addictionは、類義語や派生語が多くある単語です。
そのため、さまざまな言い方があることを覚えておくとよいでしょう。
このページでは意味や発音、具体的な使い方を解説するほか、後半では、使用の際の注意点や語源、類語についても学べる構成です。
「すでに知っている英語表現も、今一度基礎から学び直して活用していきたい」そんな方はぜひ参考にしてみてください。
addictionの意味
今回ご紹介するaddictionの意味は大きく2つです。下記から意味について詳しく解説していきます。
依存症・中毒
体に害を及ぼす病気、症状を表します。
例えば、
- alcohol addiction=addiction to alcohol アルコール中毒 (依存症)
- drug addiction=addiction to drugs 薬物中毒 (依存症)
- cigarette addiction/nicotine addiction=addiction to cigarette smoking 煙草中毒(依存症)
などです。
ちなみに、上記のような中毒、依存症の表し方は、下記の2パターンです。
覚えておくと良いでしょう。
- (中毒の原因となる名詞)+addiction
- addiction to (中毒の原因となる名詞)
熱中・やみつき(なこと)
病気の症状ではないけれども、夢中になってやめられない。病みつきな状態を表します。
例えば、
- gambling addiction=addiction to gambling ギャンブル中毒 (依存症)
- game addiction=addiction to game ゲーム中毒 (依存症)
- phone addiction=addiction to phone スマホ中毒(依存症)
などです。
addictionの発音・読み方
それではここから、addictionの発音と読み方を確認していきましょう。
addictionの発音記号
発音記号にすると、addictionは「ədíkʃən」と表記されます。
addictionの発音・読み方
addictionの発音・読み方は、日本語で「アディィクシャン(ヌ)」となります。
<addiction(ədíkʃən)>
- 「ə」は、口をあまり開けずに、弱く「ア」と言います。
- 「d」は、舌の先を前歯のすぐ裏につけます。息を止めたあと、急に息で「ドゥ」と破裂させるように発音します。
- 「i」は、日本語の「エ」と「イ」の中間の音になります。「エ」と「イ」を同時に言う感じで「イ」と発音します。
- 「k」は、舌の後ろ部分を上げて上あごの奥につけて息を止めます。急に舌を離して「クッ」と息を破裂させるようにいいます。
- 「ʃ」は、唇を丸く突き出して、舌の先を上の歯茎に近づけて「シュ」と息だけで音を出すようにします。
- 「ə」は、口をあまり開けずに、弱く「ア」と言います。
- 「n」は、舌の先を前歯のすぐ裏につけ、息が口から出るのを止めてから軽く「ヌ」を言う感じで「ン」を鼻から発音します。
ここまで続けて「アディィクシャン(ヌ)」となります。
上記ポイントを押さえ、何度も発音練習を重ねてブラッシュアップしていきましょう。
addictionの使い方と例文
ここまで、addictionの基本的な意味と発音のポイントについて解説してきました。
下記から、まずはこの英語表現の使い方のまとめと具体的な例文をいくつかご紹介していきます。
addictionの使い方
addictionの意味は、「中毒・依存症」「熱中・やみつき(になること)」の2つです。
具体的な使い方は、例文を参考にしてください。
addictionの例文
それでは早速以下から、addictionを使った例文を含む会話文例をいくつかご紹介していきます。
新たに学んだ英単語や表現は、そのまま形と意味だけを暗記するのではなく、具体的な例文や会話文例の形に落とし込んで暗記した方が後で活用しやすくなります。
ぜひ会話の流れに注視しながら、以下の例文を参考にしてみてください。
addictionを使った例文①
最初にご紹介するのは、ドラッグ中毒を表す例文です。
会話文例
(なぜ泣いているの?)
(私の息子は薬物依存症で苦しんでいます。)
addictionを使った例文②
次に紹介するのは、アルコール中毒を表す例文です。
会話文例
(彼女に何かあったんですか?)
(彼女はトムがアルコール中毒だということを聞きました。)
addictionを使った例文③
次に紹介するのは、ギャンブル依存症を表す例文です。
会話文例
(あのカップルはなぜ仲が悪いの?)
(彼のギャンブル依存症が結婚生活に亀裂を起こしました。)
addictionを使う際の注意点
addictionには、動詞、名詞、形容詞の派生語があります。
それぞれの形を見てみましょう。
addictionの派生語
動詞の場合は、「be addicted to~」の形で、「~中毒である」「~の依存症である」と、気軽な表現として「~に病みつきである」「~に夢中である」という意味で使われます。
toの後に「中毒になる原因」(名詞)または(動名詞)をつけます。
例文は以下の通りです。
- He used to be addicted to drugs.
(彼はかつて薬物中毒でした。) - You’re addicted to her.
(彼女に夢中なのね。)
名詞はaddictとなり「中毒者」「常用者」「熱狂的な愛好者」という意味になります。
例文は下記のとおりです。
- My son is a work addict.
(私の息子は仕事中毒です。)
形容詞は、「addictive」となりタバコやアルコールなど「習慣性が強い」「そのものに中毒性がある」という意味になります。
- This game is highly addictive.
(このゲームは高い中毒性があります。)
addictionの語源
語源を学ぶと、新たに学んだ英単語や英語表現への更なる理解が深まります。
以下から、addictionの語源を一緒に確認していきましょう。
addictionの語源は「addiction」
英単語addictionの語源は、1600年頃、「傾向、性癖、好み」として登場。1640年代には「(自己)中毒状態」として、習慣や追及などへの依存を意味するようになり、ラテン語のaddictionem(主格はaddictio)「授与、引き渡し」という行為の名詞から来ています。
addictionと意味が似ている単語
ここまで、addictionの意味や使い方を中心に具体的な例文・会話文例も交えながら、発音・使用の際の注意点、語源と幅広い視点からこの表現について解説してきました。
最後に、この表現と意味が似ている類語・類似表現をいくつかご紹介します。
ここで紹介する表現も含めて活用し、英語での表現力の幅をグンと拡げてみてください。
poisoning
最初にご紹介するのは、「As an example」です。
意味はほとんど同じで「一例として」「例を挙げると」といった意味になります。
poisoningを使った会話文例
(この工場ではどのようなトラブルが起こったのですか?)
(工場労働者は、有毒ガスを吸って中毒になってしまいました。)
absorbed
absorbedの意味は、「吸収された」「夢中」「はまった」「すっかり心が奪われた」という意味になります。
absorbedを使った会話文例
(彼は何をしているの?)
(彼は今その本に夢中になっています。)
hooked on~
hooked on~は、何かに対して強い興味、夢中になっているという意味になります。
hooked on~を使った会話文例
(子どもたちはどこへ行ったの?.)
(子どもたちはビデオゲームに夢中です。)
まとめ
今回ご紹介した英語表現addictionは、派生語や似たような意味の言い換えが数多くあります。
まずは今回ご紹介した使い方から学んでから、ほかの言い方も学んでいくと良いでしょう。
笠原大輔
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