ネイティブ相手に今日から使える! would you likeの意味と使い方

2023年8月1日

ペラペラ

would you likeは、日常生活の様々な場面で使われるフレーズです。これまで海外ドラマや映画の中のセリフとして耳にしたことがある、という方も多いのではないでしょうか?

今回の記事では、そんなwould you likeの意味や使い方について詳しく解説していきます。記事後半では、使用の際の注意点や語源、類語についても学べる構成です。

ぜひ参考にしてみてください。

would you likeの意味

would you likeには、直後に何が来るかによって大きく分けて2つの意味があります。それぞれの意味について以下から詳しく解説していきます。

~はいかがですか

まず、would you likeには「~はいかがですか」という意味があります。基本的には直後に名詞を置く、あるいは文頭にwhatやhowなどの疑問詞を置く場合にこの意味になります。

レストランやお店でのやり取りで定番の表現です。例えば、「何になさいますか?」、「お水はいかがですか?」、「卵の焼き加減はいかがいたしましょうか?」などの表現にこの意味を活用できます。

~したいですか

would you likeは「would you like to~」の形で使うと「~したいですか」という意味にもなります。to以下に具体的な行動を表す動詞を置くのがポイントです。

例えば「あなたも一緒に来たいですか?」、「僕が夕飯を作りましょうか?」などの表現に使えます。

would you likeの発音・読み方

それではここから、would you likeの発音と読み方を確認していきましょう。

would you likeの発音記号

wəd jú: láik

発音記号にすると、would you likeは「wəd jú: láik」と表記されます。

would you likeの発音・読み方

would you likeの発音・読み方は、日本語で「ウゥドゥユゥーラァイク」となります。

まず「wu」は日本語のワ行の音を意識しながら唇を丸く突き出して軽く「ウゥ」と発音します。「d」は舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、息を一瞬止めて勢いよく「ドゥ」と出します。これらを合わせて「ウゥドゥ」の音とします。

次に「júː」は、「j」を舌の中央を持ち上げて上あごに近づけ、その隙間から「ユ」と出します。「úː」少し長めの音を意識して「ウー」と出します。この2つの音を合わせると「ユゥー」となります。

最後に「lai」の部分は「l」を舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、その状態で舌の両側でウとルを同時に出すような意識で「ルゥ」と出します。「ai」は発音の初めは口を大きく開き、終わりには口を狭くして「アィ」とします。

「k」は舌の後ろの部分を上げ、上あごの奥に付けて一瞬息を止めます。そこから勢いよく息を破裂させるようにして「ク」と出します。これらの音を全て合わせると、「ラァイク」となります。

特にw、l、kは日本語にない英語独特の音なため発音にも注意が必要です。ぜひ上記のポイントを参考に何度も練習を重ねて磨きをかけてみてください。

would you likeの使い方と例文

ここまで、would you likeの大きく2つに分かれる意味と、発音のポイントについて解説してきました。

以下から、まずはwould you likeの使い方を整理する際のポイントのまとめ、次にこの表現を使った具体的な例文をいくつかご紹介していきます。

would you likeの使い方

would you likeは、2つある意味が日本語にすると似ているため混同しやすいという特徴があります。

そのため、「would you like +名詞、または疑問詞+would you like」、「would you like to +具体的な動詞」とまず文の形に着目してそれぞれを整理し、前者が「~はいかがですか」、後者が「~したいですか」という意味を表す、と使い方を整理するのをおすすめします。

would you likeの例文

早速以下から、それぞれの意味と文の形ごとにwould you likeの具体的な例文をご紹介していきます。

フレーズや表現そのものを単独で暗記するのではなく、実際に会話で使用されることの多い例文の形で暗記できると、記憶にも残りやすいため効果的です。

ぜひ自分だったら実際にどんな場面で活用するだろう?という視点を持って以下を読み進めてみてください。

would you likeを使った例文①

What would you like?

最初にご紹介するのは、would you likeの「~はいかがですか」という意味を活用した例文です。例文の意味は、「何になさいますか?」となります。

レストランやお店で注文の際によく使われる表現です。

会話文例
What would you like?
(何になさいますか?)
Could I get a couple of chocolate cookies?
(チョコレートクッキーをいくらか頂けますか?)

would you likeを使った例文②

Would you like some water?

次にご紹介するのも、would you likeの「~はいかがですか」の意味を活用したレストランで定番の例文です。

「お水はいかがですか?」という意味になり、waterの部分をcoffeeやorange juiceなど他の名詞に変えて活用することもできます。

会話文例
Would you like some water?
(お水はいかがですか)
Yes, please.
(はい、お願いします。)

would you likeを使った例文③

How would you like your eggs?  

would you likeの「~はいかがですか」という意味を活用すると、当例文のように「卵の焼き加減はいかがいたしましょうか?」という表現もできます。

日本ではあまりありませんが、特にアメリカでは朝食メニューで卵を頼むと卵の焼き加減や種類についてこの例文を使って聞かれることがほとんどです。

答え方も合わせて覚えておくと、旅行先などでも重宝します。

会話文例
How would you like your eggs?
(卵の焼き加減はいかがなさいますか?)
Sunny-side up, please.
(目玉焼きでお願いします。)

would you likeを使った例文④

Would you like to come with me?

