boringは、日常生活レベルの会話でもよく使用される単語です。海外ドラマや映画内のセリフの中でも何度か耳にしたことがある!という方も多いでしょう。
今回の記事では、そんなboringの意味や使い方について詳しく解説していきます。記事後半では、語源や類語についても学べる内容です。
boringという単語を今まで何度か耳にしたことはあるけど、中々使いこなせない!と感じている方は、ぜひチェックしてみてください。
boringの意味
boringには形容詞、名詞と2つの異なる品詞が存在し、それぞれの品詞ごとに異なる意味を持ちます。主に形容詞として用いられることが圧倒的に多く、名詞として使用することはごく稀です。
ここでは、参考として名詞としての意味も含めた意味をご紹介します。
うんざりするような、退屈な
boringには形容詞として「うんざりするような、退屈な」という意味があります。人や物の様子を描写する単語として活用可能です。
例えば、「私は高校時代、退屈な日々を過ごしていました」、「彼女はうんざりするような仕事をしています」、「この本は退屈です」内、「退屈な、うんざりするような」の部分にこの意味のboringを活用します。
穿孔、中ぐり、穿孔であけた穴
boringには名詞で「穿孔、中ぐり、穿孔であけた穴」という意味もあります。
例えば、「そこには穿孔があります」、「彼はその現場で穿孔であけた穴を見ました」内、「穿孔、穿孔であけた穴」にこの意味のboringを配置します。
ただ、先述した通り名詞の意味でこの単語を活用することは、特に日常会話レベルではごく稀です。一部のテクニカルな話をする際以外は使用するチャンスは少ないと言えるでしょう。
boringの発音・読み方
それではここから、boringの発音と読み方を確認していきましょう。
boringの発音記号
発音記号にすると、は「bɔ’:riŋ」と表記されます。
boringの発音・読み方
boringの発音・読み方は、日本語で「ボォーリィン (グ) 」となります。
まず「bɔ’ː」の部分は、「b」を唇を閉じたまま一瞬息を止め、勢いよく「ブッ」と出します。「ɔː」は口を大きく開けた後、唇を前に突き出したまま「オー」と長めに発音します。これら2つの音を合わせて、「ボォー」の音とします。
「ri」は舌先を内側に巻き、口のどこにも舌を触れないようにしながら「ル」と少し籠った音を意識して出します。「i」は日本語のエとイの中間の音を意識し、「イ」と発音します。これらを合わせると、「リィ」となります。
最後に、「ŋ」の部分は舌の後ろの部分を上げ、それを上あごの奥に付けた形で一瞬息を止めます。鼻から出すような意識で「ング」と発音します。
boringの発音は、そのほとんどが日本語にない音なため自然な音に近づくためには何度か練習が必要です。ぜひ上記のポイントを参考に練習を繰り返してみてください。
boringの使い方と例文
ここまで、boringの意味と発音のポイントについて詳しく解説してきました。
以下から、まずはboringの使い方を学ぶ際のポイントのまとめについてご紹介していきます。この単語をどんどん実践的に活用していきたい!という方はぜひチェックしてみましょう。
boringの使い方
boringはより汎用性の高い形容詞としての意味と使い方を、それぞれの文脈ごとにしっかり理解していくのがおすすめです。
boringの例文
早速以下から、boringの形容詞の意味を活用した例文をご紹介していきます。
新たに学んだ単語は、必ずそれを活用した例文に応用した形まで暗記するのがおすすめです。こうすることで、より会話でも活用しやすい形で意味と使い方を整理することができ、記憶にも定着しやすくなります。
自分だったら、どんな場面でこの例文を応用するだろう?という視点を持って、下記例文を読み進めてみてください。
boringを使った例文①
最初にご紹介するのは、boringの形容詞の意味「退屈な」の意味を活用した例文です。意味は、「私は高校時代、退屈な日々を過ごしていました」となります。
この例文のように、boringは「日々」のようなより漠然とした概念を描写する形容詞としても活躍します。
会話文例
(高校時代はどうだった?)
