boredは、人や物の気持ちや状態を表す形容詞として良く使用される単語です。ネイティブとの会話の中で何度か聞いたことがあるという方も多いでしょう。
今回の記事では、そんなboredの意味や使い方について詳しく解説していきます。記事後半では、使用の際の注意点や語源、類語についてもご紹介します。
今までこの単語の意味や使い方をぼんやりと捉えられていなかったという方は、ぜひチェックしてみてください。
boredの意味
今回ご紹介するboredには形容詞として大きく分けて2つの意味が存在します。以下から、それぞれの意味について詳しくご紹介していきます。
うんざりした
最初にご紹介するのは、boredの形容詞の意味「うんざりした」です。このうんざりという意味は、日本語にすると「飽き飽きした」など他の表現になる場合もあります。
例えば、「私はほとほとうんざりしました」などの例文内でこの意味を活用できます。
退屈な
次にご紹介するのは、boredの形容詞としてのもう一つの意味、「退屈な」です。この意味も、日本語では「暇な」という言葉で表現されることがあります。
例えば、「彼はすごく暇だと言いました」、「私は退屈しています」などの形で使用可能です。
boredの発音・読み方
それではここから、boredの発音と読み方を確認していきましょう。
boredの発音記号
発音記号にすると、は「bɔ’:rd」と表記されます。
boredの発音・読み方
boredの発音・読み方は、日本語で「ボォー(ル)ドゥ」となります。
まず「bɔ’ː」の部分は「b」を唇を閉じて一瞬息を止め、そこから勢いよく「ブッ」と発音します。「ɔː」は口を大きく開けた後、唇を丸く突き出して少し長めに「オー」と出します。これらを続けて発音すると。「ボォー」となります。
「r」は舌先を内側に巻き、口のどこにも触れずにアとルの中間のような音で「(ル)」とします。
最後の「d」の部分は舌先を前歯のすぐ裏の歯茎に付け、息を一瞬止めてから勢いよく「トゥ」と出します。
特に「r」の音は日本語にない音のため、上記のポイントを押さえて何度も練習を重ねてみてください。
boredの使い方と例文
ここまで、boredの形容詞としての2つの意味と発音のポイントについてご紹介してきました。以下から、まずはboredの使い方を学ぶ際のポイントのまとめをお伝えします。
boredの使い方
boredは2つある「うんざりな、退屈した」という意味が類似しているため、文脈ごとにどちらの意味で使うのかを見極めて使い方を整理していくのがおすすめです。
それぞれの文意に着目して使い方を整理していきましょう。
boredの例文
早速以下から、それぞれの意味ごとに具体的な例文をご紹介していきます。
新たな単語は例文という、より具体的な形で暗記すると記憶にも残りやすくおすすめです。ぜひ実際の会話ではどんな風に応用できるかな?という視点を持って以下内容を読み進めてみてください。
boredを使った例文①
最初にご紹介するのは、boredの形容詞の意味「うんざりした」を活用した例文です。意味は、「私はほとほとうんざりしました」となります。
「bored to death」の部分で、ただ「うんざりした」ではなく、「ほとほと、すごく」というニュアンスが加わっています。
会話文例
(昨日のミーティングはどうだった?)
(ほとほとうんざりしたよ。)
boredを使った例文②
次にご紹介するのは、boredの形容詞としてのもう一つの意味、「退屈な」を活用した例文です。意味は、「彼はすごく暇だったと言いました」となります。
会話文例
(息子さんは学校初日を楽しまれましたか?)
(いいえ。彼はすごく暇だったと言っていました。)
boredを使った例文③
boredの形容詞の意味「退屈な」を活用すると、例文のように「私は退屈しています」という意味も表せます。
会話文例
(退屈だなぁ。今夜は何するの?)
(まだ分からないけど。今週は忙しくしてたから、多分ゆっくりするかな。)
boredを使う際の注意点
boredとよく似た単語にboringがあります。両者は、形も意味も似ているため、注意が必要です。
この点について以下から詳しく解説していきます。
boredとboringを正しく使い分ける
先述した通り、boredは形容詞で「うんざりした、退屈した」などの意味を表します。これらの意味は、人の気持ちや状態を説明する役割を果たしています。
一方、boringは形容詞で「退屈な」という意味を表す単語です。この単語は、boredと異なり、人の気持ちを説明することはできず、例えば「この会議は退屈です」など、人や物の状態を表す際に使用します。
このように、boredとboringは形も意味も似ているため混同しがちですが、しっかりそれぞれが表す意味を整理して使用するように心がけてみてください。
boredの語源
英単語の語源を知ることは、その単語への更なる理解を深めることに繋がります。以下から、boredの語源について一緒に学んできましょう。
boredの語源は動詞の「bore」
boredの語源は、「~をうんざりさせる、退屈させる、穴をあける」という意味を表す「bore」です。
ちなみに、このboreの語源は古英語の「borian」とされており、この言葉には「あける、くりあける、穴をあける」などの意味がありました。
このようにboredの基の形のboreとその語源の形と意味を比較すると、似通っていることが分かります。
boredと意味が似ている単語
ここまで、boredの意味や使い方、使用の際の注意点と語源についてご紹介してきました。最後に、boredと意味の近い類語について解説していきます。
特に表現のマンネリ化を防ぐという意味でも、類語も覚えて活用していくというのはとてもおすすめです。
ぜひ参考にしてみてください。
tired
最初にご紹介するのは、形容詞で「疲れた、飽きて、嫌になって」という意味を表す「tired」です。boredの「うんざりした」という意味の類語として活用できます。
tiredを使った会話文例
(世の中が嫌になってきたよ。)
(僕もだよ。)
fatigued
「疲れた」という意味を表す「fatigued」もboredの「うんざりした」の類語として使用できます。少し硬い響きになるので日常会話では耳にすることは少ないですが、稀に使われます。
fatiguedを使った会話文例
(大丈夫?)
(ちょっと疲れ気味です。)
まとめ
boredはboringとの使い分けに注意が必要なものの、使いこなせるようになれば大変便利な単語です。
類語も合わせて活用すると、表現の幅も拡がります。ぜひあなたも当記事を参考にしてこの単語を色んな場面で活用してみてください。
リー 木嶋 実有紀
「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。
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