my pleasureは、お礼を言われたときに返す言葉として使われるフレーズ。この言葉は日常会話の中でもぜひ覚えておきたい言葉です。
そこで、今回の記事では英語表現my pleasureの意味と使い方を中心に詳しく解説していきます。記事後半では、使用の際の注意点や語源、類語についても学べる構成です。
「すでに知っている英語表現も、今一度基礎から学び直して活用していきたい」そんな方はぜひ参考にしてみてください。
my pleasureの意味
今回ご紹介するmy pleasureの意味は1つです。下記から意味について詳しく解説していきます。
どういたしまして
my pleasureの持つ意味は、「どういたしまして」となります。
「どういたしまして」と聞くと大抵「You are welcome.」を思い浮かべるかと思います。
my pleasureを使うときは、「あなたのお役に立ってうれしいです。」といったニュアンスを伝えたいときに使うと良いでしょう。
例えば、目上の人に「今日は来てくれてありがとう」と言われたとき「You are welcome」(どういたしまして)では少し失礼な印象になってしまいます。
そこで、「It’s my pleasure.」(こちらこそありがとうございます。)と使えば問題ありません。
ほかにも、お店の従業員がお客からお礼を言われたときの返事としても使えます。
このようにmy pleasureは、you are welcomeよりもビジネスやフォーマル、相手に「お役に立ってうれしいです。」というときに使うと良いでしょう。
my pleasureの発音・読み方
それではここから、my pleasureの発音と読み方を確認していきましょう。
my pleasureの発音記号
発音記号にすると、my pleasureは「mái pléʒər」と表記されます。
my pleasureの発音・読み方
my pleasureの発音・読み方は、日本語で「マァィ プレェジャ(ル)」となります。
<my(mái)>
- 「n」は、舌の先を前歯の裏に付け、息が口から出るのを止めるようにして「ヌ」という音を鼻から出すようにします。
- 「ái」は、二重母音で「a」から「i」へと滑らかに発音することで一つの音として出すようにします。発音の初めは口を広げて、終わりは口を狭めて「アィ」と出します。
ここまで続けて「マァィ」となります。
<pleasure(pléʒər)>
- 「p」は、唇を閉じて息を止めます。そこから「プッ」と破裂させるように発音します。
- 「l」は、舌先を前歯のすぐ裏に付けます。その状態から「ウ」と「ル」を同時に出すようにします。
- 「e」は、日本語の「エ」とほぼ変わりません。
- 「ʒ」は、唇を丸く突き出して舌先を上の歯茎に近づけて「ジュ」と発音します。
- 「ə」は、あまり口を開けずに弱く「ア」と発音します。
- 「r」は、舌先を内側に巻いて「ア」と「ル」の間のような音を出します。
ここまで続けて「プレェジャ(ル)」となります。
上記ポイントを押さえ、何度も発音練習を重ねてブラッシュアップしていきましょう。
my pleasureの使い方と例文
ここまで、my pleasureの基本的な意味と発音のポイントについて解説してきました。下記から、まずはこの英語表現の使い方のまとめと具体的な例文をいくつかご紹介していきます。
my pleasureの使い方
my pleasureの意味は、「どういたしまして」となります。
相手のお礼に対しての返答ですが、フォーマルやビジネス、または「あなたの役に立ってうれしい」という気持ちを伝えるときに使います。
うまく使いこなしてネイティブな英会話に近づきましょう。
my pleasureの例文
それでは早速以下から、my pleasureを使った例文を含む会話文例をいくつかご紹介していきます。
新たに学んだ英単語や表現は、そのまま形と意味だけを暗記するのではなく、具体的な例文や会話文例の形に落とし込んで暗記した方が後で活用しやすくなります。
ぜひ会話の流れに注視しながら、以下の例文を参考にしてみてください。
my pleasureを使った例文①
最初にご紹介するのは、丁寧に「どういたしまして」と返答する場合です。目上の方やお世話になっている方のお手伝いをしたときなどに使うと良いでしょう。
会話文例
(私のバッグを運んでくれてありがとう)
(どういたしまして。)
my pleasureを使った例文②
my pleasureは略語で、実際には「It’s my pleasure.」「It was my pleasure.」の一文が正しい形です。
そのため、より丁寧に表現したい場合は略さずに表現すると良いでしょう。
会話文例
(今日は私たちを招いてくれてありがとう。)
(こちらこそ、どういたしまして)
my pleasureを使う際の注意点
my pleasureはフォーマルやビジネスなどの場面に適した丁寧な返答ですが、「You are welcome」にも丁寧に伝える表現方法があります。
my pleasureを使うと丁寧過ぎてしまう、相手に少し距離を感じさせてしまうようなときには「You are welcome.」を使ってみるのも良いでしょう。
You are welcomeの丁寧な表現方法
You are welcomeを丁寧に表現するときは、「very」「more than」「most」を付け加えます。
- You’re very welcome.
