ネイティブ相手に今日から使える!as soon asの意味と使い方

ペラペラ

as soon asは、日常会話の中にも度々登場する英語表現です。今までどこかで耳にしたことがある、実際に自分でも使ったことがあるという方がほとんどでしょう。

今回の記事では、そんなas soon asの意味や使い方、具体的な例文について詳しくご紹介していきます。記事後半では、使用の際の注意点や語源・類語についても学べる内容です。

今まで何となくの感覚で使ってきた英語表現をしっかり理解して、より精度高く活用していきたいという方はぜひチェックしてみてください。

as soon asの意味

as soon asには、基本的には一つの意味しか存在しません。まずは、以下からその意味について確認していきましょう。

~するとすぐに、~するや否や

as soon asには「~するとすぐに、~するや否や」という意味があります。

通常、接続詞的に使用し、直後に形容詞や主語+動詞の形の文章を置きます。この部分は自分が表現したい意味によって様々な形を取ります。

例えば、「できるだけ早くメールをください」、「何かあったら直ちにお知らせします」、「彼女は私を見るなり、話しを始めました」などの表現が可能です。

as soon asの発音・読み方

それではここから、as soon asの発音と読み方を確認していきましょう。

as soon asの発音記号

əz sú:n əz

発音記号にすると、as soon asはəz sú:n əzと表記されます。

as soon asの発音・読み方

as soon asの発音・読み方は、日本語で「アズ スゥーン アズ」となります。

「əz」は、まず「ə」を口を大きく開かず弱く曖昧に「ア」と発音し、「z」は舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、その隙間から「ズ」と出します。これらを合わせると「アズ」の発音となります。

「sú:n」の部分は、まず「s」を舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、その隙間から「ス」と出します。「uː」は唇を丸めて前に突き出し、長めの音を意識して「ウー」とします。これらを合わせると「ス―」となります。

最後に「n」は、舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、息を一瞬止めてから鼻から音を出すような意識で「ン」とします。

as soon asの発音は比較的シンプルではありますが、特にsやnの音は英語特有の音であるため発音には注意が必要です。ぜひ何度も練習を重ねてみてください。

as soon asの使い方と例文

ここまで、as soon asの意味と発音の際のポイントについて解説してきました。

以下から、まずはas soon asの使い方を学ぶ際のポイントのまとめと実際の例文について学んでいきます。より実践的にこの表現を活用していきたいという方はチェックしてみましょう。

as soon asの使い方

冒頭でもお伝えした通り、as soon asはこの表現単独で使用するのではなく、その直後に自分が表現したい意味に合わせた単語や文章を配置する必要があります。

このため、その部分にもしっかり気を配って適切な表現を配置できるようにするという意識で使うと使いやすさも増します。まずは自分が表現したいことを頭の中で整理してから文の構成を考える意識を持ちましょう。

as soon asの例文

早速以下から、as soon asを実際に使用した具体的な例文を複数ご紹介していきます。特にこの表現は、as soon as以下の単語や文の形が文全体の意味を決めます。

このため、この表現の形や意味を単独で覚えるのではなく、実際の例文という文の形で理解し覚えた方が効率的です。自分ならどんな場面でどんな風に活用するかな?という視点を持って読み進めてみてください。

as soon asを使った例文①

Please email me as soon as possible. 

最初にご紹介するのは、「できるだけ早くメールをください」という意味を表す例文です。as soon as possibleといういわば定番の言い回しを活用したものとなります。

スピードを求められるビジネスの現場で特に良く用いられる表現です。as soon as possibleの前の表現を「Please give me a call」など様々な形に応用することもできます。

会話文例
Please email me as soon as possible.
(できるだけ早くメールをください。)
Okay. I will. Just give me a second.
(分かりました。そうします。少々お待ちください。)

as soon asを使った例文②

I’ll let you know as soon as anything happens.  

次にご紹介するのは、「何かあったら直ちにお知らせします」という意味の例文です。この例文の場合、as soon asの後に主語+動詞の形で文章を配置しています。

会話文例
I’ll let you know as soon as anything happens.
(何かあったら直ちにお知らせします。)
Thank you, please do.
(ありがとう、よろしくお願いしますね。)

as soon asを使った例文③

As soon as she looked at me, she started to talk. 

as soon asを使って、例文のように「彼女は私を見るなり、話しを始めました」と表現することも可能です。

この例のようにas soon asから始まる文章を初めに持ってくる場合は、コンマが必要となります

会話文例
As soon as she looked at me, she started to talk.
(彼女は私を見るなり、話し始めたんだよ。)
Oh, she did? What did she talk about?
(へぇ、そうなの?何について話していたの?)

as soon asを使った例文④

I can start this project as soon as a decision is made.  

