strangeは、日常生活の会話の中でもよく使用される単語です。今まで一度は耳にしたことがある、または自分でも使ったことがあるという方も多いでしょう。
今回の記事では、そんなstrangeの意味や使い方について詳しく解説していきます。記事後半では使用の際の注意点や語源、類語についても学べる内容です。
strangeをより深いレベルで理解し、実践していきたいという方は、ぜひチェックしてみてください。
strangeの意味
strangeには形容詞として大きく分けて3つの意味があります。以下から、ぞれぞれの意味について学んでいきましょう。
奇妙な、不思議な、変な、一風変わった
最初にご紹介するのは、strangeの形容詞としての意味「奇妙な、不思議な、変な、一風変わった」です。この意味がstrangeの最も代表的な意味と言えます。
例えば、「彼は不思議な人です」、「それは奇妙ですね」などの例文内でこの意味を活用することが可能です。
未知の、見(聞き)慣れない
strangeには形容詞として「未知の、見(聞き)慣れない」という意味もあります。
例えば、「彼女はそこで聞き慣れない音を聞きました」、「その言語は私にとって全く未知のものでした」内でこの意味を活用できます。
~に慣れないので、未熟で
叙述的用法の形容詞 (比較なし) 〔+to+(代)名〕〔…に〕慣れないで,未熟で.
最後にご紹介するのは、strangeの形容詞の意味「~に慣れないので、未熟で」です。
例えば「この土地に不慣れなもので」、「彼はまだこの職場に慣れていません」という表現内でこの意味を活用可能です。
strangeの発音・読み方
それではここから、strangeの発音と読み方を確認していきましょう。
strangeの発音記号
発音記号にすると、は「stréinʤ」と表記されます。
strangeの発音・読み方
strangeの発音・読み方は、日本語で「ストゥレェィンジ」となります。
まず「s」は舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、隙間から「ス」と発音します。
「t」は同じく舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、息を一瞬止めてから破裂させるようにして「トゥ」と出します。
次に「réi」の部分は、「r」を舌先を内側に巻き、口のどこにも触れない状態で「ル」に似た音を出します。「ei」は日本語のエの音を意識しながら舌を少し緊張させた状態で「エィ」と出し、これら2つの音を合わせて「レェィ」となります。
「n」は舌先を歯茎のすぐ裏の歯茎に付け、息を一瞬止め鼻から出すようにして「ン」と出します。
最後に「dʒ」は唇を前に突き出し、息だけの音で「ジ」と出します。
上記の通り、strangeは日本語にない音で構成されています。ご紹介したポイントを参考にぜひ何度も発音の練習を重ねてみてください。
strangeの使い方と例文
ここまで、strangeの大きく分けた3つの意味と発音のポイントについてご紹介してきました。
以下から、まずはstrangeの使い方のポイントのまとめ、そして具体的な例文について解説していきます。
strangeの使い方
strangeは厳密に言うと大きく3つの意味に分けられるものの、それぞれの意味が類似しているため、使用する際の文脈をしっかり見極めて使い分けるのがおすすめです。
自分で文を組み立てる際も、どの意味を活用したいのか?をまず明確にするようにしましょう。
strangeの例文
早速以下から、strangeを使った例文を意味ごとにご紹介していきます。
新たに学んだ単語は、必ず例文というより具体的な形に落とし込んだ形にして覚えておくことをおすすめします。
自分だったらどんな場面で応用するだろう?という視点を持って読み進めてみてください。
strangeを使った例文①
最初にご紹介するのは、strangeの形容詞の意味「奇妙な、不思議な、変な、一風変わった」を使った例文です。
意味は「彼は不思議な人です」となります。例文のように、名詞を修飾する単語として使用することが可能です。
会話文例
(彼はあそこでなにをやってるの?)
(知らない。彼は不思議な人だよ。)
strangeを使った例文②
strangeの形容詞の意味「奇妙な、不思議な、変な、一風変わった」を活用し、当例文のように「それは奇妙ですね」という表現をすることもできます。
このフレーズは会話の中で相槌としても使える便利な表現です。
会話文例
(彼女は昨日電話に出なかったんです。)
(本当ですか?それは奇妙ですね。)
strangeを使った例文③
strangeの形容詞としての意味「未知の、見(聞き)慣れない」を活用したこの例文は、「彼女はそこで聞き慣れない音を聞きました」という意味を表します。
例文のように聞き慣れない音、見慣れない光景などを描写する単語としてstrangeを活用できます。
会話文例
(彼女は怯えていたよ。何があったの?)