(高校時代は退屈な日々を過ごしたよ。)
boringを使った例文②
次にご紹介する例文は、boringの形容詞の意味「うんざりするような」を活用したものです。意味は、「彼女はうんざりするような仕事をしています」となります。
この例文では、boringは「仕事」という名詞を修飾しています。
会話文例
(彼女はちょっとストレスが溜まっているみたいだね。何があったの?)
(うんざりするような仕事をしているんだ。それでだよ。)
boringを使った例文③
boringの形容詞の「退屈な」の意味を活用した最後の例文は、「この本は退屈です」という意味を表します。
この例文では「この本」が主語となり、その特性を描写する単語としてboringが使われています。
会話文例
(この本は退屈だね。)
(本当?実のところ、僕は読むのとっても楽しかったよ!)
boringを使う際の注意点
boringを使用する際、形も意味も類似した「bored」との使い分けに注意する必要があります。以下から、この点について詳しく解説していきます。
boringは人や物の様子を、boredは人の気持ち・状態を描写する
基本的にboringとboredが描写する対象が異なります。
boringは先述した通り、「うんざりするような、退屈な」という意味で人や物などを描写する単語として使用されます。
一方、boredには「うんざりした、退屈した」という意味があります。例えば「I’m bored.」(私は退屈しています) などの形で使用し、人の気持ち・状態を描写する単語として機能します。この意味で使用する際、基本的に「主語+be 動詞+bored」の形となります。
boringとboredは形も意味も類似しているため、混同しやすく注意が必要です。ぜひ上記のポイントを参考に、上手く2つの単語を使い分けてみてくださいね。
boringの語源
語源を知ることは、その単語への更なる理解にも繋がります。以下から、boringの語源について一緒に学んでいきましょう。
boringの語源は「bore」
boringの語源は、「bore」とされています。1840年頃から「消耗した、いらいらする程鈍い、退屈につながる」などの意味での使用が認められていました。
語源の形も意味も現代のboringとさほど変わらないので、覚えやすいですね。
boringと意味が似ている単語
ここまで、boringの意味や使い方、使用の際の注意点や語源について解説してきました。最後に、この単語と意味が似ている単語、いわゆる類語を複数ご紹介していきます。
英語での会話にバリエーションを持たせるためにも、類語も暗記して積極的に活用していくことは大変有効です。
ぜひ下記でご紹介する類語もboringと併せて活用してみてください。
dull
最初にご紹介するのは、形容詞で「おもしろくない、単調な、退屈な」という意味を表す「dull」です。boringを使った時よりも若干硬い響きにはなりますが、ほぼ同じ意味で使えます。
dullを使った会話文例
(先日君が話していた本はどうだった?)
(ああ、とっても退屈だったよ。)
mundane
次にご紹介するのは、形容詞で「平凡な、ありふれた」の意味を表す「mundane」です。boringが持つ「退屈な」ほどのネガティブな意味はありませんが、類語として使えます。
mundaneを使った会話文例
(私の両親はとても平凡でありふれた生活をしています。)
(私の両親もです。)
stale
最後にご紹介するのは、形容詞で「新鮮でない、古臭い、おもしろくない、つまらない」の意味を表す「stale」です。
この言葉は、パンやお酒、肉・卵などの状態を描写する単語としても広く知られており、日常会話ではその意味での使用もしばしば見られます。他類語に比べ、若干汎用性が高いと言えるでしょう。
staleを使った会話文例
(彼はいつもひどくつまらない冗談を言うんだよね。)
(本当に!彼の冗談嫌いだわ!)
まとめ
boringは日常会話でもよく使用されるぜひ覚えておきたい単語です。boredとの使い分けには注意が必要ですが、類語も併せて覚えておくと会話で活用できる場面も多いでしょう。
ぜひ当記事内容を参考にして、あなたも色んな場面でこのboringを活用してみてくださいね。
リー 木嶋 実有紀
「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。
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