次にご紹介するのは、「決定次第、私はこのプロジェクトを始めることができます」という意味を表す例文です。

このas soon as a decision is madeという表現も特にビジネス英語として使用されます。

会話文例
How’s your project going? Going well?
(君のプロジェクトの方はどうだね?上手くいっているかい?)
Actually, I haven’t started it yet. I can start this project as soon as a decision is made.
(実は、まだ初めていないんです。決定次第、このプロジェクトを始めることができます。)

as soon asを使った例文⑤

As soon as conditions permit, we’ll launch our new product.  

最後にご紹介するのは、「条件が許せばすぐに、私たちは自社の新商品を発表します」という意味を表す例文です。

例文内as soon as conditions permitという表現も「条件が許せば、揃えば」という意味でよく使われます。この例文も先の例と同じく、as soon asを伴う表現が前半に来ているためコンマを使用しています。

会話文例
As soon as conditions permit, we’ll launch our new product.
(条件が許せばすぐに、弊社は自社の新商品を発表します。)
Sounds good! I look forward to it.
(いいですね!楽しみにしていますよ。)

as soon asを使う際の注意点

ここまで、as soon asを使った複数の例文をご紹介してきましたが、各例文の意味を見ると分かる通り、この表現の基本の意味は「~するとすぐに、~するや否や」ですが、文脈によっては日本語が変わってくるため注意が必要です。

以下から、この点について詳しく解説していきます。

as soon asは文脈によっては「~次第、~するなり、~したら」などの日本語になる

as soon asは、ここまで見てきた例文の日本語訳を見れば分かる通り、文脈によっては「~次第、~するなり、~したら」と訳します。

もちろん、直訳的な日本語で表現すれば全て「~するとすぐに、~するや否や」と訳すこともできますが、この表現では私達が普段使っている日本語表現と離れているのでしっくりきません。

このように、as soon asのような表現はその文脈ごとに自然な言い回しや意味を探っていくことが必要となります。自然な日本語から自然な英語、またはその逆を目指すように意識していきましょう。

as soon asの語源

英語の語源を知ることは、その表現への深い理解に繋がることになるため有効です。以下から、as soon asを構成するas と soon それぞれの単語の語源について見ていきます。

as soon asの語源は古英語「alswa」、「sona」

as soon asを構成する3つの単語の語源は、それぞれ古英語の「dalan」、「wid」、「hit」とされています。

まず、asの語源は古英語「alswa」、soonの語源は古英語「sona」とされています。「alswa」には「丸っきりそう、完全にそう」、「sona」には「今すぐに、直ちに、直接的に、早急に」などの意味がありました。

どちらの語源も現代のものと形も意味も近いため、比較的覚えやすいと言えます。余裕がある方は、ぜひそれぞれの語源についても念頭に入れておくと良いでしょう。

as soon asと意味が似ている単語

ここまで、as soon asの意味や使い方、発音・使用の際の注意点に例文、類語について詳しくお伝えしてきました。最後に、as soon as と意味が似ている単語・表現をご紹介していきます。

各表現の類語まで使用できるようになると、自分の英語表現の幅がグンと拡がります。ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。

the moment

最初にご紹介するのは、「~の途端に」という意味を表す「the moment」です。何らかが起きた瞬間を表す表現として使われます。基本的には直後に主語+動詞の形で文章を配置します。

the momentを使った会話文例

The moment I ate the dish, my tongue was on fire.
(その料理を食べた途端、舌がヒリヒリしたんだ。)
Oh no! Were you Okay?
(あらまぁ!大丈夫だったの?)

immediately

次にご紹介するのは、接続詞で「~するや否や」の意味を表す「immediately」です。この単語の副詞の意味「すぐに、早速」はすでにお馴染みという方も多いでしょう。

接続詞での意味が今回のas soon asと類語となります。

immediatelyを使った会話文例

He started to talk to me immediately my back was turned.
(私が背中を向けるやいなや、彼は私に話しかけ始めたの。)
Really? That’s kind of funny.
(本当に?それは何だか面白いわね。)

right after

最後にご紹介するのは、「~の後すぐに、~直後」の意味を表す「right after」です。この表現も会話の中でしばしば登場します。

right after を使った会話文例

Right after that, I heard a big sound and found out that was a big accident
(その直後、大きな音が聞こえてそれが大きな事故だと気づいたの。)
No way!
 (まさか!)

まとめ

いかがでしたか?as soon asの表現は、直後に配置する表現を応用すると英語での様々な言い回しを可能にしてくれる便利な表現です。

定番のas soon as possible以外にも、ぜひ今回の記事でご紹介したような表現も活用して英語での表現の幅をもっと拡げてみてください。

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リー 木嶋 実有紀

「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。

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