i wonderは、その直後に置く表現がどんなものかによって表す意味が変わる英語表現です。日常生活の中の会話でも時々登場します。今まで実際に耳にしたことがあるという方も多いでしょう。
今回の記事では、そんな英語表現i wonderの意味や使い方を具体的な例文を交えながら詳しく解説していきます。記事後半では、使用の際の注意点や語源・類似表現についても学べる構成です。
「もっと英語で表現できる幅を拡げて英会話を楽しみたい」そんな方はぜひ参考にしてみてください。
i wonderの意味
i wonderは単独で使用する場合、基本的には一つの意味しかありません。この意味について、以下から解説していきます。
~だろうか、~かな、~かしら
i wonderには「~だろうか、~かな、~かしら」という意味があります。何かについて不思議がったり、疑問に思ったりするような場面で活用します。もちろん、「I」から始まる表現のため、主語は常に「私」です。
例えば、「明日は雨が降るのかな」、「これ買うべきかなぁ」、「明日のパーティーには誰が来るんだろう」、「彼はそれをどこで見つけたんだろう」などの形でこの意味を活用できます。
また、他にも誰かに何かを丁寧に依頼する時の表現として例えば「会社まで送ってくれますか」、「お願いごとをしても良いですか」という表現にも活用可能です。この意味と使い方については注意点の部分で詳しく解説していきます。
i wonderの発音・読み方
それではここから、i wonderの発音と読み方を確認していきましょう。
i wonderの発音記号
発音記号にすると、i wonderは「ái wʌ‘ndər」と表記されます。
i wonderの発音・読み方
i wonderの発音・読み方は、日本語で「アィ ワァンダァ(ル) 」となります。
まず「ai」は二重母音のため、1つの音のように発音の初めの部分は口を広めに開け、終わりの部分には口を狭くして「アィ」と発音します。、
次に「wʌ‘」は「w」を唇を丸く前に突き出し、日本語のワ行の音を意識しながら短く「ワ」と出します。「ʌ」は口を中くらいの大きさに開け、短く「ア」と出します。これら2つの音を繋げると「ワァ」の音となります。
「n」は舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、息を一瞬止めた状態で鼻から出すように「ン」と発音します。「də」は同じく「d」を舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、息を一瞬止めた状態で「ドゥ」と出します。「ə」は口を大きく開けず弱く曖昧に「ア」と出します。これらを繋げて、「ダァ」の音とします。
最後に「r」は舌先を内側に巻き、口のどこにも触れない形でアとルの中間の音を意識しながら「(ル)」と出します。
特にw、n、d、rは日本語にない英語特有の音なため正しい音の習得のためには何度も練習が必要です。上記ポイントを押さえながら練習をしていきましょう。
i wonderの使い方と例文
ここまで、i wonderの基本的な意味と発音のポイントについて解説してきました。ここからは、まずこの表現の使い方のまとめと具体的な例文をご紹介していきます。
i wonderの使い方
i wonderは、冒頭にお伝えした通りその直後に置く表現の形によって意味が変わります。基本的な形は「I wonder if~.」で「~だろうか、~かな、~かしら」ですが、「I wonder+疑問詞」の形では「誰が~だろう、いつ~だろう、何が~だろう」などの意味になります。
このため、まずはそれぞれの文章の形に着目してどちらの意味になるかを見極めるというのがポイントとなります。
i wonderの例文
それでは早速以下からi wonderを使った例文を含む会話文例をいくつかご紹介していきます。
新たに学んだ英単語や英語表現は、そのまま単独の形で覚えようとしてもなかなか記憶に残りません。具体的な例文や会話文例と言う形に落とし込んむのがおすすめです。
自分でも日常生活の中のどんな場面で活用できるだろう?という意識を持って、以下を読み進めてみてください。
i wonderを使った例文①
最初にご紹介するのは、 I wonder ifの形を伴って「明日は雨が降るのかな」という意味を表す例文です。接続詞if以下の部分が主語が不思議に思っている内容ということになります。
会話文例
(明日は雨が降るのかな。)
(どうだろう。天気予報をチェックしてみよう。)
i wonderを使った例文②
同じくI wonder ifの形を活用して、当例文のように「これ買うべきかなぁ」と表現することも可能です。こちらも接続詞if以下の内容が主語が迷っている、疑問に思っている内容となります。
会話文例
(これ買うべきかなぁ。)
(買うべきだと思うな。セールだし。)
i wonderを使った例文③
次にご紹介するのは、I wonder+疑問詞(who)の形で「明日のパーティーには誰が来るんだろう」という意味を表す例文です。疑問詞以下に自分が不思議に思っていることを配置します。
会話文例
(明日のパーティーには誰が来るんだろう。)
(マイクの友達と彼の同僚が来るんだと思うよ。)
i wonderを使った例文④
最後にご紹介するのは、I wonder+疑問詞(where)の形で「彼はそれをどこで見つけたんだろう」の意味を表す例文です。この例文も疑問詞以下に自分が不思議・疑問に思っていることを配置しています。
会話文例
(彼が昨日つけてた時計見た?どこで見つけたんだろう。)
(気づかなかったな。どんな見た目だった?)
