addictedは、日常生活レベルの会話の中にも時々登場する便利な単語です。今までこの単語をどこかで耳にしたことがある、実際に使ったことがあるという方も多いでしょう。
今回の記事では、そんなaddictedの意味や使い方について詳しくご紹介していきます。記事後半では、使用の際の注意点や語源、類語についても学べる内容です。
今まで何となくの理解はあったけど、実際に使うとなるとどんな風に使っていいか迷ってしまうという方は、ぜひ内容をチェックしてみてください。
addictedの意味
addictedには、形容詞として大きく分けて2つの意味があります。以下から、それぞれの意味について詳しく解説していきます。
薬物などの中毒になって
addictedの形容詞としての1つ目の意味は、「薬物などの中毒になって」です。薬物などの他にもお酒やたばこなどへの中毒状態を表す単語として良く使われます。
例えば、「彼は薬物中毒に陥っています」、「彼の母親は酒におぼれています」などの表現にこの意味を活用することができます。
非常に楽しい娯楽などに病みつきの、熱狂的な、首ったけの、はまって
次にご紹介するのは、addictedの形容詞としての意味「非常に楽しい娯楽などに病みつきの、熱狂的な、首ったけの、はまって」です。この意味は、主に人や何かがある行為や対象物に熱中している様子を表します。
例えば、「私の息子はゲームにはまっています」、「彼女は彼に夢中です」などの文を作ることが可能です。
addictedの発音・読み方
それではここから、addictedの発音と読み方を確認していきましょう。
addictedの発音記号
発音記号にすると、addictedは「ədíktid」と表記されます。
addictedの発音・読み方
addictedの発音・読み方は、日本語で「アディィクティィドゥ」となります。
まず最初の「ə」は口をあまり大きく開けない状態で弱く曖昧に「ア」と発音します。次に「di」の音は「d」を舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、息を一瞬止めてから勢い良く「ドゥ」と出します。「i」は日本語のエとイの中間の音を意識して「イ」とし、これら2つを合わせると「ディィ」の音になります。
「k」は舌の後ろの部分を上げ、それを上顎の奥に付けて一瞬息を止めます。そこから急に舌を離して破裂させるようにして「クッ」と出します。
次に「ti」はまず「t」の部分を舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、息を一瞬止めてから勢い良く「トゥ」と出します。「i」は先程と同じ要領で「イ」と出し、これらを合わせて「ティィ」の音にします。
最後に「d」も先程と同じ要領で「ドゥ」と出します。
特にdやk、tの音は英語独特の音で日本人にとっては出しにくい音です。ぜひ上記のポイントを活かしながら何度も発音練習を重ねてみてください。
addictedの使い方と例文
ここまで、addictedの形容詞としての大きく分けた2つの意味と発音のポイントについて解説してきました。
以下から、まずはこの単語を使う際のポイントのまとめと具体的な例文をいくつかご紹介していきます。
addictedの使い方
addictedは日本語に訳すと「中毒になって、病みつきの、熱狂的な、首ったけの、はまって」など色んな言葉で表現できます。
このため、まずは文章の中で「何にaddictedな状態なのか」を確認し、その内容に合わせて適当な意味を考えていくという使い方をすると便利です。
addictedの後にくる内容を自分でしっかり捉えて意味を取るようにしましょう。
addictedの例文
早速以下から、addictedの具体的な例文をいくつかご紹介していきます。
単語を単独で覚えようと努力するより、例文の形で覚える方が実際に使用する際のイメージも沸きやすいのでおすすめです。
自分だったら、この例文をどんな場面でどんな風に応用して使うだろう?という視点を持って以下の内容を読み進めてみてください。
addictedを使った例文①
最初にご紹介するのは、addicted「薬物などの中毒になって」の意味を活用した例文です。例文の意味は「彼は薬物中毒に陥っています」となります。
addicted以下の対象が薬物なので、誰かの中毒状態を表す意味で捉えると良いでしょう。
会話文例
(彼は薬物中毒なんだ。)
(まじで?知らなかったよ。)
addictedを使った例文②
次にご紹介する例文も、addictedの「薬物などの中毒になって」の意味を活用したものです。意味は、「彼の母親は酒におぼれています」となります。
この例文でも先と同様、addicted以下がお酒、アルコールなので誰かの中毒状態を表す意味で取ると良いでしょう。
会話文例
(彼の母親は働いているの?)