- You’re more than welcome.
- You’re most welcome.
「very」「more than」「most」を付け加えると、welcomeが協調されるので日本語にすると「とんでもございません」という意味になります。
これなら目上の方に使っても問題ありません。
基本的にYou are welcomeは、「どういたしまして」という意味では万能な表現方法なので、丁寧な表現にすればフォーマルやビジネスでも通用します。
「どういたしまして」を強調、また同時にこちらからの感謝も伝えたい時には「my pleasure.」、それ以外は「You are welcome(+veryなど)」と使い分けると良いでしょう。
my pleasureの語源
語源を学ぶと、新たに学んだ英単語や英語表現への更なる理解が深まります。以下から、my pleasureを構成する2つの単語の語源を一緒に確認していきましょう。
my pleasureの語源は「mi」「pleasire」
英単語myのそれぞれの語源は「mi」「pleasire」とされています。
まず「my」の語源は、紀元1200年頃に使われていた「mi」。子音で始まる単語の前に使用されたmineの短縮形です。
「pleasure」の語源は、14世紀後半から使用された「pleasire」。「楽しみの源、気持ちよい特質や物事、感覚や心を満足させること」を表しています。古フランス語の「plesir」や「plaisir」という「楽しさ、喜び、欲望、意志」からも来ているとされています。
my pleasureと意味が似ている単語
ここまで、my pleasureの意味や使い方を中心に具体的な例文・会話文例も交えながら、発音・使用の際の注意点、語源と幅広い視点からこの表現について解説してきました。
最後に、この表現と意味が似ている類語・類似表現をいくつかご紹介します。
ここで紹介する表現も含めて活用し、英語での表現力の幅をグンと拡げてみてください。
I’m glad I could help
最初にご紹介するのは、「I’m glad I could help.」です。
「I’m happy to help.」は、ビジネスの場面でもよく使われる表現ですが、「could」を使うことで「もしお役に立てたのなら」と仮定の形になり低姿勢な印象を与えます。
I’m glad I could help を使った会話文例
(手伝ってくれてありがとう。)
(お役に立てたのなら光栄です。)
Not at all
not at allは、「全く構いません」「全く気にしないでください」「感謝には及びません」というときに使います。
イギリスでもよく使われる表現で、ビジネスでもカジュアルでも使える便利な表現です。
相手に対して当たり前のことをして、「my pleasure.」では少し丁寧過ぎる返答になるときに使うと良いでしょう。
not at allを使った会話文例
(手伝ってくれてありがとう。)
(全然気にしないで!)
Anytime
最後にご紹介するのは、Anytime。「いつでもどうぞ」という意味です。
my pleasureとは違い、カジュアルな時に使うと良いでしょう。
また、「Anytime.I’m happy to help you.」とすると、「いつでも喜んでお手伝いしますよ」と丁寧な言い方でも使えます。
Anytimeを使った会話文例
(手伝ってくれて本当にありがとう!)
(全然気にしないで!)
まとめ
今回ご紹介した英語表現my pleasureは、相手のお礼に対して丁寧に答える表現です。
相手からのお礼の返答と同時に自分も感謝の気持ちを表したいとき、ビジネスやフォーマルで使えます。
ぜひあなたも今回の内容を参考に、色んな場面で活用してみてくださいね。
笠原大輔
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