i wonderを使う際の注意点
今回の記事ではi wonderの意味と使い方としてI wonder ifとI wonder +疑問詞の2つを中心にご紹介してきました。
しかし、実はこの形を応用した「I was wondering if~.」という形も日常生活では良く使われるため注意が必要です。以下からこの点について詳しく解説していきます。
丁寧な依頼「~してくれないでしょうか」の意味を表す「I was wondering if~.」
まず、I was wondering ifは誰かに丁寧にお願いや依頼をする時に活用でき、「~してくれないでしょうか」の意味を表します。他疑問文の形の丁寧な依頼表現に比べるとさほど堅苦しくなく、カジュアルな会話の中で重宝します。
例えば「I was wondering if you could turn down the music a little bit.」で「音楽の音量をちょっと下げてもらえないでしょうか」などの形で使えます。親しい人に対してカジュアルながらある程度の丁寧さも保って何か依頼したい際に活用してみましょう。
i wonderの語源
新たに学んだ英単語や英語表現の語源を学ぶと、その言語の持つ奥深さや歴史に触れることができます。以下から、今回取り上げているi wonderを構成する2つの単語の語源について一緒に確認していきましょう。
i wonderの語源は古英語「ic」、「wundrian」
英単語Iとwonderの語源はそれぞれ古英語「ic」、「wundrian」とされています。それぞれ「第一人称単数主格代名詞」、「驚く、感心する、素晴らしくする、拡大する」という意味を持っていました。
どちらの語源も語源・意味共に現代のものと共通する部分が多い点が興味深いですよね。
i wonderと意味が似ている単語
ここまで、英語表現i wonderの意味と使い方、発音・使用の際の注意点、語源についてご紹介してきました。最後に、この表現と意味が似ている類語表現・類語を解説していきます。
英語を話す際の表現力の幅を拡げるために、類語表現・類語を活用するのはとても有効です。ぜひ以下から活用できそうなものをピックアップしてみてください。
Do you think~?
最初にご紹介するのは、「あなたは~だと思いますか?」の意味を表す表現「Do you think~?」です。相手に自分が不思議・疑問に思っていることについて確認したい際に使うと便利です。
Do you think~? を使った会話文例
(明日は雨が降ると思う?)
(どうかなぁ、降らないと良いけど。)
puzzle
次にご紹介するのは、動詞で「~の頭を悩ませる、当惑させる」などの意味を表す「puzzle」です。i wonderで表現する時よりも深い悩みや疑問を抱えた際に活用できます。
puzzle を使った会話文例
(その解答に頭を悩ませたよ。)
(僕も。)
まとめ
いかがでしたか?英語表現i wonderはその直後に置く表現の形や文の形式によって複数の意味を表せる便利な表現です。
ぜひあなたも様々な場面で活用してみてください。
リー 木嶋 実有紀
「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。
最新記事 by リー 木嶋 実有紀 (全て見る)
- ネイティブ相手に今日から使える!in caseの意味と使い方 - 2024年5月20日
- ネイティブ相手に今日から使える!i wonderの意味と使い方 - 2024年5月6日
- ネイティブ相手に今日から使える!you are welcomeの意味と使い方 - 2024年4月24日