(そこで聞き慣れない音を聞いたんだ。)
strangeを使った例文④
strangeの形容詞の意味「未知の、見(聞き)慣れない」を活用すると、「その言語は私にとって全く未知のものでした」という文章も作ることができます。
例文のように「to+(代)名詞」の形で「~にとって」という意味も表せます。
会話文例
(その言語は私にとって全く未知のものでした。)
(そうでしょう。それは私達がアメリカで話す言語とは全く違っていますからね。)
strangeを使った例文⑤
最後にご紹介するのは、strangeの形容詞の意味「~に慣れないので、未熟で」を活用した例文です。
意味は「この土地に不慣れなもので」となります。
会話文例
(この土地には不慣れなもので。)
(あら、どちらの出身なんですか?)
strangeを使う際の注意点
strangeには他に意味が似ているものの、ニュアンスが微妙に異なる単語がいくつか存在するため、使い分けに注意が必要です。
以下から、この点について詳しく解説していきます。
weirdやoddとのニュアンスの違いをしっかりつかもう
strangeに似た意味を持つ形容詞に「weird」や「odd」が挙げられます。
まずweirdは主に口語で用いられるカジュアルな響きのある単語で、「気味が悪い、不可解な」という意味があります。strangeと比べるとネガティブなニュアンスが強いため、使用の際には注意が必要です。
oddは「異常な、逸脱した」という意味を表す単語です。strangeよりも突飛なニュアンスが強く、口語でもフォーマルな場面でも使用することが可能です。
どの単語も日本語にすると「不思議な」と同じ意味で捉えがちですが、それぞれに強調したいニュアンスが存在します。
場面ごとにネガティブさを強調したいのか、突飛さを強調したいのかなど使用用途をしっかり確認した上で使い分けるように注意しましょう。
strangeの語源
英単語の語源を知ることは、その単語への更なる深い理解に繋がります。以下から、strangeの語源について学んでいきましょう。
strangeの語源は古フランス語「estrange」
strangeの語源は古フランス語の「estrange」と言われています。この語源には「海外の、異質な、普通でない、馴染みのない」などの意味がありました。
13世紀後期には「どこか他のところから、海外の、知られていない、馴染みのない、どこにも所属しない」などの意味を持つ「straunge」という言葉が使用されていたという記録があります。
語源の形もその意味も、現代のstrangeに類似しているのがとても興味深いですね。
strangeと意味が似ている単語
ここまで、strangeの意味や使い方、発音、使用の際のポイントと語源についてご紹介してきました。最後に、strangeと意味が似ている単語、いわゆる類語を解説していきます。
語彙力UPを図るためにも、新たに覚えた単語に似た意味を持つ類語を一緒に暗記するという方法はとても有効です。
ぜひ参考にしてみてください。
astonishing
最初にご紹介するのは、形容詞で「驚くばかりの、目ざましい」という意味を表す「astonishing」です。
strangeの「未知の、見(聞き)慣れない」という意味の類語として活用することができます。
astonishingを使った会話文例
(本当に驚いてしまったよ。)
(そうなの?そこで何があったんだい?)
bizarre
次にご紹介するのは、形容詞で「奇怪な、異様な、信じられない」という意味を表す「bizarre」です。
strangeの「奇妙な、不思議な、変な、一風変わった」とほぼ同じ意味で使用できますが、こちらの単語の方がネガティブなニュアンスが強くなります。
bizarreを使った会話文例
(彼の振る舞いは変わってるよ。)
(同感だよ。)
offbeat
最後にご紹介するのは、形容詞で「風変わりな、突飛な、奇異な」という意味を表す「offbeat」です。
strangeの「奇妙な、不思議な、変な、一風変わった」と同じ意味を表しますが、若干ネガティブなニュアンスが強く、主に口語で使用されるという特徴があります。
offbeatを使った会話文例
(彼女はちょっと風変わりだね。)
(そうは思わないな。とてもかっこ良いと思うよ。)
まとめ
strangeは形容詞として類似した異なる意味を複数持つため、文脈をしっかり読み取って使用する必要があります。また、他にも意味の類似した単語が複数あるため、使い分けには注意が必要です。
しかし、上記のポイントを押さえて使用できれば、英語で表現できる幅も拡がります。ぜひあなたも当記事内容を参考にして、この単語を様々な場面で活用してみてください。
リー 木嶋 実有紀
「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。
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