bathroomは、日常の生活の中で良く使われる単語なので、今まで一度は耳にしたことがあるという方がほとんどでしょう。
今回の記事では、そんなbathroomの意味や使い方について具体的な例文も交えながら詳しく解説していきます。
記事後半ではこの単語の語源や類語についても学べる内容です。
意味が近い他単語との違いも含め、すでに馴染みのある単語だからこそもっと深い理解を深めたい!そんな方はぜひチェックしてみてくださいね。
bathroomの意味
bathroomには品詞は名詞しかありませんが、その中に異なる意味が大きく分けて2つ存在します。
以下から、それぞれの意味についてご紹介していきます。
浴室、バスルーム
最初にご紹介するのは、bathroomの可算名詞の意味「浴室、バスルーム」です。
英語でこの意味で使われる場合の浴室とは、いわゆるトイレと浴槽がセットになったユニットバスの空間を指します。
例えば、「その家の浴室の大きさはどれくらいですか?」、「その家にはいくつ浴室が付いているんですか?」などの表現で活用できます。
トイレ、便所
次にご紹介するのは、bathroomの可算名詞の意味「トイレ、便所」です。
この意味での使用は主にアメリカで用いられるとされており、実際アメリカ人は「トイレ、便所」と言いたい際は大体この単語を使用します。
例えば、「トイレはどこにありますか?」、「トイレを使っても良いですか?」などの文章に使用可能です。
bathroomの発音・読み方
それではここから、bathroomの発音と読み方を確認していきましょう。
bathroomの発音記号
発音記号にすると、bathroomは「bæ’θru:m」と表記されます。
bathroomの発音・読み方
bathroomの発音・読み方は、日本語で「バァスルゥーム」となります。
まず、「bǽ」の部分は「b」を口を閉じたまま一瞬息を止め、勢い良く「ブッ」と発音します。
「æ」はアとエの中間の音を意識しながら両頬を左右に引っ張るようにして口を横に開けながら「ア」と出します。
これらを合わせると、「バァ」の音になります。
次に「θ」は舌先を上の前歯で軽く噛む感じに当て、その隙間から「ス」と出します。
「rùː」はまず「r」を舌先を内側に巻き、口のどこにも触れないようにしながら「ル」と発音します。
「uː」は唇を丸めて長めの音を意識して「ウー」と出します。これらを合わせて、「ルゥー」とします。
最後に、「m」は口を閉じて息を一瞬止め、鼻から出すような意識で「ム」と発音します。
特にθやrの音は日本人が苦手とする音の一つですので、しっかり上記のポイントを押さえて発音練習に励んでみてください。
bathroomの使い方と例文
ここまで、bathroomの大きく分けて5つある形容詞の意味と発音のポイントについてご紹介してきました。
以下から、まずはこの単語の使い方を学ぶ際のポイントのまとめと、具体的な例文について解説していきます。
bathroomの使い方
bathroomを使用する際、先にご紹介した大きく分けて2つある意味のうちどちらを使用したいのか?自分でしっかり明確にしておくことが重要です。
例えば「浴室、バスルーム」という意味で使用する場合、その話題は家の種類やスペックの話となることが多いでしょう。
一方、「トイレ、便所」という意味で使用する場合は、お店や友人宅でトイレを借りる際に使用することが多いと言えます。
このように、使用の際の状況と文脈をきちんと捉えて整理してから使用すると使いやすいのでおすすめです。
bathroomの例文
早速以下から、bathroomを使った具体的な例文をいくつかご紹介していきます。
新たな単語をより具体的な例文という形に落とし込んで覚えることで、具体性も増し脳にも記憶されやすくなります。
ぜひ実際の会話に応用してみてください。
bathroomを使った例文①
最初にご紹介するのは、bathroomの可算名詞の意味「浴室、バスルーム」を活用した例文です。
例文の意味は、「あなたの家の浴室の大きさはどれくらいですか?」となります。
このように特定の家の間取りや構造について話す際などに重宝します。
会話文例
(あなたの家の浴室の大きさはどれくらいなお?)
(見当がつかないわ。夫に聞いてみなくちゃ。)
bathroomを使った例文②
次にご紹介するのも、bathroomの可算名詞の意味「浴室、バスルーム」を活用した例文です。意味は、「その家にはいくつ浴室が付いているんですか?」となります。
こちらも特定の家の構造について質問するためにbathroomが使用されています。
会話文例
(ダウンタウンに家を買おうかと思ってるんだよね。)
(素晴らしいね!その家にはいくつ浴室が付いているの?)
bathroomを使った例文③
最後にご紹介するのは、bathroomの可算名詞の意味「トイレ、便所」を活用した例文です。
意味は、「トイレはどこにありますか?」です。
特にアメリカではレストランやお店などのやり取りで重宝する表現なのでぜひ覚えておきましょう。
会話文例
(トイレはどこですか?)