(そうは思いません。彼の母親は酒におぼれています)
addictedを使った例文③
次にご紹介するのは、addictedの「非常に楽しい娯楽などに病みつきの、熱狂的な、首ったけの、はまって」を活用した例文です。意味は「私の息子はゲームにはまっています」となります。
この例文ではaddicted以下の対象がゲームなので、日本語では「はまっています」とすると自然になります
会話文例
(私の息子はゲームにはまっててね。)
(うちのもよ。ほとんど毎日ゲームしてるわ。)
addictedを使った例文④
addictedの「非常に楽しい娯楽などに病みつきの、熱狂的な、首ったけの、はまって」の意味を活用すると、「彼女は彼に夢中です」という意味の例文も作れます。
この例文ではaddicted以下の対象が人なので、「夢中、首ったけの」などの意味で取るのが適当です。
会話文例
(ねぇ、あなたはどう思う?)
(彼女は彼に夢中だと思うわ。)
addictedを使う際の注意点
ここまで解説してきた通り、addictedは「薬物などの中毒になって」という意味で使うことができますが、英語には他にも「~中毒、~中毒の人」という意味を表す表現がいくつかあります。
以下から、この点について解説していきます。
~holicを使うと「~中毒の人」という意味になる
addicted以外の表現として名詞にholic (もしくはaholic)を付けると「~中毒の人」という意味を表せます。日本語でもよく「仕事中毒な人」という意味でワーカホリックという言葉を使いますが、この言葉は英語の「workaholic」からきています。
他にも、「買い物中毒な人」という意味で「shopaholic」、「チョコレート中毒な人」という意味で「chocoholic」などの表現があります。
基本的にはaddictedを使った際と意味は同じですが、名詞にholic (もしくはaholic)の形を使った方がよりカジュアルで口語的な響きになります。
もっとカジュアルな雰囲気でこの話題について話したいという場合は、名詞にholic (もしくはaholic)の形を活用してみても良いでしょう。
addictedの語源
英単語の語源を知ることは、その単語への更なる理解を深めます。以下から、addictedの語源について一緒に学んでいきましょう。
addictedの語源はラテン語「addicere」
addictedの語源は、古代ラテン語「addicere」とされています。この語源には「届ける、贈る、捧げる」という意味がありました。
16世紀頃に形容詞として「addicted」が頻繁に使われるようになり、「届けられた、送られた」という意味を表しました。
addictedの語源addicereは単語の綴りこそ似ているものの、現代のaddictedの意味とは少し開きを感じるという点がとてもおもしろいですね。
addictedと意味が似ている単語
ここまで、addictedの大きく2つに分かれた意味と使い方、発音・使用の際の注意点、具体的な例文と類語についてご紹介してきました。
最後に、addictedと意味が似ている単語についていくつか解説していきます。語彙力UPを目指す上でも、新たに学んだ単語の類語も一緒に覚えていくというのはとても有効です。
ぜひ以下の類語についてもチェックしてみてください。。
hooked
最初にご紹介するのは、俗語で形容詞として「麻薬に病みつきになって、ふけって、~に夢中になって」などの意味を表す「hooked」です。
俗語なので友人との会話などかなり砕けた会話の中でしか使用することができませんが、addictedを使った際とほぼ同じ意味で使えるため便利です。
hookedを使った会話文例
(最近彼は何をやっているの?))
(ジャズに夢中になってるよ。)
obsessed
次にご紹介するのは、形容詞で「取りつかれた、夢中になっている、はまる」などの意味を表す「obsessed」です。
この表現はaddictedよりもよりカジュアルな響きがあり、日常会話レベルの会話でも気軽に使えます。
obsessedを使った会話文例
(その歌手にはまっちゃったの。)
(私もよ。彼って本当に歌が上手いわよね。)
absorbed
最後にご紹介するのは、形容詞で「夢中になった、没頭した、人が夢中になって、没頭して」などの意味を表す「absorbed」です。
addictedや他の類語に比べると汎用性はそんなにありませんが、たまに耳にしたり目にしたりする単語と言えます。
absorbed を使った会話文例
(君が彼女の家に行った時彼女は何をしていたの?)
(彼女は物思いにふけっていたよ。)
まとめ
addictedは日常生活レベルの会話の中でも時々登場する、知っておくと便利な単語です。ニュアンスは異なるものの、他類似表現や類語も知っておくと様々なシチュエーションに合わせて使い分けられるのでおすすめです。
当記事内容を参考にして、ぜひaddictedを使いこなしてみてくださいね。
リー 木嶋 実有紀
「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。
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