがTOEIC対策には必要です。自分の苦手分野を知るためにもまずは気軽に受験してみると良いでしょう。

次のページ:TOEIC受験のための1日の平均勉強時間は?

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守重 美和

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