ネイティブ相手に今日から使える!be going toの意味と使い方

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be going toは、日常生活での会話の中でも頻繁に登場する英語表現です。今までどこかで耳にしたことがある、または自分でも実際に使ったことがあるという方がほとんどでしょう。

そこで今回の記事では、英語表現be going toの意味と使い方について詳しくご紹介していきます。記事後半では、使用の際の注意点や語源、類語についても学べる構成です。

「頻出表現を基礎に立ち返って改めて学んでみたい」そんな方はぜひ最後まで読み進めてみましょう。

be going toの意味

be going toには、大きく分けて2つの意味があります。以下から、それぞれの意味について詳しく解説していきます。

~するつもりだ、~する予定だ

最初にご紹介するのは、be going toの意味「~するつもりだ、~する予定だ」です。この表現の一番代表的な意味と言っても良いでしょう。

例えば、「後で彼女に電話をかけ直すつもりです」、「来週休暇を過ごすつもりです」などの形で活用可能です。

~になるだろう、~が起こるだろう

be going toには「~になるだろう、~が起こるだろう」という意味もあります。こちらの意味は意外と知られていないかもしれません。

例えば、「すみません、遅刻します」、「全て上手くいきますよ」などの表現にこの意味を活用することができます。

be going toの発音・読み方

それではここから、be going toの発音と読み方を確認していきましょう。

be going toの発音記号

: góuiŋ tə

発音記号にすると、be going toは: góuiŋ təと表記されます。

be going toの発音・読み方

be able toの発音・読み方は、日本語で「ビィー ゴォゥイン(グ) トゥ」となります。

まず、「ː」の部分は「b」を唇を閉じて一瞬息を止めた状態から、勢い良く「ブッ」と発音します。「íː」は日本語のエとイの中間の音を意識して長めに「イー」と出します。これら2つの音を合わせると「ビィ―」となります。

次に「góu」の部分は「g」を舌の後ろの部分を上げて上顎の奥に付けて一瞬息を止め、勢い良く舌を離して「グッ」と出します。「ou」は二重母音なので「u」の部分で唇を丸く前に突き出し、「オゥ」と発音します。これらを続けると、「ゴォウ」の音が完成します。

「i」は先と同じ要領で短く「イ」と発音し、「ŋ」は舌の後ろの部分を上げて上顎の奥に付けて一瞬息を止め、鼻から出すようにして「ング」と出します。この音を先程の音を重ねると、「ゴォゥン(グ)」の音の完成です。

最後に「tə」は舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、息を一瞬止めてから勢い良く「トゥ」と出します。

特にb、ŋ、tの音は英語特有の音で日本人にとっては出しにくい音なため、何度も練習が必要です。上記のポイントを押さえながら、ぜひ発音練習に励んでみてください。

be going toの使い方と例文

ここまで、be going toの基本的な意味と発音のポイントについて解説してきました。

ここからは、まずはこの表現の使い方のポイントのまとめと具体的な例文をいくつかご紹介していきます。

be going toの使い方

be going toは、基本的には意味も2しか存在しないため、会話の流れや文脈が分かりさえすれば、迷うことは少ないでしょう。

このため、それぞれの状況ごとの会話の流れ、文脈を正確に捉えることが使い方のポイントとなります。

be going toの例文

それでは早速以下から、be going toを使った例文を含む会話文例をいくつかご紹介していきます。

新たに学んだ英単語や英語表現は、そのまま形を意味を暗記するだけでは片手落ちです。実際に使えるようになるためには、より自然な会話に近い具体的な例文の形でインストールし、応用することが役立ちます。

あなたも自分なら実際にどんな場面でこの表現を使うだろう?という意識を持って、以下を読み進めてみてください。

be going toを使った例文①

I’m going to call her back later.

最初にご紹介するのは、be going toの意味「~するつもりだ、~する予定だ」を活用した例文です。意味は「後で彼女に電話をかけ直すつもりです」となります。

会話文例
Jill called you while you were out.
(ジルから君が出てる間に電話があったよ。)
I know. I’m going to call her back later.
(知ってる。後でかけ直すつもり。

be going toを使った例文②

I’m going to be on vacation next week.

be going toの意味「~するつもりだ、~する予定だ」を使用し、例文のように「来週休暇を過ごすつもりです」と表現することも可能です。

この例文のように、来週というような少し先の予定についても言及することができます。

会話文例
I’m going to be on vacation next week.
(来週休暇を過ごすつもりなんだ。)
Really? Where are you going?
(そうなの?どこに行くつもりなの?)

be going toを使った例文③

Sorry, I’m going to be late.

