ネイティブ相手に今日から使える!fascinatingの意味と使い方

ペラペラ

fascinatingは、上手く使いこなせるようになると自分の感性を上手く表現できるようになる便利な単語です。また日常生活の中の何気ない会話で登場することも多くあります。

今回の記事では、そんなfascinatingの意味や使い方について、具体的な例文も交えながら詳しく解説していきます。記事後半では使用の際の注意点や語源、類語についても学べる内容です。

ぜひ最後までチェックしてみてください。

fascinatingの意味

fascinatingには形容詞として大きく分けて2つの意味があります。以下から、それぞれの意味を解説していきます。

魅力的な、魅惑的な、うっとりさせる

最初にご紹介するのは、fascinatingの「魅力的な、魅惑的な、うっとりさせる」という意味です。この意味は心が惹かれてしまうほど魅力がある人や物に対して使用することができます。

例えば、「彼女は何て魅力的な女性なんだろう!」、「日本は魅力的な国です」などの形で活用可能です。

興味をそそる

fascinatingの2つ目の意味は、「興味をそそる」です。この意味は基本的には物に対して使用することが前提です。

例えば、「先日私は興味をそそるドキュメンタリーを観ました」、「英語を学ぶことは私にとって興味深いです」などの表現が可能となります。

興味をそそる

fascinatingには「ありがとう」という意味もあります。この意味で使用する場合、特に相手の行為や善意に対して深く感謝をしている、神にも祈りたいくらいだという強い気持ちが相手に伝わります。

誰かに親切にされた、助けてもらった際などに気持ちを込めて「ありがとう」と伝えてみましょう。

fascinatingの発音・読み方

それではここから、fascinatingの発音と読み方を確認していきましょう。

fascinatingの発音記号

fæ’sənèitiŋ

発音記号にすると、fascinatingはfæ’sənèitiŋと表記されます。

fascinatingの発音・読み方

fascinatingの発音・読み方は、日本語で「ファサァネェイティィン」となります。

最初の「fǽ」は、まず「f」を上の前歯を下唇に軽く噛むようにして当て、その隙間から「フ」と出します。「æ」は両頬を左右に引っ張りながら口を横に開け、アとエの中間の音を意識して「ア」と発音します。これらを合わせると「ファ」の音になります。

次に「sə」は、「s」を舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、その隙間から「ス」と発音します。「ə」は口を大きく開けない状態で弱く曖昧に「ア」と出します。これら2つの音を合わせて「サァ」の音になります。

「nè」の部分は、まず「n」を舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、息を一瞬止めて鼻から出すようにして「ヌ」と発音します。「e」は唇を左右に少し大きめに開き、日本語のエの音を意識して「エ」と出します。これらを合わせて、「ネェ」の音とします。

「i」は日本語のエとイの中間の音を目指しこれらを同時に言うような意識で「イ」とします。「ti」の部分は「t」を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、一瞬息を止めた状態から破裂させるようにして「トゥ」と出します。次の「i」も先と同じ要領で「イ」と出し、これらを合わせると「ティィ」の音が完成します。

fascinatingの使い方と例文

ここまで、fascinatingの大きく分けて2つあるそれぞれの意味と発音の際のポイントについてご紹介していきました。

以下から、まずはfascinatingを実際に会話の中で使用する際に知っておきたい使い方のポイントのまとめ、そして具体的な例文をいくつかご紹介していきます。

fascinatingの使い方

fascinatingが持つ2つの意味は、会話の中の前後の流れや文脈でどちらの意味で取った方が良いかを判断するのがベストです。

ただ、基本的には人に対して使用する場合は一つ目の「魅力的な、魅惑的な、うっとりさせる」という意味で取るのが一般的ですので、人が主語の文章の場合はこちらの意味で取ると良いでしょう。

こんな風に文中の主語をしっかり捉える意識をするだけでも使いやすくなります。

fascinatingの例文

早速以下から、形容詞fascinatingを実際に使った具体的な例文をいくつかご紹介していきます。

新たに学んだ単語は、意味を暗記するだけに留まるのではなく、実際に文の形の使い方まで確認しておくと後々便利です。ここからの内容もぜひチェックしてみてくださいね。

fascinatingを使った例文①

What a fascinating woman she is!

最初にご紹介するのは、fascinatingの「魅力的な、魅惑的な、うっとりさせる」の意味を活用した例文です。例文の意味は、「彼女は何て魅力的な女性なんだろう!」となります。

このように誰かの特徴や様子について描写する言葉として活用すると効果的です。

会話文例
What a fascinating woman she is!
(彼女は何て魅力的な女性なんだろう!)
I know. She’s a great woman.
(本当に。彼女は素晴らしい女性だよね。)

fascinatingを使った例文②

Japan is a fascinating country.

fascinatingの「魅力的な、魅惑的な、うっとりさせる」という意味を活用すると、この例文のように「日本は魅力的な国です」という文章を作ることもできます。

先程の例文では描写の対象が人でしたが、このように国など人以外の物についても描写することができます。

会話文例
I heard that you’ve been to Japan. How did you like it?
(君は日本に行ったことがあると聞いたけど。どんな感じだった?)
Oh, I loved it. Japan is a fascinating country.
(いやぁ、すごく良かったよ。日本は魅力的な国だね。)

fascinatingを使った例文③

I watched a fascinating documentary the other day.