次にご紹介するのは、would you likeの「~したいですか」という意味を活用した例文です。文の形は「would you like to~」を取ります。

例文の意味は「あなたも一緒に来たいですか?」です。

会話文例
I’m going to the library. Would you like to come with me?
(図書館に行くんだけど。君も一緒に来たい?)
No, I think I’ll pass.
(いや、やめとくよ。)

would you likeを使った例文⑤

Would you like me to cook dinner?

would you likeの「~したいですか」の意味を活用し、文の形を「would you like 人 to」と応用すると、例文のように「僕が夕飯を作りましょうか?」という表現もできます。

相手に優しく好意的に何かを提案したい場合に使うと効果的です。

会話文例
Sorry, I’m running late. I’ll fix dinner right now.
(ごめん、ちょっと遅れちゃって。今すぐ夕食作るわね。)
Would you like me to cook dinner tonight?
(今夜は僕が夕食を作ろうか?)

would you likeを使う際の注意点

日本の英語教育でもwould you likeは「丁寧な表現だ」と習ったため、そのイメージが強い方も多いと思います。

この表現がDo you want (to)~? などの表現に比べると丁寧なことは間違いないのですが、実はネイティブを相手に実際の会話で使用する際の活用の範囲はこれだけに留まりません。

以下からこの点について詳しく解説していきます。

実はお店やレストラン以外のカジュアルな場面でも使われる

would you likeを使った表現は、お店やレストラン以外の場面、例えば仲の良い友達や家族とのカジュアルな会話の中でも使用されます。

例えばお友達のお家に招かれた時に「What would you like to drink?」(何が飲みたい?) と聞かれるのは定番です。

日本語の感覚では「丁寧な表現は目上の人など年上の人に敬意を表すために使わなければいけない」と思いがちですが、今回ご紹介しているwould you likeに代表されるような英語の丁寧表現は、相手との関係や年齢に関わらず「丁寧な表現をしたいとき」に使用されます。

そのため、ここでご紹介した例文のように仲の良い友達や家族に対してもこの表現を使うというケースも出てくるわけです。

この辺りの感覚は日本で習った英語の感覚と違う部分がありますので、注意しましょう。

would you likeの語源

語源を知ることは、その単語や表現のより深い理解に繋がります。以下から、would you likeの表現内に使われているそれぞれの単語の語源について学んでいきましょう。

would you likeの語源は古英語「wolde」、「eow」、「lician」

would you likeの語源はwouldの語源である古英語「wolde」、youの語源である古英語「eow」、likeの語源の古英語「lician」で成り立っています。

まずwouldの語源「wolde」は、「~しようとすること」という意味を表す「willan」の過去、または仮定法過去の形として用いられていました。

youの語源「eow」は、「tu」という言葉の与格として用いられていました。

likeの語源「lician」は、「喜ばせること、喜んでいること、満足していること」などの意味を表す言葉として使われていました。

それぞれの語源の形は現代のもの少しかけ離れたものがあるものの、意味や使い方は現代のものと共通する部分が垣間見れるのが興味深いですね。

would you likeと意味が似ている単語

ここまで、would you likeの意味や使い方、発音・使用の際の注意点と語源について解説してきました。最後に、would you likeと意味が似ている表現をいくつかご紹介します。

英語で話す際の表現力の幅を拡げるためにも、同じ意味で使える異なる表現を覚えて活用することはとても有効です。

ぜひ以下の内容も読み進めてみてください。

how about~ing?

最初にご紹介するのは、「~はどうですか?」という意味を表す「how about ~ing?」です。

would you likeに比べると丁寧さはありませんが、友達や家族に対してカジュアルに何かを提案する場合などに重宝します。

how about~ing? を使った会話文例

I think I’m too tired to cook tonight.
(今夜は疲れすぎて料理できないや。)
How about going out to eat then?
(じゃあ外食するのはどう?)

why don’t you~?

次にご紹介するのは、「~してはどうですか、~しませんか」の意味を表す「why don’t you~?」です。

こちらの表現にもwould you likeほどの丁寧さはなく、家族や友人などすでに親しい間柄の人に何かを提案したり、何かに誘ったりする場合に使用します。

基本的に目上の人に対して使うとカジュアルすぎて失礼になりますので、注意しましょう。

why don’t you~? を使った会話文例

Why don’t you come in?
(中に入ったら?)
No, I’m good. I’ve gotta go.
(いや、大丈夫。行かなくちゃ。)

まとめ

would you likeは丁寧な表現ではありますが、日常生活のレベルでお店やレストラン、友達や家族とのやり取りなど、実に様々な場面で活用できます。

当記事内容を参考にして、ぜひあなたもこの表現を英語での会話の中で活用してみてください。

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リー 木嶋 実有紀

「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。

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