ネイティブ相手に今日から使える!whyの意味と使い方

2021年11月11日

ペラペラ

whyは中学校で習う疑問詞として、ほとんどの人がすでに知っている単語です。今までネイティブと英語で会話する際にも何度か使用したことがあるという方も多いでしょう。

今回の記事では、そんなwhyの意味や使い方について詳しく解説していきます。記事後半は、使用の際の注意点や語源、類語も学べる内容です。

ぜひチェックしてみてください。

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whyの意味

whyには副詞、名詞、間投詞という3つの異なる品詞が存在します。それぞれの品詞ごとに異なる複数の意味があります。

以下から、それぞれの意味を確認していきましょう。

なぜ、どうして、どういう理由で、何のために

最初にご紹介するのは、whyの疑問副詞としての意味「なぜ、どうして、どういう理由で、何のために」です。これが、いわゆる私達がwhyの疑問詞の意味として認識しているものです。

例えば、「どうして彼は昨夜パーティーに来なかったのですか?」内、「どうして」の部分がこのwhyの意味です。

~の理由

次にご紹介するのは、whyの関係副詞の意味「~の理由」です。この意味で使用する場合、reason(s) を先行詞として置くのが通例です。

例えば、「彼女がそれを言った理由は不明です」内、「彼女がそれを言った理由」の部分にこの関係副詞のwhyを使用しましょう。

理由、わけ、原因

whyは名詞として複数形で用いると「理由、わけ、原因」という意味にもなります。通例、「the whys and wherefores」の形で用います。

例えば、「私の上司は私達に彼が決めた理由を説明しようとしました」内、「彼が決めた理由」の部分にこのwhyの使い方を活用できます。

あら!、おや!、まぁ!

次にご紹介するのは、whyの間投詞としての意味「あら!、おや!、まぁ!」です。意外なことへの発見、承認などを表す時に出る声として使われます。

例えば、「おや!これは驚きだね!」内、「おや!」の部分にこのwhyを置きましょう。

何だって!、なに!

whyには間投詞としての意味「何だって!、なに!」という意味もあります。特に何かに対して反論・抗議を表す言葉として活用可能です。

例えば、「なに、それのどこが悪いの?」内、「なに」の意味でこのwhyを使用します。

ええっと、まぁ、さぁ

最後にご紹介するのは、whyの間投詞としての意味「ええっと、まぁ、さぁ」です。躊躇を表したり、言葉の繋いだりする役割を果たします。

例えば、「まぁ、また彼なの!」内、「まぁ」の部分にこの意味のwhyを活用してみましょう。

whyの発音・読み方

それではここから、whyの発音と読み方を確認していきましょう。

whyの発音記号

(h)wai

発音記号にすると、は「(h)wai」と表記されます。

whyの発音・読み方

whyの発音・読み方は、日本語で「ワァイ」となります。

まず「w」は唇を丸くして前に突き出し、日本語の「ワ」の音を意識して「ワ」と発音します。

次に「ai」は二重母音として初めは口を広く開け、最後に口を狭くして「アィ」と出します。

これら2つの音を組み合わせると、「ワァイ」という発音になります。特に「w」の音は英語特有の音です。上記ポイントを確認しながらぜひ何度も発音の練習をしてみてください。

whyの使い方と例文

ここまで、whyの副詞、名詞、間投詞としてのそれぞれの意味をご紹介してきました。

以下から、まずwhyの使い方を学ぶ際のポイントについてまとめていきます。whyをより実践的に会話の中で使用していきたい!という方はぜひ参考にしてみてください。

whyの使い方

whyは先述の通り、3つの異なる品詞があるため、品詞ごとにしっかり区別して使い方を整理して学んでいく方法がおすすめです。

whyの例文

早速以下から、それぞれの品詞ごとに具体的な例文をご紹介していきます。

新たに学んだ単語を具体的な例文の形で頭に入れておくと、実際の会話で応用できるチャンスも増えます。

ぜひ、自分だったらどんな場面でこの使い方を活用するだろう?という視点を持って読み進めてみてください。

whyを使った例文①

Why he didn’t come to the party last night?

最初にご紹介するのは、whyの疑問副詞の意味「なぜ、どうして、どういう理由で、何のために」を活用した例文です。

例文の意味は、「どうして彼は昨夜パーティーに来なかったのですか?」となります。この例文は、whyの一番広く知られている意味を活用したものなので、分かりやすいでしょう。

会話文例
Why he didn’t come to the party last night?
(どうして彼は昨夜のパーティーに来なかったんだろう?)
I don’t know. Probably something came up.
(どうだろう。多分何か急用ができたんじゃないかな。)

whyを使った例文②

The reason why she said that is unknown.

