ネイティブ相手に今日から使える!make senseの意味と使い方

ペラペラ

make senseは、日常生活の中の会話でも良く使われる表現として知られています。今まで、海外ドラマや映画の中のセリフで耳にしたことがあるという方も多いでしょう。

今回の記事では、そんなmake senseの意味や使い方について詳しく解説していきます。記事後半では、使用の際の注意点や語源、類語についても学べる内容です。

この表現をより実践的に活用していきたい!という方はぜひチェックしてみてください。

make senseの意味

今回ご紹介するmake senseには、大きく分けて2つの意味があります。以下から、それぞれの意味について詳しく解説していきます。

話・文などが意味をなす、意味が取れる

最初にご紹介するのは、make senseの「話・文などが意味をなす、意味が取れる」という意味です。

例えば「彼の言うことは意味をなしません」、「これらの文章は意味をなしません」などの形でこの意味を活用することができます。

事が道理にかなう、有意義である

make senseには「事が道理にかなう、有意義である」という意味もあります。

例えば「あなたがここで説明していることはもっともです」、「その本に書いていることは道理にかないます」などの形で活用できます。

make senseの発音・読み方

それではここから、make senseの発音と読み方を確認していきましょう。

make senseの発音記号

méik séns

発音記号にすると、make senseは「méik séns」と表記されます。

make senseの発音・読み方

make senseの発音・読み方は、日本語で「メェイク セェンス」となります。

まず、「mei」の部分は「m」を唇を閉じて息を一瞬止め、鼻を通した音で「ム」と発音します。「ei」は日本語のエと言う時よりも少し下を緊張させるような意識をし、発音の終わりでは口を狭めて「エィ」と出します。これらを繋げて、「メェイ」の音とします。

「k」は舌の後ろの部分を上げ、上顎の奥につけて一瞬息を止めます。そこから勢いよく舌を離して「クッ」と出します。

次に「se」の部分は「s」を舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に近づけ、その隙間から「ス」と息を出しながら発音します。「e」は日本語のエの音を意識しながら唇を左右に少し大きめに開く意識で出します。この2つの音を繋げると「セェ」となります。

「n」は舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、息を一瞬止めて「ン」と鼻から出すような意識で出します。

最後に、「s」を先ほどの要領と同じ形で「ス」と出します。
特にk、n、sの音は日本語にはない音のため、正しい音になるまで何度も発音の練習をすることが必要です

ぜひ上記のポイントを参考に発音の練習を重ねてみてください。

make senseの使い方と例文

ここまで、make senseの大きく分けた2つの意味、そして発音のポイントについてご紹介してきました。

以下から、まずはmake senseの使い方を学ぶ際のポイントのまとめ、そしてこの表現を使った具体的な例文について解説していきます。

make senseの使い方

早速以下から、意味ごとにmake senseの具体的な例文を確認していきます。

新たに学んだ表現は、意味を暗記するだけではなく実際にどんな文章に活用できるか?を整理しておくと、後で活用できるチャンスもぐんと増します。

以下の例文をぜひ参考にしてみてください。

make senseの例文

早速以下から、make senseを使った具体的な例文を汎用度の高いものから解説していきます。

ぜひ今まで自分では使用したことのなかった意味や使い方に着目しながら、ご自身の英語での実際の会話に生かしてみてください。

make senseを使った例文①

What he says doesn’t make sense.

最初にご紹介するのは、make senseの「話・文などが意味をなす、意味が取れる」という意味を活用した例文です。

例文の意味は「彼の言うことは意味をなしません」となります。この例文のように、ある人の発言について「こと」という意味を表す関係代名詞のwhatを使って表現できます。

会話文例
Did you talk to him yet?
(もう彼とは話した?)
Yes I did. What he says doesn’t make sense.
(うん、話したよ。彼の言うことは意味をなしてないんだ。)

make senseを使った例文②

These sentences don’t make sense.

次にご紹介するのは、「これらの文章は意味をなしません」という意味を表す例文です。この例文もmake senseの「話・文などが意味をなす、意味が取れる」の意味を活用しています。

会話文例
I think I need your help, dad. These sentences don’t make sense.
(お父さん、助けてよ。ここの文章は意味がわからないんだ。)
Let me see. Which sentences are you talking about?
(どれどれ。どこの文章のことを言ってるんだい?)

make senseを使った例文③

What you’re explaining here makes sense.

