1分でわかる!graveとtombの違いと正しい使い方

2020年3月5日

ペラペラ

アイキャッチ画像

肘井 学

【監修】
肘井 学

慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。関東・東海地方の複数の予備校を経て、リクルートが主催するネット講義サービス「スタディサプリ」で教鞭をとる。「英文読解」の講座は年間25万人が受講する超人気講座となっている。『肘井学の作文のための英文法が面白いほどわかる本』、『語源とマンガで英単語が面白いほど覚えられる本』をはじめ著書も多数執筆。

詳しいプロフィールはこちら

英語で「墓」を表す表現でgraveとtombという2つの単語があります。

どちらも中学英語で習う単語ですが、この2つの少し異なるニュアンスを理解していない人は多いのではないでしょうか。

例えば「父のお墓参りに行きました。」を英語で言いたい場合、以下2つのどちらが正しいかわかりますか?

  1. I visited my father’s grave.
  2. I visited my father’s tomb.

正解は1の「I visited my father’s grave.」です。

graveは「お墓」という意味でも、死体が埋葬される穴を指します。「お墓参りに行く」と言う場合は基本的にgraveを使用します。

一方、tombは、墓石や墓標などといった意味で、死体が埋葬されている穴の上もしくは下にある石の構造物を指します。

このように同じ意味を持つ単語でも、それぞれの指しているもののわずかな違いがあるので、理解して正しく使い分ける必要があります。

今回は、そんな日本人にとってわかりづらい「墓」という意味の「grave」と「tomb」の2つの違いについて説明するとともに、それぞれの正しい使い方についてもレッスンしていきましょう。

また、「grave」と「tomb」以外「墓」という意味をもつ単語もいくつかご紹介します。

graveとtombの違い

graveとtombの違いは、墓穴か墓石かです。

graveは、墓穴という意味です。遺体を埋葬する穴を指します。「お墓」を表す際に使う一般的な表現です。また、「お墓参りに行く」という場合にもgraveを使います。

tombは、墓石や墓標といった意味です。遺体を埋葬する穴(grave)の上もしくは下にある石の構造物を指します。

一般人のお墓はgraveを使いますが、王族や皇族の墓、ひと際大きく豪華な埋葬物が出てきそうなお墓を指す場合にはtombが使われることが多いです。

graveの使い方

graveの使い方について、例文を使って説明します。

彼女は両親の墓参りをしました。

She visited her parent’s grave.

彼はを掘りました。

He dug a grave.

お墓には供花が供えられていました。

An offering of flowers was placed at the grave.

tombの使い方

tombの使い方について、例文を使って説明します。

彼女は王様のお墓を見ました。

She saw the tomb of the king.

この渓谷に古代王のお墓が多くあります。

Many tombs of ancient kings are located in this valley.

エジプトのピラミッドは実に巨大なです。

The pyramids of Egypt are actually massive tombs.

理解度チェックテスト

それではここで、graveとtombを正しく使い分けることができるか、いつかテストします。

以下の英文の(カッコ)の中にはgraveまたはtombのどちらかが入ります。正しいと思うものを入れて見てください。

答えは最後にあります。

  1. My father’s ( ) is in Kyoto.
    父のお墓は京都にあります。
  2. We dug a ( ) for our pet hamster.
    私たちは亡くなったペットのハムスターのためにお墓を掘りました。
  3. The approximately 2,600-year-old bronze bells were excavated from the ( ) of a Chinese duke.
    およそ2,600年前のこの銅製の鐘は、中国の君主の墓の1つから発掘された。
  4. She has one foot in the ( ).
    彼女は死にかけています。
  5. My grandmother’s name is engraved on this ( ).
    この墓には祖母の名前が刻まれています。

「お墓」を表すその他の単語

「お墓」を表す単語はgraveとtomb以外にもあります。それらの単語がどのように使われるのか、例文を使って紹介します。

cemetery

cemeteryは、(他宗教などで教会で埋葬しない遺体の)墓地または共同墓地という意味です。以下のように使われます。

We took him to a pet cemetery.
(私たちは彼をペット専用の霊園に連れて行きました。)
I used to walk in the cemetery in my youth.
(私は若い頃、墓地をよく歩きました。)
She is entombed in a famous cemetery in Tokyo.(彼女は東京にある有名な墓地に葬られている。)

まとめ

今回は、graveとtombの違いや使い方、またはそれ以外の「お墓」という単語についてもご紹介してきました。

以下、おさらいです。

  • grave=墓穴
  • tomb=墓石または墓標

前項の例文などを使って、練習しながら感覚を身につけていきましょう。

テストの答え

理解度チェックテストの答えです。

  1. grave
    一般的な「お墓」を指すのでgraveを使います。
  2. grave
    ペットも一般的な「お墓」なのでgraveを使います。
  3. tomb
    中国の君主は偉人なのでtombを使います。
  4. grave
    死にかけているとはつまり、死ぬかもしれない=お墓に入るかもしれないということなのでgraveを使います。
  5. tomb
    名前が刻まれているのは墓石の部分なのでtombが正しいです。
The following two tabs change content below.
岡田 ティナ

ライター(詳しいプロフィールを見る

10歳までをフィリピンで過ごした英語と日本語のバイリンガル。優れた英会話力を活かし、初心者が抱く英語の疑問を解消する「ペラペラ英語塾」の記事を担当。また、英会話スクールやオンライン英会話、英会話カフェ等を体験してのレビュー記事も担当しており、体験したサービスの数は30以上を数える。

ペラペラ部運営会社情報ページへのリンクバナー