1分でわかる!domainとterritoryの違いと正しい使い方

2020年4月1日

ペラペラ

肘井 学

【監修】
肘井 学

慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。関東・東海地方の複数の予備校を経て、リクルートが主催するネット講義サービス「スタディサプリ」で教鞭をとる。「英文読解」の講座は年間25万人が受講する超人気講座となっている。『肘井学の作文のための英文法が面白いほどわかる本』、『語源とマンガで英単語が面白いほど覚えられる本』をはじめ著書も多数執筆。

詳しいプロフィールはこちら

英語で「領地」を表す表現でdomainとterritoryという単語があります。どちらも難易度がやや高い英単語であり、かつ日常英会話での信用頻度は低いため、それぞれの違いを理解している人は少ないと思います。

例えば、英語で「日本の領土」を表す際、以下2つのどちらが当てはまるかわかりますか?

  1. A Japanese domain.
  2. A Japanese territory.

正解は2の「A Japanese territory.」です。territoryは、主に国の領土を指す場合に使います。

一方domainは、支配圏、所有権、領域などといった場合に使われます。

このように同じ「領域」という意味を持つ単語でも指す範囲は異なるので、それぞれの意味を理解して正しく使い分ける必要があります。

今回はそんな日本人にとってわかりにくいdomainとterritoryの違いを説明するとともに、正しい使い方についてもレッスンしていきましょう。

また、domainとterritory以外にも「領地」という意味を持つ英単語についてもいくつかご紹介します。

オンライン英会話おすすめ10選の記事へのリンクバナー

domainとterritoryの違い

domainとterritoryの違いは、それぞれの指す範囲です。

domainは、(統治している)領土、領地、藩などの昔の領地、(思想・知識・活動などの)領域、分野、~界、所有地などと言った意味です。

territoryは、領土、領地、版図、地方、地域、(学問・行動などの)領域、分野、なわばり、地盤などと言った意味です。

支配圏、所有権、領域を指す場合にはdomain、国の領土を指す場合にはterritoryを使います。

domainの使い方

domainの使い方について、例文を使って説明します。

それはすでに芸術の領域です

It is already a domain of art.

彼女は英文学の大御所です

She’s a leading figure in the domain of English literature.

私のおじいちゃんは土佐出身です

My grandfather is from the Tosa domain.

territoryの使い方

territoryの使い方について、例文を使って説明します。

彼女はその土地の入植者でした

She was an immigrant in the territory.

ここは日本の領地です

This is Japanese territory.

彼らは帝国の領土を広げました

They extended the territory of the empire.

理解度チェックテスト

それではここで、domainとterritoryを正しく使い分けることが出来るかいくつかテストをしましょう。

英文に中の(カッコ)には、domainかterritoryのどちらかが入ります。正しいと思うものを入れてみてください。

答えは記事の最後にあります。

  1. She was born in the Iyo-Matsuyama ( ).
    彼女は伊予松山藩出身です。
  2. Crocodile will attack if you walk into their ( ).
    もし彼らのなわばりに入ればワニは襲ってくるでしょう。
  3. Her ( ) extends into Europe.
    彼女の領土はヨーロッパへと広がっています。
  4. Its ( ) covered today’s Shiga Prefecture.
    その領土は現在の滋賀県にあたります。
  5. Kyoto is within my( ).
    京都は私の受持区域です。

「領地」を表すその他の英単語

「領地」を表す単語は、domainとterritory以外にもあります。それらがどのように使われているのか、例文を使ってご紹介します。

area

areaは、面積、地域、地方、地区、区域、(特定の)場所、範囲、領域、地下勝手口などといった意味です。以下のように使われます。

The house has a floor area of 200 square meters.(その家の床面積は200平方メートルです)
I am interested in various areas of technology.(私は科学のいろいろな分野に興味があります)
Move the cursor to a blank area of the screen.(カーソルを画面の何もない箇所へ移動してね)

region

regionは、(明確な限界のない広大な)地方、地域、地帯、(芸術・学問などの)範囲、領域、分野、(身体の)部位、局部、行政区、管区などといった意味です。以下のように使われます。

I have a pain in the lumbar region. (腰のあたりが痛いです)
I went to the Touhoku region.(私は東北地方に行ってきました)
I was born in the Touhoku region.(私は東北出身です)

block

blockは、(石・木などの)かたまり、木塊、石塊、(おもちゃの)積み木、(建築用)ブロック、台木、台盤などといった意味です。以下のように使われます。

The station is five blocks away.(駅は5ブロック先にあります)
My daughter lives on my block.(私の娘は同じブロックに住んでいます)
The four buildings share the same block.(4つの建物がその街区を分けています)

zone

zoneは、(都市計画などの)地区、(道路の)交通規制区域、(外観・特徴などによって他と区別できる)地帯、地域、区域などといった意味です。以下のように使われます。

This area has been zoned as residential. (この地域は住宅地区とされています)
This is a school zone.(ここはスクールゾーンです)
Please do that within your comfort zone.(あなたの無理のない範囲でお願いします)

district

districtは、(都市の)地区、(行政・司法・教育などの目的で区分した)地区、管区、地方、地域などといった意味です。以下のように使われます。

He lives in a different school district from my son.(彼は私の息子とは違う学区に住んでいます)
They strolled around the shopping district.(彼らは商店をぶらぶらしました)
This area is the town’s commercial district.(この辺りが町の商業地区です)

field

fieldは、(生け垣・溝・土手などで区画した)畑、田畑、牧草地、草刈り場、(森林・建物のない)野、原、野原、野辺、原野などといった意味です。以下のように使われます。

They are outstanding in their field .(彼らは自分たちの分野では際だっています)
My mother planted a tree in the field.(母はその野原に、一本の木を植えました)
The army was in the field awaiting action. (軍隊は行動待機の状態でその平野にいました)

まとめ

今回は、domainとterritoryの違いや正しい使い方、それ以外の「領地」と似ている表現についてもお話ししてきました。

おさらいすると、

  • domain=(統治している)領土、領地、藩などの昔の領地、(思想・知識・活動などの)領域、分野、~界、所有地
  • territory=領土、領地、版図、地方、地域、(学問・行動などの)領域、分野、なわばり、地盤

ということを表します。前項の例文などを使って、練習しながら感覚を身につけていきましょう。

テストの答え

  1. domain
  2. territory
    縄張りはterritoryを使います。
  3. territory
    現在の国の領土を表しているのでterritoryを使います。
  4. domain
    昔の領土なので、domainを使います。
  5. territory
The following two tabs change content below.
岡田 ティナ

ライター(詳しいプロフィールを見る

10歳までをフィリピンで過ごした英語と日本語のバイリンガル。優れた英会話力を活かし、初心者が抱く英語の疑問を解消する「ペラペラ英語塾」の記事を担当。また、英会話スクールやオンライン英会話、英会話カフェ等を体験してのレビュー記事も担当しており、体験したサービスの数は30以上を数える。

ペラペラ部運営会社情報ページへのリンクバナー