ネイティブ相手に今日から使える!basicallyの意味と使い方

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basicallyは、英語ネイティブ同士の日常会話の中でも良く登場する英単語です。今まで海外ドラマや映画の中のセリフで何度か耳にしたことがあるという方も多いでしょう。

そこで、今回の記事ではこのbasicallyの意味や使い方について詳しく解説していきます。記事後半では使用の際の注意点、語源、類語についても学べる構成です。

今まで聞き慣れた英単語について今一度復習したいという方はぜひ最後までチェックしてみてください。

basicallyの意味

basicallyには副詞として大きく分けて4つの意味が存在します。それぞれの意味について、以下から詳しく解説していきます。

基本的には、根本的に、大筋で、おおむね、元来、一般的に言って

最初にご紹介するのは、basicallyの持つ「基本的には、根本的に、大筋で、おおむね、元来、一般的に言って」という意味です。この英単語の持つ最も基本的な意味と言えるでしょう。

例えば、「彼は基本的には良い人だと思います」、「みんなその方針におおむね同意しました」などの形でこの意味を活用できます。

(人の性格が) 根は、心は

次にご紹介するのは、basicallyの意味「(人の性格が)根は、心は」の意味です。例えば、「彼女は根は良い人です」、「みんな心では同じことを思っています」などの表現が可能となります。

(見かけと違って) 実は

basicallyには「(見かけと違って) 実は」という意味もあります。例えば、「うん、実は彼女と別れたんだよ」、「実は彼って浪費家なんだよね」などの表現に活用できます。

要するに、つまり、簡単に言ってしまえば

最後にご紹介するのは、basicallyの持つ「要するに、つまり、簡単に言ってしまえば」です。例えば、「要するに、彼に置いていかれちゃったってことね」、「つまり、答えはイエスです」などの表現が可能となります。

basicallyの発音・読み方

それではここから、basicallyの発音と読み方を確認していきましょう。

basicallyの発音記号

béisikəli

発音記号にすると、basicallyはbéisikəliと表記されます。

basicallyの発音・読み方

basicallyの発音・読み方は、日本語で「ベェィシィカァリィ」となります。

まず、「béi」の部分は「b」を唇を閉じて一瞬息を止め、その状態から勢い良く「ブッ」と出します。「ei」は日本語のエより若干舌を緊張させて、発音の最後の部分では口を狭くした「エィ」と出します。ここまでの音を続けると、前半の「ベェィ」の音になります。

次に「si」の部分は「s」を舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に近づけ、その隙間から「ス」と発音します。「i」は日本語のエとイの音を同時に言うような意識で「イ」と発音します。これら2つの音を合わせると、「シィ」となります。

kə」の音は「k」を舌の後ろの部分を上げ、上顎の奥に付けて息を一瞬と止めます。そこから舌を勢い良く離し、破裂させるように「クッ」と出します。「ə」は口をあまり開けない状態で弱く曖昧に「ア」と出します。これらを続けると「カァ」の音が完成します。

最後に、「li」の部分は「l」を舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、その状態で舌の両側からウとルを同時に出しように意識します。「i」は先程と同じ要領で「イ」と発音し、これらの音を合わせて「リィ」とします。

特にb、s、lの音は英語特有の音のため何度も練習が必要です。ぜひ上記のポイントを基に発音も磨いていってくださいね。

basicallyの使い方と例文

ここまで、basicallyの基本的な意味と発音のポイントについて解説してきました。以下からは、まずはこの英単語の使い方のポイントのまとめと具体的な例文をいつくかご紹介してきます。

basicallyの使い方

basicallyは、大きく分けて4つの意味があるものの、どれも日本語にすると何となく同じ響きになるため使い分けに迷いがちです。

自分で英文を作る際はまずどの意味で使いたいのかを明確にしてから文を作ること、誰かがこの単語を使った際の意味を見極めるにはその時に一番文脈に合ったものを選ぶという意識を持つと活用しやすくなるでしょう。

basicallyの例文

それでは早速以下から、basicallyを使った例文を含む会話文例をいくつかご紹介していきます。

新たに覚えた英単語は、単独の形ではなく例文というより具体的な形で覚えた方が記憶にも残りやすいためおすすめです。

会話文例にも着目しながら、具体的にどんな活用ができるんだろう?という視点で読み進めてみてください。

basicallyを使った例文①

I think he’s basically a good person. 