次にご紹介するのは、be going toの「になるだろう、~が起こるだろう」という意味を活用した例文です。意味は「すみません、遅刻します」となります。

当例文のように、故意ではないものの、現時点での見通しとして何かに遅刻してしまいそうだという状況に活用することができます。

会話文例
Where are you now, Jim? Everybody’s waiting for you!
(ジム、今どこにいるの?みんなあなたのこと待ってるわよ!)
Sorry, I’m going to be late.
(すみません、遅刻します。)

be going toを使った例文④

Everything is going to be Okay.

be going toの「になるだろう、~が起こるだろう」という意味を使って、例文のように「全ては上手くいくでしょう」と表現することも可能です。

この表現も相手をなだめたり安心させたりする際の定番表現として良く使われます。

会話文例
I’m worried about my son.
(自分の息子のことが心配なんです。)
Don’t worry. Everything is going to be Okay.
(心配いらないですよ、全ては上手くいくでしょう。)

be going toを使う際の注意点

今回取り上げているbe going toには大きく分けて2つの意味がありますが、特に「~するつもりだ、~する予定だ」の意味と近い意味を表す助動詞「will」との違いがイマイチ分からないという方も多いでしょう。

以下から、この2つの表現を使い分ける際の注意点について分かりやすく解説していきます。

be going toとwillの使い分けの決め手は「いつ決めたか」

be going toとwillの使い方の決め手は、その人が何らかの行為を行うことを「いつ決めたか」です。

例えば、先の例文内でも登場した「I’m going to call her back later.」の場合、この文章の主語は少し前からすでに彼女に電話をかけ直すことを決めていたということが分かります。対して、「I’ll call her back later.」と助動詞willを使う場合、この主語はこの発言をする時点で初めて彼女に電話をかけ直すということを決めています。

日本語ではどちらも「後で彼女にかけ直します」と訳せるため違いが分かりにくいですが、be going toはwillよりも計画性が高く、すでに自分の中に決めていたり予定していたことを伝えるというニュアンスがあります。

どちらの表現も日常生活ではかなり頻繁に登場するため、この機会に上記の使い分け方と注意点についてしっかり確認しておくと会話でも役立つでしょう。

be going toの語源

新たな英単語や英語表現の語源を知ることは、その表現への更なる深い理解に繋がります。以下から、be going toを構成している3つの単語の語源についてご紹介していきます。

be going toの語源は古英語「beon」、「gan」、「to」

be、goingの元の形go、toの語源はそれぞれ古英語「beon」、「gan」、「to」とされています。それぞれの語源には「ある、存在する、なる、起こる」、「進む、歩く、出発する、去る、起こる、起こす、征服する、観察する、練習する、運動する」、「~の方向に、~のために、更に」という意味がありました。

どの語源も現代のものと比べて形・意味共に共通点が多いことが分かります。

be going toと意味が似ている単語

以上まで、be going toの意味と使い方を中心に具体的な例文や発音・使用の際の注意点、語源について様々な角度から解説してきました。最後に、この表現と意味が似ている単語、いわゆる類語をいくつかご紹介します。

英語で話す際の表現の幅を拡げるためにも、地道に類語表現も暗記して活用していけると効率的です。ぜひ最後まで読み進めてみてください。

will

最初にご紹介するのは、注意点の項目でも取り上げた助動詞「will」です。意味は「~する予定です、~するつもりです」となります。

be going toとの微妙なニュアンスと使い方の違いに注意しながら活用していきましょう。

will を使った会話文例

I’ll see you next week then.
(じゃ、来週また会おうね。)
Sounds good, Kate. See you next week.
(了解だよケイト。来週会おうね。)

shall

次にご紹介するのは、助動詞で「~でしょう、~だろう、~することになっている」などの意味を表す「shall」です。

日常生活の中で使用するとかなり堅い響きになるため汎用性は下がりますが、時々耳にすることもあるため余裕があれば覚えておきたい単語です。

shall を使った会話文例

When shall I see you again?
(いつまたあなたとお会いできるでしょうか?)
To be honest, I’m not sure.
(正直言うと、分かりません。)

may

最後にご紹介するのは、助動詞で「恐らく~だろう、恐らく~かもしれない」などの意味を表す「may」です。

基本的には不確実な推量を表す表現なので、be going toを使用する際より確実性が低い物事に対して使用します。

may を使った会話文例

I think he’s coming today.
(今日彼は来ると思うんだよね。)
That may be true.
(そうかもしれないね。)

まとめ

いかがでしたか?英語表現be going toは、willとの使い方に注意が必要なものの、覚えておくと会話の中で活用する機会がかなりある便利な表現と言えます。

ぜひあなたも今回の内容を参考にして、色んな場面で活用してみてくださいね。

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リー 木嶋 実有紀

「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。

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