最後にご紹介するのは、make senseのもう一つの意味「事が道理にかなう、有意義である」を活用した例文です。

例文の意味は「あなたがここで説明していることはもっともです」となります。

会話文例
Are you with me so far?
(ここまで大丈夫ですか?)
Yes. What you’re explaining here makes sense.
(はい。あなたがここで説明していることはもっともです。)

make senseを使う際の注意点

make senseを使用する際、「話、文などが意味をなす、理解できる」という意味を表すもう一つの単語、「understand」との使い分けに注意する必要があります。
以下から、この点について詳しく解説していきます。

分かりますか?はDoes it make sense? で表現しよう

特に疑問文の形で相手に「(私の言っていることなどが) 分かりますか?」と言いたい場合は、「Does it make sense?」が一番自然です。

意識していないと出てきてしまうのが、「Do you understand?」ですが、実はこの表現は大人に向かって使用すると「理解できてるの?」と相手を子供扱いしたような意味に聴こえてしまいます。

私達日本人の間では、今回ご紹介するmake senseよりも、このunderstandという単語の方が馴染み深いはずです。そのため、気付かないうちにこの単語を使って相手の理解度を確認して失礼なニュアンスになってしまうことが多々あります。

大人同士の会話の場合、アメリカでもネイティブが相手にどのくらい自分の言っていることが伝わったかを確認するのには「Does it make sense?」が使われます。
ぜひ上記の点に注意して両者の表現を使い分けるようにしてください。

make senseの語源

英単語の語源を知ることは、その単語の歴史を辿ることになるため深い理解にも繋がります。以下から、make senseの語源について学んでいきましょう。

make senseの語源は古英語「macian 」と古フランス語「sens」

make senseの語源はmakeの語源、古英語「macian」とsenseの語源、古フランス語「sens」です。

まずmakeの語源「macian」には、「~に存在を与える、~に形や特徴を与える、存在させる、~を組み立てる、生む、準備する」などの意味がありました。

一方、senseの語源「sens」には「五感のうちの一つ、意味、機知、理解」という意味があったとされます。

どちらの言葉も語源と現代の単語の形、そして意味の両方が非常に似ている点がとても興味深いですね。

make senseと意味が似ている単語

以上まで、make senseの意味や使い方、使用の際の注意点や類語についてご紹介してきました。最後に、make senseと意味が似ている単語・表現をいくつかご紹介します。

語彙力UPのためにも、新たに覚えた単語や表現の類語も一緒に暗記するというのはとても効果的です。

ぜひ以下の内容もチェックしてみてください。

become clear

最初にご紹介するのは、「明らかとなる、明確になる」の意味を表す「become clear」です。make senseの「話・文などが意味をなす、意味が取れる」の意味と似た意味で使用できます。

become clearを使った会話文例

What happened to his sister?
(彼の妹に何が起きたの?)
That will become clear in the next chapter.
(それは次の章で明らかになるよ。)

accord

次にご紹介するのは、動詞で「二つのことが一致する、調和する」の意味を表す「accord」です。この単語は、make senseの「事が道理にかなう、有意義である」の意味と同じ意味で使用できます。

accordを使った会話文例

Her words and actions don’t accord.
(彼女は言行が一致しません。)
I know what you mean.
(本当にそうですよね。)

be consistent

最後にご紹介するのは、「一貫性がある」の意味を表す「be consistent」です。この表現も、make senseの「事が道理にかなう、有意義である」とほぼ同じ意味で活用できます。

be consistentを使った会話文例

Orders from teachers should be consistent.
(教師からの命令は一貫性があるべきです。)
I agree.
(私もそう思います。)

まとめ

make senseは相手の理解度について表現・確認したり、相手や物事の状況や様子について描写するのに便利な表現です。特に理解度に関する意味での使用はネイティブの会話の中でも良く使用されます。

あなたも当記事内容を参考に、ぜひこの表現を活用してみてください。

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リー 木嶋 実有紀

「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。

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