最初にご紹介するのは、basicallyの持つ「基本的には、根本的に、大筋で、おおむね、元来、一般的に言って」という意味を活用した例文です。

例文の意味は「彼は基本的には良い人だと思います」となります。

会話文例
I think he’s basically a good person.
(彼は基本的には良い人だと思います。)
I think so too.
(私もそう思います。

basicallyを使った例文②

Everybody thinks basically the same way.

次にご紹介するのは、basicallyの意味「(人の性格が)根は、心は」の意味を活用した例文です。意味は「みんな心では同じことを思っています」となります。

会話文例
Everybody thinks basically the same way.
(みんな心では同じことを思ってるよ。)
I hope that’s true.
(そうだと良いんだけど。)

basicallyを使った例文③

Well, basically I broke up with her.

basicallyの持つ「(見かけと違って) 実は」という意味を活用すると、例文のように「うん、実は彼女と別れたんだよ」と表現することもできます。

会話文例
You look so tired. What happened?
(すごく疲れてるね。どうしたの?)
Well, basically I broke up with her.
(うん、実は彼女と別れたんだよ。)

basicallyを使った例文④

Basically the answer is yes.

最後にご紹介するのは、basicallyの持つ「要するに、つまり、簡単に言ってしまえば」を活用した例文です。例文の意味は「つまり、答えはイエスです」となります。

会話文例
So, what do you say?
(それで、どうする? )
Basically, the answer is yes.
(つまり、答えはイエスだよ。)

basicallyを使う際の注意点

今回取り上げているbasicallyの他にも英語には日常生活の中で良く登場する副詞がいくつもあるため、それぞれの使い分けには注意が必要です。

以下からこの点について詳しく解説していきます。

他にもtechnicallyやliterallyなどが良く使われる

basicallyと同じく副詞で「厳密に言うと」の意味を表す「technically」や「文字通りに」の意味を表す「literally」が日常生活の中でも良く使われます。

例えば「Technically, I’m not his girlfriend. 」で「厳密に言うと、私は彼の彼女ではありません」、「He is literally rich.」で「彼は文字通りにお金持ちです」などの表現にそれぞれ活用することができます。

このように、英語での会話では副詞を上手く使った表現が沢山出てきます。ここでご紹介した2単語もまとめて覚えてしまうと便利です。

basicallyの語源

新たに学んだ英単語の語源を知ることは、その単語へのより深い理解にも繋がります。以下から、basicallyの語源について一緒に学んでいきましょう。

basicallyの語源は「base」

basicallyの語源は、「そのサポートや基礎、台座と考えられる全てのもの底」という意味を持つ名詞「base」であると言われています。この形に副詞のllyがついたのがbasicallyです。

語源の意味も形もbasicallyのそれとかなり近いので分かりやすいですね。

basicallyと意味が似ている単語

ここまで、副詞basicallyの持つ意味と具体的な使い方、発音・使用の際の注意点と語源について詳しく解説してきました。最後にこの単語と意味が似ている単語・表現、いわゆる類語をいくつかご紹介していきます。

類語を上手く活用できると、英語での会話の幅も拡がるため便利です。ぜひ最後までチェックしてみてください。

essentially

最初にご紹介するのは、副詞で「本質的に、本質上、本質的には」などの意味を表す「essentially」です。日本語では意訳的に「根は」と訳されることも良くあります。

essentially を使った会話文例

He’s essentially a good man.
(彼は根は良い人です。)
I agree.
(そうですよね。)

mostly

次にご紹介するのは、副詞で「大部分は、大抵は」の意味を表す「mostly」です。

mostlyを使った会話文例

I work mostly at night.
(私は大抵夜仕事をします。)
Really? What do you do?
(そうなんです?何をしてるんですか?)

at heart

最後にご紹介するのは、「心底は、実際は、気にかけて」などの意味を表す「at heart」です。

at heartを使った会話文例

He’s young at heart.
(彼は気が若いです。)
I think he is too.
(私も彼はそうだと思います。)

まとめ

basicallyは基本的な意味や使い方を押さえておけば活躍する場面の多い大変便利な英単語と言えます。あなたもぜひ色んな場面でこの単語を活用してみてくださいね。

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リー 木嶋 実有紀

「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。

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