英語で「確信」を表す表現は、sureとcertainの2つの単語があります。どちらもほとんど同じ意味の単語ですが、この2つを場面に応じて使いこなせていない人が多く見られます。
例えば、「彼女はきっと帰ってきますよ」を英語に変換する場合、以下2つのどちらが正しいかわかりますか?
- I’m sure she will be home soon.
- I’m certain she will be home soon.
正解は1の「I’m sure she will be home soon.」です。
sureは主観的な判断による”確信”を表すので、この場合「帰ってきますよ」というのは話し手の主体的なものの見方で確信を述べているので、sureを使うのが適切です。
certainは客観的な根拠や事実に基づく”確信”を表すので、ここで使うと英語表現が成り立たなくなってしまいます。
このように同じ「確信」という意味の単語でも、きちんと理解して正しく使い分けなければ、自分の言いたいことが伝わりにくくなってしまいます。
今回は、そんな日本人にとって紛らわしいsureとcertainの違いを説明するとともに、正しい使い方についてもレッスンしていきましょう。
また、sureとcertain以外にも「確信」という単語に似ている表現についてもお話ししていきます。
sureとcertainの違い
sureとcertainの大きな違いは、「確信」の度合いです。
sureは主観的な判断に基づいた「確信」を表します。
例えば、確かな証拠や根拠がなくても、自分で「確信している!」ものをすべて表す際はsureを使います。
一方certainは、客観的な判断に基づいた「確信」を表します。
例えば、確かな証拠や根拠があって、誰が見ても「確実性」のあるものを表す際はcertainを使います。
sureの使い方
sureの使い方について、例文を使って紹介します。
「それは確実です」
「私は確信しています」
「それが正しいかどうかわかりません」
certainの使い方
certainの使い方について、例文を使って説明します。
「彼女は確実に成功します」
「彼女は特定の言葉だけを認識します」
「私は確かな手ごたえを感じました」
理解度チェックテスト
それではここで、sureとcertainを正しく使い分けることが出来るか、いくつかテストしましょう。
英文の(カッコ)の中には、sureかcertainが入ります。正しいと思うものを入れてみてください。
答えは記事の最後にあります。
- Saying that is ( )to cause conflict.
それを言うことで、必ず揉め事が起きます。 - She’s ( )that she will succeed.
彼女は、自分が成功すると確信している。 - The woman there is her sister,I’m ( ).
あそこに立っている女性が彼女の姉に間違いないです。 - Death is ( )and inevitable.
死は確実に避けられません。 - I’m ( )people in your country know geography better than Americans.
きっと、あなたの国の人たちの方がアメリカ人よりも地理に詳しいと思います。
「確信」を表すその他の英単語
「確信」を表す英単語は、sureとcertain以外にもあります。その単語がどのように使用されるのか、例文を使って紹介します。
confident
confidentは、(期待通りの結果になる)確信・自信などと言った意味です。
以下のように使われます。
certainty
certaintyは、確実なもの・紛れもない事実・確かな見込みなど・必然的な事物などと言った意味です。
convinced
convincedは、(人が・証拠・主張に納得して)強く確信した・信念のあるなどと言った意味です。
以下のように使われます。
positive
positiveは、(~が、~について)ゆるぎない確信・疑いのない・明確な・自信のあるなどと言った意味です。
以下のように使われます。
まとめ
今回は、sureとcertainの違いやそれ以外の「確信」という意味に似ている単語についてもご紹介してきました。
おさらいしますと、
- sure=主観的な判断に基づいた「確信」
- certain=、客観的な判断に基づいた「確信」
を表します。
英語学習の中で、特に英単語を日本語で訳されている意味だけで覚えがちですが、イメージとして覚えることでも忘れにくくなります。
そしてなによりも実践で使える英語として身につけることができるので、前項の例文などを使って、練習してみてください。
テストの答え
- certain”
それを言うことで~になる”は確実性のあるものなのでcertainを使います。 - sure
彼女が”自分は成功する”と主観的な判断なのでsureを使います。 - sure
”間違いない”と言っているのは話し手であり、主観的なものの見方なのでsureを使います。 - certain
”死”は誰にでもやってくる事であり、確実性のあるものなのでcertainを使います。 - sure
話し手の主観的なものの見方なのでsureを使います。

ティナ
フィリピン人の父と日本人の母を持つハーフです。10歳までフィリピンで過ごし、英語と日本語のバイリンガルです。英語学習に役立つ記事をお届けします。

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