ネイティブ相手に今日から使える!betの意味と使い方

ペラペラ

betは、「お金などを賭ける」というイメージが強い単語ですが、日常生活では他の意味でも良く使われます。

今回の記事では、そんなbetの意味や使い方について詳しく解説していきます。記事後半ではこの単語を使用する際の注意点や語源、類語についても学べる内容です。

betの意味や使い方をより深く理解して会話にも活用したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

betの意味

betには大きく分けて動詞、名詞としての意味があります。以下から、それぞれの意味について早速学んでいきましょう。

お金などを人に賭ける、人と~で賭けをする

最初にご紹介するのは、betの動詞の意味「お金などを~に賭ける、人と~で賭けをする」です。この意味で使用する場合、文の形は「bet+目的語+(代)名詞」となるのが通常です。

例えば「私はその馬に100ドル賭けることができます」などの文章にこの意味を活用できます。

人にお金などを賭ける

betには動詞として「人にお金などを賭ける」という意味があります。1つ目にご紹介した例文は賭けをする対象が人以外でしたが、この意味では対象が人になります。

例えば「彼はその歌手に100万円賭けると言いました」などの形で使えます。

~であると人に賭ける

betには動詞で「~であると人に賭ける」という意味もあります。この場合、文型は「bet +目的語+that」となります。

例えば「私達は2対1で自分達のチームが勝つと賭けていました」などの表現内で活用できます。

~であると人にお金などを賭ける

次にご紹介するのは、betの動詞の意味「~であると人にお金などを賭ける」です。この場合、文の形は「bet+間接目的語+直接目的語+that」となります。

例えば「私は彼女がこのマッチに勝つと1,000ドル賭けても良いです」などの文でこの意味を活用できます。

~であると人にお金を賭けて断言する

「~であると人にお金を賭けて断言する」もbetの動詞としての意味です。一つ前にご紹介した「~であると人に賭けて主張する、断言する」にお金を賭けてもという意味を付与した使い方ができます。

例えば「彼は絶対に忘れてしまったんだよ」などの形で使えます。

~に賭ける、賭けごとをする

betには「~に賭ける、賭けごとをする」という自動詞の意味もあります。この場合、betの直後にonやagainstなどの前置詞を持ってくるのが普通です。

例えば「私はあの馬に賭けます」などの表現内でこの意味を使えます。

~という賭け

betの名詞の意味としてご紹介するのは、「~という賭け」という意味です。直後にthat節を伴います。

例えば「私はその選手がレースに勝つと賭けたんです」という例文内で活用可能です。

取るべき道、方策

口語で良く使われる、betの名詞の意味として「取るべき道、方策」があります。この使い方も日常生活で良く見られます。

例えば「そのキャンプサイトに予約を取るのが最良の策です」などの表現内にこの意味を使ってみましょう。

見当、意見

最後にご紹介するのは、betの名詞の意味「見当、意見」です。この意味での使用も口語の会話で多く見られます。

例えば「どうも彼は来そうもないね」などの形で活用可能です。

betの発音・読み方

それではここから、betの発音と読み方を確認していきましょう。

betの発音記号

béit

発音記号にすると、betは「béit」と表記されます。

betの発音・読み方

betの発音・読み方は、日本語で「ベェトゥ」となります。

まず「be」の部分は「b」を唇を閉じて息を一瞬止め、そこから勢い良く「ブッ」と出します。「e」は少し唇を左右に大きめに開けた状態で、日本語の「エ」を意識しながら「エ」と出します。これらを合わせると、「ベェ」の音になります。

次に「t」は舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、息を一瞬止めてから勢い良く「トゥ」と出します。

意外と英語のbやtの音は厳密な音を出すのが難しい音です。ぜひ上記内容を参考に、何度か発音の練習をしてみましょう。

betの使い方と例文

ここまで、betの持つ意味と発音の際のポイントについて解説してきました。

以下から、まずはbetの使い方を学ぶ際のポイントのまとめと具体的な例文についてご紹介していきます。

betの使い方

betは特に動詞としての意味が多いため、まずは動詞の使い方をそれぞれの意味と文の形ごとに整理しながら学んでいく方法がおすすめです。

betの例文

以下から早速、betの具体的な例文をご紹介していきます。

新たに学んだ単語を具体的な例文の形に落とし込んで覚えておくと、実際の会話でも応用できるチャンスがグンと拡がります。

ぜひあなたも以下の内容を参考に、英語での会話に応用してみてください。

betを使った例文①

I can bet a hundred dollars on that horse.

最初にご紹介するのは、betの動詞の意味「お金などを~に賭ける、人と~で賭けをする」を活用した例文です。

例文の意味は、「私はその馬に100ドル賭けることができます」となります。文の形は「bet+目的語+(代)名詞」となるのが通常です。

会話文例
I can bet a hundred dollars on that horse.
(私はその馬に100ドル賭けることができます。)
Are you serious?
(本気ですか?)

betを使った例文②

We bet two to one that our team would win.

次にご紹介するのは、betの動詞の意味「~であると人に賭ける」を活用した例文です。例文の意味は「私達は2対1で自分達のチームが勝つと賭けていました」となります。

文型は「bet +目的語+that」の形を取ります。

会話文例
I’ve heard that your team won the game! Congratulations!
(君のチームがその試合で勝ったと聞いたよ!おめでとう!)
Thanks. We bet two to one that our team would win.
(ありがとう。僕達は自分のチームが2対1で勝つと賭けていたんだ。)

betを使った例文③

I’ll bet you a thousand dollars that she’ll win this match.

