revenueは、特に金融や会計に関する分野で良く使用される単語です。この分野でお仕事をされている方は、お仕事の現場でこの単語を耳にしたことがあるでしょう。
今回の記事では、そんなrevenueの意味や使い方について具体的な例文を交え、詳しく解説していきます。記事後半では、使用の際の注意点や語源、類語についても学べます。
この記事を読むことで、今まで釈然としなかったこの単語の意味や使い方が明確になるでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
revenueの意味
revenueには、品詞として名詞しか存在しません。それぞれの名詞は大きく分けて、不可算名詞・複数形の名詞、可算名詞、そして固有名詞に分類されます。
以下から、ぞれぞれの意味を見ていきましょう。
税金などによる国の歳入
最初にご紹介するのは、revenueの不可算名詞、または複数形の形で用いる際の意味の一つです。その歳入が国によるもの、かつ税金などによる収入であるというのがポイントです。
例えば、「私達は政府が十分な歳入基盤を強化することを支持します」内、「歳入」の部分にこのrevenueが当たります。
国家・団体、個人などの総収入、総所得
次にご紹介するのも、revenueの不可算名詞、または複製の形で用いる意味の一つです。ここでの意味は先の意味のように国の歳入とは異なり、国家を含めた団体や個人などの総収入、総所得となるのがポイントです。
例えば、「彼の年収はそんなに高くありません」内、「総所得」の部分をrevenueが担います。
土地・財産などからの収益、収入、収入源
次にご紹介するのは、revenueの可算名詞としての意味です。可算名詞として使用する際は、土地・財産などからの収益、収入・収入源を指す言葉として使えます。
例えば、「彼女には自分の土地からの収入があります」内、「土地からの収入」部分にrevenueを活用することができます。
国税庁、税務局
最後にご紹介するのは、revenueにtheを付けて「the revenue」の形で使用する際の意味です。この形で使用すると、意味は国税庁、税務局となります。
例えば、「彼は脱税を行いました」内、「脱税を行いました」の部分でthe revenueを活用できます。
revenueの発音・読み方
それではここから、revenueの発音と読み方を確認していきましょう。
revenueの発音記号
発音記号にすると、は「révən(j)ù:」と表記されます。
revenueの発音・読み方
revenueの発音・読み方は、日本語で「レェヴァニュゥー 」となります。
まず、「ré」の部分は「r」を舌先を内側に巻き、口のどの部分にも触れない状態でルの音を出しながらすぐ後ろの母音に移動します。「e」は日本語のエの音を意識しながら、唇を左右に少し大きめに開けて出します。これら2つの音を組み合わせると、「レェ」となります。
次に、「və」は「v」を上の前歯で下唇を軽く噛む感じに当てた状態で、その隙間から「ヴ」と出しその音とします。「ə」はあまり口を開けずに弱く曖昧に「ア」と出し、これらを組み合わせて「ヴァ」となります。
最後の「n(j)ù」の部分は、まず「n」を舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、息を一瞬止めて鼻から出すような意識で「ヌ」と音を出します。「j」は日本語のヤ行の音に当たり、舌の真ん中を持ち上げて上あごに付け、その隙間から声をきしらせるようにして出します。
「ù:」は唇を丸く突き出し、長めの音を意識して「ウー」と出します。これら3つの音を組み合わせると、「ニュウー」となります。
特にrやv、nなどの音は日本語に無い音です。日本人にとっては特に練習が必要な音だと言えますので、ぜひあなたも上記のポイントを参考にして何度も練習を重ねてみてください。
revenueの使い方と例文
ここまで、revenueの意味と発音のポイントについて解説してきました。
以下からは、まずはrevenueの使い方を学ぶ際に知っておくと良いポイントと、実際の例文について見ていきます。
この単語をより実践的に使っていきたい!と考えている方は、ぜひチェックしてみましょう。
revenueの使い方
revenueは、品詞としては名詞の1つしか存在せず、それぞれの意味も類似しているのが特徴です。
そのため、それぞれの意味で使用される際の文脈をしっかり捉えながら、今回はどの意味でこの単語が使われているか?を認識し、それぞれの使い方を整理していく方法がおすすめです。
revenueの例文
早速以下から、revenueの意味ごとに整理しながら、具体的な例文をご紹介していきます。
新たに学んだ単語を実際に使用した例文も頭に入れておくと、自分が会話で英文を組み立てなければならない際にも役立ちます。
単語単独の形で覚えるのではなく、必ず例文の形で暗記し、いつでもそれを会話で取り出せるレベルまで昇華させてみてくださいね。
revenueを使った例文①
最初にご紹介するのは、revenueの不可算名詞、または複数形の形で用いる際の意味、「税金などによる国の歳入」を活用した例文です。
意味は、「私達は政府が十分な歳入基盤を強化することを支持します」となります。
この場合は、「the Government」という言葉が文中に登場することから、文脈的に税金などによる国の歳入」の意味で取るのが適当と判断しましょう。
会話文例
(私達は政府が十分な歳入基盤を強化することを支持します。)
(私も大賛成です。)
revenueを使った例文②
次にご紹介する例文は、revenueの不可算名詞、または複数形の形で用いる際の意味、「国家・団体、個人などの総収入、総所得」の意味を含む例文です。
例文の意味は、「彼の年収はそんなに高くありません」となります。この文の主語は「his annual revenue」なので、特に「個人の総収入、総所得」の意味で取るのが適当です。
会話文例
(彼は毎年、どれくらい稼いでると思いますか?)