次にご紹介するのは、fascinatingの持つ意味「興味をそそる」を活用した例文です。例文の意味は、「先日私は興味をそそるドキュメンタリーを観ました」となります。

文脈上、まれに人に対しての描写に使われることもありますが、基本的には当例文のように物の描写に使用します。

会話文例
I watched a fascinating documentary the other day.
(先日興味をそそるドキュメンタリーを観たんだ。)
What kind of documentary was it?
(それってどんなドキュメンタリーだったの?)

fascinatingを使った例文④

Learning English is just fascinating to me.

fascinatingの意味「興味をそそる」を活用すると、例えば「英語を学ぶことは私にとって興味深いです」という表現も可能になります。

この例文も描写の対象は英語という言語(物)になっています。

会話文例
Learning English is just fascinating to me.
(英語を学ぶことは私にとって興味深いんですよね。)
Great. I know you’ve been learning it for a long time.
(素晴らしい。私もあなたがそれを長い間学んだことを知っていますから。)

fascinatingを使う際の注意点

fascinatingの意味に「魅力的な、魅惑的な、うっとりさせる」というものがありますが、特に「魅力的な」と聞くと他の英単語が思い浮かぶという方も多いでしょう。

そこで、以下から「魅力的な」という意味を表す他の形容詞と使い分け方の注意点について解説していきます。

大切なのは描写する対象とニュアンスの違い

fascinating以外にも、例えばattractiveやcharmingなど日本語にすると全て「魅力的な」と訳せてしまう形容詞は沢山存在します。

意味の使い分けという視点で考えると、大切なのは描写する対象とそれぞれのニュアンスの違いをしっかり理解することです。

fascinating、attractive、charming共に人・物のどちらも描写することが可能ですが、例えばattractiveは特に人や物の見た目が人の心を引き付けるほど魅力的という意味、charmingは見た目というよりその人や物の雰囲気が魅力的という意味を表します。

これに比べて今回この記事で取り上げているfascinatingは人や物に強く引き付けられるくらいの魅力的という意味を持っています。

このように、それぞれの英単語の意味や使い方をしっかり見ていくとニュアンスに微妙な違いがあることが分かります。ぜひそれぞれを整理してみてください。

fascinatingの語源

英単語の語源を紐解いていくと、その単語へのより深い理解に繋がります。以下から、fascinatingの語源について解説していきます。

fascinatingの語源はフランス語「fasciner」

fascinatingの語源は、フランス語「fasciner」とされています。この言葉には「~に魔法とかける、うっとりさせる、心を奪う」などの意味がありました。

またこの語源はもっと歴史を辿ると同じような意味を持つラテン語のfascinatus、fascinareなどの言葉に繋がります。

これらの語源の形・意味どちらも現代で使われているfascinatingと共通する部分が多いのがおもしろいポイントですよね。

fascinatingと意味が似ている単語

以上まで、fascinatingの意味や使い方、発音・使用の際のポイントと注意点、語源について解説してきました。最後にfascinatingと意味が似ている単語をいくつがご紹介します。

類語を学ぶことは語彙力や表現力UPに直結するため大変有効です。余裕があればぜひ類語まで暗記して活用してみましょう。

appealing

最初にご紹介するのは、形容詞で「哀願的な、人の胸に訴える、人(の心)を引きつけるような、魅力的な」などの意味を表す「appealing」です。fascinatingと同様、人・物両方の描写に使用できます。

appealingを使った会話文例

What do you think, Mr. Lee?
(リーさん、どう思いますか?)
Your proposal is really appealing.
(君の提案は本当に魅力的だね。)

charming

次にご紹介するのは、形容詞で「(とても)すてきな、とても感じのよい、とてもかわいらしい、魅力的な、すてきな、とてもおもしろい」などの意味を表す「charming」です。

先にも挙げた通り、この類語も人・物両方を対象に使用できます。

charmingを使った会話文例

 I think he’s very charming.
(彼ってすごく魅力的だと思うのよねぇ。)
 I agree. I like him.
(同感だわ。彼いいわよねぇ。)

captivating

最後にご紹介するのは、形容詞で「人の心をとらえるような、魅惑的な」という意味を表す「captivating」です。この単語もfascinating同様、人・物両方の描写に使用可能です。

captivatingを使った会話文例

My boss is a captivating speaker.
(私の上司は魅惑的なスピーカーなんだ。)
Really? 
 (本当に?)

まとめ

いかがでしたか?fascinatingは、自分の心が強く引き付けられる何かについて印象的に表現したい際に便利な形容詞と言えます。

あなたもぜひ、当記事内容を参考に様々な場面で活用してみてくださいね。

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リー 木嶋 実有紀

「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。

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