次にご紹介するのは、betの動詞の意味「~であると人にお金などを賭ける」を活用した例文です。この意味で使用する場合、文の形は「bet+間接目的語+直接目的語+that」を取ります。

例文の意味は「私は彼女がこのマッチに勝つと1,000ドル賭けても良いです」となります。

会話文例
I’ll bet you a thousand dollars that she’ll win this match.
(彼女がこのマッチに勝つと1000ドル賭けても良いよ。)
She must be a great boxer then.
(それなら彼女は素晴らしいボクサーに違いないね。)

betを使った例文④

I bet you that he’ll come.

「大丈夫、彼はやってくるよ」の意味を表すこの例文は、betの動詞の意味「~であると人に賭けて主張する、断言する」を活用したものです。

文型は「bet+目的語+that」となり、先にもお伝えした通りこの意味での使用は日常会話でも非常にポピュラーです。

会話文例
Where’s he? I’m a little worried.
(彼はどこ?少し心配だわ。)
Don’t worry. I bet you that he’ll come.
(心配ないさ。大丈夫、彼はやってくるよ。)

betを使った例文⑤

I bet you that he’ll come.

betの自動詞の意味「~に賭ける、賭けごとをする」を活用すると、例文のような「私はあの馬に賭けます」という表現にも活用できます。

文の形はbetの直後にonやagainstなどの前置詞を置くというのが通例です。

会話文例
I’ll bet on that horse.
(僕はあの馬に賭けるよ。)
Which one are you talking about?
(どれのことを言ってるの?)

betを使った例文⑥

Your best bet is to make a reservation for the camping site.

次にご紹介するのは、口語で良く使われるbetの名詞の意味「取るべき道、方策」を活用した例文です。この使い方も日常生活で良く見られます。

例文の意味は「そのキャンプサイトに予約を取るのが最良の策です」となります。

会話文例
Oh no! I can’t find any hotels to stay for our trip!
(どうしよう!旅行で泊まるホテルが見つからないわ!)
Your best bet is to make a reservation for the camping site.
(そのキャンプサイトに予約を取るのが最良の策だよ。)

betを使った例文⑦

My bet is that he won’t come.

最後にご紹介するのは、betの名詞の意味「見当、意見」を活用した例文です。この意味での使用も口語の会話で多く見られます。

例文の意味は「どうも彼は来そうもないね」です。文中のthatは省略も可能です。

会話文例
My bet is that he won’t come.
(どうも彼は来そうもないね。)
That’s what I thought too.
(私もそう思いました。)

betを使う際の注意点

ここまでbetの動詞・名詞としての複数の意味をご紹介してきましたが、実はbetには他にも「I bet.」、「You bet. 」と表現することがあります。

これらの表現は、口語で良く使われますが、意味やニュアンスには注意が必要です。以下から、この点について詳しく解説していきます。

betは同意やもちろんという意味でも使える

まず「I bet.」は、「そうだろうね、その通り、そうに違い」などの意味を表し相手への同意を示すことができます。

例えば He was so angry! (彼はすごく怒っていたよ!) に対して、I bet. (そうだろうね) と同意を表すととても自然な響きになります。

一方「You bet.」は、「もちろん」という意味を表し、例えば相手から何かを頼まれたり誘われた際の返答として活用可能です。

例えば Can you help me with this?(これ手伝ってもらえますか?)と言われた際に You bet! (もちろん!) と答えることができます。

このように口語ではI bet. 、You bet. の形でbetが使われることが多いので、それぞれの意味とニュアンスに注意してください。

betの語源

英単語の語源を知ることは、その単語へのより深い理解に繋がります。以下から、betの語源について確認してみましょう。

betの語源は不明とされている

betは1590年代から「何らかのイベントで勝つか負けるかを通して得られる価値のある相互の誓約」などの意味で使用されていましたが、その当時からどの言葉が起源かは不明とされています。

ただ、上記で示した意味からも分かるように意味の上ではbetは使用当初から現代の「賭け」などの意味と変わらない意味を持つことが分かります。

betと意味が似ている単語

ここまで、betの意味や使い方、発音のポイントや使用の際の注意点について解説してきました。最後に、この単語と意味の似た類語をいくつかご紹介します。

英語での表現の幅を拡げるためにも、類語も一緒に暗記して活用するというのはおすすめです。ぜひ下記内容も参考にしてみてください。

wager

最初にご紹介するのは、動詞で「~にお金などを賭ける」、名詞で「賭け事」などの意味を表す「wager」です。

動詞・名詞の意味どちらもbetとほぼ同じ意味で使用できます。

wagerを使った会話文例

I wager twenty dollars on it.
(それに私は20ドル賭けよう。)
I think that’s a great idea.
(それは素晴らしいアイディアだと思います。)

speculate

次にご紹介するのは、動詞で「~ということをあれこれ推測する、~かを推測する」という意味を表す「speculate」です。

この類語は、betの動詞の意味「~であると人に賭けて主張する、断言する」の類語として活用できます。ただ、betに比べると確信や断言できる度合いが下がります。

speculateを使った会話文例

She speculated what might happen.
(彼女は何が起こるかを推測しました。)
And was she correct?
(そして彼女は正しかったのですか?)

odds

最後にご紹介するのは、名詞で「~という見込み、勝ち目・勝算」などの意味を表す「odds」です。

betの名詞の意味「見当、意見、~という賭け」の類語として使用できます。

oddsを使った会話文例

What are the odds that she’ll win?
(彼女が勝つ見込みはどれくらいでしょうか?)
We’re not sure.
(分からないんですよね。)

まとめ

betは口語でも非常に良く使われる単語です。文の形ごとにニュアンスを掴み、文脈から意味を取る必要がある場合も多いですが、使い方をしっかり整理できれば表現の幅も拡がります。

あなたもぜひ当記事内容を参考にして、betを実際の会話でも活用してみてください。

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リー 木嶋 実有紀

「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。

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