(まっすぐ行って左に曲がってください。)
bathroomを使う際の注意点
当記事ではbathroomの「トイレ、便所」という意味をご紹介しましたが、日本人がトイレと聞いて真っ先に想像する英単語は「toilet」ではないでしょうか?
しかし、この単語を日常生活で使用する際には注意が必要です。以下から、この点について解説していきます。
toiletは基本的に「便器」の意味にしかならない
toiletという単語は、基本的に「便器」という意味にしかなりません。
日本語ではこの単語を派生させた形で例えば「トイレに行く」と言えますが、英語で「I’m going to the toilet.」と言うと「私は便器に行く」という意味になります。
もちろん、この表現も相手に意味が伝わらない訳ではないですが、日本語でも大人同士の会話で「便器に行く」なんて言わないのと同じように、少し違和感のある響きとなります。
特にアメリカ・カナダなどの北米ではこのtoiletと言う単語ではなくbathroomをトイレの意味として使うのが普通です。
しかし、イギリス・オーストラリアなどの国では日本と同じような感覚でこの単語をトイレの意味で使用することもあるようです。
このようにトイレの表現は国によっても変わってきますが、なるべく自分が英語で話す機会の多いネイティブの出身国に合わせた表現を心掛けると良いでしょう。
bathroomの語源
英単語の語源を学ぶことは、その単語への新しい視点を持つことにも繋がりそれが単語の意味や使い方を記憶することも助けることがあるので有効です。
以下から、bathroomの語源を一緒に学んでいきましょう。
bathroomの語源は名詞の「bath」「room」
bathroomの語源は、名詞の2つの単語「bath」と「room」だったとされています。
bathroomは1780年頃には「bath-room」とも表記されることがあり、元々は「入浴するための装置を伴った部屋」という意味しかありませんでしたが、20世紀に入りアメリカで「トイレ、便所」という意味での使用が見られるようになりました。
bathroomの語源は、文字通りに「入浴する」という意味のbathと「部屋」という意味の「room」という言葉であるという点がすごく分かりやすいですよね。
またアメリカ式のトイレという意味での使用は20世紀に入ってからと比較的最近のものであるというのも興味深いポイントです。
bathroomと意味が似ている単語
以上まで、bathroomの意味や使い方、発音・使用の際の注意点や語源について解説してきました。
最後に、この単語と意味が似ている単語、いわゆる類語をいくつかご紹介します。
表現の幅を徐々に拡げていくという観点から言っても、類語を合わせて効率良く暗記していくというのはとてもおすすめです。
ぜひ下記内容も参考にしてみてください。
powder room
最初に紹介するのは、可算名詞で「ホテル・レストランなどの婦人用化粧室、トイレ」の意味を表す「powder room」です。
bathroomの「トイレ、便所」の類語として使用できますが、より綺麗でスペース的にも広い女性用のトイレを指す言葉として使用します。
日本では高級デパートなどにこのパウダールームが用意されていることがありますよね。
powder roomを使った会話文例
(この階に婦人用化粧室はありますか?)
(ございます、奥様。男性服売り場の向かいでございます。)
washroom
次にご紹介するのは、可算名詞として主にアメリカで用いられる「洗面所、手洗い所、便所」という意味を持つ「washroom」です。
アメリカでもまれにbathroomの持つトイレの意味で使用されることがあります。
washroomを使った会話文例
(どこに洗面所があるかお伺いしても良いですか?)
(もちろんです。)
water closet
最後にご紹介するのは、可算名詞で「公共・共同用の水洗便所、水洗便器」の意味を表す「water closet」です。
この意味で使う際、通常「WC」と略して使われることがほとんどで、日本・アメリカでも公共のトイレにこの表示がある場合もあります。
water closetを使った会話文例
(あ、トイレあるよ!WCって書いてる。)
(やった!ちょっと早く済ませてくるね。)
まとめ
いかがでしたか?特に「トイレ」を表す単語の使い方は国ごとに違いがあり、他にもそのスペースの特徴に合わせて類語でご紹介したような他の単語も多く存在します。
情報量が多いため少し混乱するかもしれませんが、自分の生活の中で最も使う可能性のあるものから順にしっかり意味と使い方を押さえていくと良いでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
リー 木嶋 実有紀
「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。
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