(定かではないけど、彼の年収はそんなに高くないんじゃないかな。)
revenueを使った例文③
revenueの可算名詞としての意味、「土地・財産などからの収益、収入、収入源」を活用したこの例文は、「彼女には自分の土地からの収入があります」という意味を表します。
文中、「her own property」からこの場合は「土地・財産などからの収益、収入、収入源」の意味で取るのが妥当だと分かります。
会話文例
(彼女には自分の土地からの収入があるんだって。)
(わぁ、彼女は本当のやり手に違いないね!)
revenueを使った例文④
最後にご紹介するのは、「国税庁、税務局」の意味を活用した例文です。意味は、「彼は脱税を行いました」となります。
この意味でrevenueを活用する場合、形としては「the revenue」となりますので分かりやすいと思います。
会話文例
(彼が脱税したっていうニュースを聞いたよ。)
(まさか!)
revenueを使う際の注意点
ビジネスの現場でrevenueを国家を含めた団体や個人などの総収入、総所得の意味で使用する場合、他金融に関わる単語との使い分けに注意する必要があります。
この点について、以下から詳しく解説していきます。
revenueとsalesの違いを把握しよう
ビジネスの現場では、revenueとsalesの違いをしっかり把握して使用するよう注意しましょう。
まず、revenueはビジネスで使用される場合、revenuesの形で企業全体の経済活動から流入する全ての収入を指します。
一方、salesは企業が顧客に何らかの商品・サービスを提供して得た売上高を指します。
このように、両者の単語が指す意味は異なりますが、混同しやすいため日本人の間で良く間違いが起こる原因となっています。ぜひ一度、両者の意味の違いをしっかり認識しておきましょう。
revenueの語源
英単語の語源を知ることは、その単語への理解を深めることにも繋がります。以下から、revenueの語源について学んできましょう。
revenueの語源は古フランス語「revenue」
revenueの語源は、15世紀初期の古フランス語「revenue」から来ていると言われています。この語源には、元々「戻ってくるもの」という意味があり、この意味が派生して、現代の意味に繋がったとみられます。
この語源は現代の単語の綴りと全く同じ、そして意味も例えば企業が利益を得るプロセス、または土地での収入を得るプロセスを考えると近いものがあることが分かります。
ぜひご紹介した類語の意味やイメージも一緒に覚えて、使用する際の参考にしてみましょう。
revenueと意味が似ている単語
以上まで、revenueの意味や使い方、注意点について詳しく解説してきました。最後に、この単語と意味が似ている単語、類語をいくつかご紹介します。
同じ表現ばかりを使用し続けていると、会話もマンネリ化してしまい、また自分の語彙力もなかなか上がりません。ぜひあなたも類語まで覚え、日常生活に活用してみてくださいね。
gain
最初にご紹介するのは、名詞で「もうけ・利得、収益・報酬」などの意味を表す「gain」です。「収益・報酬」の意味で使用する場合、複数形で使用します。
gainを使った会話文例
(私達は私利のためだけに働べきではないと思うんだ。)
(そうだよね。)
salary
次にご紹介する類語は、「salary」です。「公務員・会社員の給料、俸給」という意味を持ちます。日本語でも「サラリーマン」という言葉がありますので、馴染みのある方も多いかもしれませんね。
salaryを使った会話文例
(今年は給料が上がるといいなぁ。)
(僕もそう思うよ。まあ、どうなるか様子見だね。)
return
最後にご紹介するのは、複数形の「returns」の形で「報酬、収入、収益」の意味を表す「return」です。この単語は、ビジネスの現場でもしばしば使用されるものですので、ぜひ覚えておきましょう。
returnを使った会話文例
(僕はすぐ収入になるビジネスがしたいんだ。)
(君、そんなの誰もが望むものだよ!)
まとめ
いかがでしたか?revenueは、特に金融や会計に関する分野で良く使用される言葉です。
他金融分野で使用する英単語と混同しやすいたため注意が必要ですが、使い方をマスターできれば日頃の業務もよりスムーズにいくでしょう。
あなたもぜひ当記事内容を参考にこの単語を使いこなしてみてくださいね。
リー 木嶋 実有紀
「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。
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