【RIZAPメソッドとはなにか?】ライザップイングリッシュ運営会社インタビュー

2020年1月14日

ペラペラ

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吉田 秀樹
高校時代、アメリカユタ州・ソルトレイクシティーに2年間の留学。前職では訪日外国人向けに通信機器を提供するサービスに従事。その際、訪日外国の日本人に対する印象を聞き、日本人の英語力に危機感を感じて転職を決意。RIZAP ENGLISHのトレーナーとなる。

  • 2016年9月 RIZAP ENGLISH入社
  • 2017年5月 新宿店アシスタントマネージャーに昇格
  • 2018年3月 本社教務ユニット 新人研修講師
  • 2018年6月 本社教務ユニット マネージャーに昇格
  • 2018年8月 本社教務ユニット ユニット長に昇格 現在に至る

「RIZAP」と聞いてなにをイメージしますか?ほとんどの方は引き締まった体に変貌を遂げた男女の姿を思い浮かべると思います。

そのRIZAPが、英語を身に付けたい人向けに提供しているサービスが「ライザップイングリッシュ」です。

「トレーニングが厳しそう」「プライベートまで監視してそう」インタビューを行う前、筆者はライザップイングリッシュに対してそのような印象を持っていました。

インタビューを終えた今、その印象はある意味で変わらず、ある意味で大きく変わりました。それは「RIZAPメソッド」を理解したからだと思います。

このインタビューを読んでいただくことで、「ライザップイングリッシュがどのようなサービスなのか」をより深く知っていただけることは勿論のこと、RIZAPというブランドにあなたが抱いていたイメージは大きく変わるかもしれません。

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RIZAP ENGLISHについて

週に1回ないしは2回外国人講師からレッスンを受ける。そういったスクールが一般的な中、ライザップイングリッシュは全く違ったサービスを提供しています。

講師(トレーナー)は日本人、グループレッスンではなく週2回のマンツーマントレーニング、学習は1日3時間。なぜそのようなサービスを提供しようと考えたのか、詳しくお聞きしました。

ライザップイングリッシュのサービスは一般的な英会話スクールと大きく違いますが、なぜ「RIZAP」というブランドでそのようなスタイルのスクールを作ろうと思われたのですか。

我々RIZAPグループでは、ゲストの方々の自己実現をお手伝いして「人は変われるを証明する」という大きな理念があります。

ライザップイングリッシュとしても、英語のレッスンや授業を提供しているのではなくて、「英語を身につけた後の自分」という結果を提供することが我々のサービスだという風に思っており、これが基本的なRIZAPブランドのサービスの共通事項なんです。

我々は英語にかかわらず、「人生を変えたいけれど変えられない」という思いを持ってらっしゃる方に、どう我々がお手伝いできるかという目線でいつも物事を考えております。その中で、ボディメイクのサービスを利用されているお客様をはじめとして多くの方から「RIZAP式の英語のトレーニングをやってほしい」というご要望をいただき、ライザップイングリッシュのサービスを提供することになりました。

「RIZAP」というブランドイメージから、厳しく強制的に勉強させてくれるのではないかということを期待している方もいると思うのですが、実際のところやっぱり厳しいのでしょうか。

毎日のシュクダイ(宿題)ですとかトレーニング量も少なくはないので、楽ではないかもしれないですね。それに加え、我々は目標達成に徹底的にこだわっているので、本気でゲストの方に結果を出して頂く為に、時にはゲストの為に厳しくすることもあります。

その中で我々が最も重視している点が「トレーニングの継続性」です。どれだけ素晴らしく効率的な学習方法であっても、一定期間継続できないとほとんど効果は得られません。

この継続性をどうやって担保するかというのが我々の一番の課題です。ゲストの方々とトレーナーは毎日コミュニケーションをとるのですが、英語に関することはもちろんのこと、プライベートな部分にも踏み込んでモチベーションを管理し、継続性を維持するという形をとっております。

プライベートな部分というのは、仕事のことや家族のことなどですか。

そういったお話をすることは多いですね。

そういったコミュニケーションが継続性に繋がっていくのですか。

そうですね。シュクダイや学習をやっていく中で、様々なことが目標達成の障害や妨げになります。

例えばあるゲストの方が表情が浮かばれない時に「どうされました?」と尋ねると、「実は仕事のことで悩んでまして」という話が出てきたりします。そこは真摯に受け、今の状況でどういうことが可能だろうかとか、英語を勉強している目標に対して今抱えている問題とどうやって切り分けてお話することが出来るのかですとか、深く踏み込んで人と人の関係を大切にしています。

プライベートなところでの人間関係を構築することは重要視されているのですか。

ゲストの方が「何故その目標を達成したいか」ということを深く理解するためにとても大切なところだと思います。私も以前トレーナーをやっていましたが、プログラム修了時にゲストと一緒に涙するという経験を何度も体験しています。

ゲストの方がご家族が亡くなったことまで話してくださったりとか、自分の愛犬が亡くなったということも話して下さるんです。そんな時って学習がやっぱり出来なかったりするじゃないですか。そういう時は最低限出来るだけの学習を提案させて頂いたりとか、この期間は一度やめてまたここから再開しましょうですとか、本当に生活まで踏み込んだお話をさせて頂くんです。

しばらくして元気になって戻ってきて下さると、深いことをお話頂いて心が通い合った仲ですのでより強い信頼関係が出来上がります。英語だけではなくて人生を一緒に生きるパートナーのような存在になり、そこに英語のツールが乗っかり、二人三脚で目標を達成するという感じです。

プログラム修了時、色々なお話をお話して下さったゲストとお別れするのはとても悲しいです。感動的な再会と別れというのを何度も繰り返してきましたし、今でもやり取りが続いているゲストもいらっしゃいます。