次にご紹介するのは、whyの関係副詞の意味「~の理由」を活用した例文です。意味は、「彼女がそれを言った理由は不明です」となります。

例文のようにreason(s) を先行詞として置き、その後の補足内容をwhyで繋ぎます。

会話文例
Why did she say such a mean thing to her family?
(なぜ彼女は家族にそんな意地悪なことを言ったの?)
The reason why she said that is unknown.
(なぜ彼女がそれを言ったか理由は不明です。)

whyを使った例文③

My boss tried to explain the whys and wherefores of his decision.

whyの名詞・複数形としての意味「理由、わけ、原因」を活用したこの例文は、「私の上司は彼が決めた理由を説明しようとしました」という意味を表します。

例文のように「the whys and wherefores」とすると「~する理由」という意味になります。

会話文例
My boss tried to explain the whys and wherefores of his decision.
(私の上司は彼が決めた理由を説明しようとしたんだ。)
Was everybody happy with that?
(それについて皆満足していた?)

whyを使った例文④

Why, what’s wrong with it?

次にご紹介するのは、whyの間投詞としての意味「何だって!、なに!」を活用した例文です。例文は、「なに、それのどこが悪いの?」という意味を表します。

この例のように、何かに対して反論・抗議を表す際に活用できます。

会話文例
Are you sure you really want to do this?
(本当にこれがやりたいんだね?)
Why, what’s wrong with it?
(なに、どれのどこが悪いの?)

whyを使った例文⑤

最後にご紹介するのは、whyの間投詞の「ええっと、まぁ、さぁ」を使った例文です。

意味は、「まぁ、また彼なの!」となります。このように躊躇を表したり、言葉の繋いだりするのに活用できます。

会話文例
Why, it’s him again!
(まぁ、また彼なの!)
I know. He’s been coming here almost every day.
(そうなんだ。彼はここにほぼ毎日来ているよ。)

whyを使う際の注意点

whyは理由を尋ねる際に便利な単語ですが、状況によっては使いすぎると相手を詰問しているような強い表現に聞こえてしまうため、注意が必要です。

以下からこの点について詳しく解説していきます。

why以外の疑問詞も活用しよう

特に主語がyouの場合、例えば「Why do you think so?」と相手に尋ねると、「どうしてそう思うの?」と少しストレートで唐突な印象を与えてしまうことがあります。

この場合、例えば「What made you think so?」と主語をwhatというyou以外のものに置き換えて表現できると、意味も「どうしてそう思うようになったんですか?」となり、少し柔らかくなります。

このように、whyは特にyouという目の前の人を主語にすると少しストレートに聞こえるので、注意しましょう。例で示したような他の疑問詞も活用していくのがおすすめです。

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whyの語源

英単語の語源を知ることは、その単語への深い理解に繋がります。以下から、whyの語源について学んでいきましょう。

whyの語源は古英語の「hwi」

whyの語源は古英語の「hwi」とされています。whyの驚きや強調を表す間投詞としての使用は1510年代から、名詞としての使用は1300年代から認められていました。

語源の形は現代のものと類似しているため、覚えやすいでしょう。また、時代の変遷と共に使用際の意味も拡がっていった点は大変興味深いですね。

whyと意味が似ている単語

ここまで、whyの意味や使い方、使用の際の注意点、語源について解説してきました。最後に、whyと意味が似ている単語を複数ご紹介します。

英語で表現力豊かな会話を実現する上でも、類語まで暗記して積極的に活用していくことは多変有効です。

ぜひ以下内容を参考にしてみてください。

cause

最初にご紹介するのは、名詞で「理由、根拠」という意味を表す「cause」です。whyの「~の理由」と同じ意味で使用できます。

causeを使った会話文例

Why does he want to do that?
(彼はなぜそれをしたいんだろう?)
He has good cause to do so.
(彼にはそうするだけの十分な理由があるのさ。)

motive

次にご紹介するのは、「動機、真意、目的」という意味を表す「motive」です。whyの「理由、わけ、原因」の類語として活用可能です。

motiveを使った会話文例

She doesn’t have a strong motive for the job.
(彼女はその仕事への強い動機を持ち合わせていないんだ。)
That’s too bad.
(それはそれは。)

how

最後にご紹介するのは、副詞として「どうして、まぁ、なぜ」の意味を表す「how」です。このhowの意味は、why「なぜ、どうして、どういう理由で」の類語として使えます。

howを使った会話文例

How can you live with him?
(なぜ彼と一緒に住めるんですか?)
I don’t know. I think he’s a good guy.
(どうなんでしょう。私は彼は良い人だと思いますよ。)

まとめ

whyは馴染み深い単語ではありますが、意外と品詞や意味も多い単語でもあります。中学校レベルの単語であっても、会話で重要なのは「それを自然な形で使いこなせること」です。

ぜひ当記事内容を参考にして、あなたも実際の会話でwhyを使いこなしてみてくださいね。

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リー 木嶋 実有紀

「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。

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