あるゲストの方で、アメリカでプレゼンテーションをしてそこでディベートをしてという、重要な仕事を成功させるために通われていた方がいらっしゃいました。その仕事が終わった瞬間にアメリカから電話をくださったというエピソードがありました。電話口でお互いに二人で泣くみたいな。

いわゆる英会話スクールの講師と生徒という関係・繋がりではないんです。とにかく目標を達成する、なりたい未来の自分になるというところに我々はこだわっています。それに対する障害があれば積極的に踏み込んでいきますし、時にはお叱りを受けながらも厳しいことをお伝えするというようなことを繰り返しています。

インタビューに応える吉田秀樹氏

 

結果コミット型英語プログラムについて

ライザップイングリッシュが掲げる「結果コミット型英語プログラム」とはどういうものなのか、詳しくお聞きしました。

結果にコミットするということはズバリどのようなことなのでしょうか。

英語のレッスンを提供するわけではなくて、英語を習得した理想の姿を提供する、これをゴールだと思っています。これが我々のスタンスであり、これを結果だと僕らは思っています。

ちなみにボディメイクサービスの「結果にコミット」はどのようなことでしょうか。

ボディメイクでも同じです。もちろん「こういう体になりたい」という理由でいらっしゃる方が多いのですが、それを聞いて「何故そうなりたいのか」というのを深堀します。

我々は「目標の視覚化・具体化」と言っていますが、

「かっこよくなったらどうされたいんですか」

「自分で鏡を見て満足しますか」

「誰かに見せたいですか」

「その時となりにいるのは誰ですか」

「その時どんな場所でどういう状況で見られていますか」

「そうしたらこの素敵な世界がありますよね」

ビジュアル化されるところまで目標を具体化していきます。

それで実際に10キロ痩せましたとなった場合、痩せた時にはもう夢がアップデートされて違う目標になっているんです。

イングリッシュの方でも「目標の視覚化・具体化」はやっていくのですか。

TOEICの点数で目標をおっしゃられる方もけっこういらっしゃいますし、それは具体的で非常に良いのですが、「じゃあTOEICでハイスコアを取られて何をされたいですか」「どういう姿になってますか」というのを我々は大事にしています。

英語力を飛躍的にアップさせる為には、英語を英語のまま理解できる英語脳へスイッチさせることが重要とおっしゃっていますが、英語脳というのは具体的にどのようなものですか。

英語を聞いたり読んだりして情報が入ってきて、それに対して自分で意見をアウトプットして伝える、ここまでで複数の処理プロセスというものが存在します。それぞれの処理を高速で瞬間的に出来るようになり、さらに聞きながら考えたりとか、複数の処理を同時に出来るようになった状態を我々は「英語脳」と言っています。

我々日本人は英語の非ネイティブなんです。日本語は無意識に潜在的に使っていますが、その裏では様々なプロセスを同時に処理しています。英語の場合はその複雑なメカニズムを意識して考えながらやらないといけません。そのためには相当なトレーニングが必要になってくるんです。

非ネイティブの英語脳と母国語が英語の人の脳では、処理のプロセスは全く別のものですか。

最終的には一緒だと思いますが、非ネイティブは処理の工程が非常に多いんです。例えば我々が日本語を話している時って、その都度聞いた単語の意味を考えたりしていません。しかし英語の場合はその処理が必要になります。

科学的な理論をベースに英語脳を育成するということですが、科学的な理論というのはどのようなものですか。

基本的には「第二言語習得論」です。ただその第二言語習得論を我々が一旦咀嚼して、整理して統合して理解のプロセスを全部フロー化して、それぞれの処理を一個一個抽出して、ここの処理を強める為にはこのトレーニング、ここの処理をやる為にはこのトレーニングというのを行っています。

例えば、英語を聞いて理解しアプトプットするまでに「音声知覚→意味理解→概念化→文章化→発話」というプロセスがありますが、それぞれのプロセスをさらに細かく分析します。

英語脳を身につけることで得られる一番のメリットと、英語脳ではないことによる一番のデメリットを教えてもらえますか。

メリットとしては処理がとにかく早くなるということに尽きます。

デメリットとしては、きちんとした工程を踏まないでトレーニングを進めてしまうと、ある段階で成長が頭打ちになってしまう、止まってしまうという可能性があります。

典型的な例で言えば、文法が全くいい加減な状態だとか、ナレッジデータベースがきっちりしていない状態でスピーキングだけをやると、ある程度の発話は出来るようになっても結局それ以上伸びなくなってしまいます。文が作れないとか、単語の羅列でコミュニケーションをする癖がついてしまうとか。

基礎がグラついた状態で学習を進めると、「英語ペラペラ風な人」になるんです。英語が苦手な人が聞けば一見ペラペラ話しているようには聞こえるけれども、英語がわかる人が聞くと文法的に間違っていたりだとか、単語の使い方を間違っていたりだとか。それで身についてしまうと修正するのがとても大変です。ですので、きちんと基礎からというのが大切ですね。

また、最終的な成果を得られるまでの時間が凄く長くなってしまう。学習効率が悪くなってしまいます。

ボディメイクのサービスですと、食事内容をトレーナーに写真で報告するですとかプライベートも管理されるというような噂を聞いたことがあるのですが、英語の方でもプライベートの管理や監視といったことはあるのですか。

管理、監視という言葉がやや高圧的な感じがしてしまうんですけれども、シュクダイの報告とかは必ず行って頂きますし、目標達成の障害や課題となる事項に関しては、英語以外のことでもご相談はさせて頂いてます。

もしも、「今日ちょっとサボっちゃったから・・・」とゲストから連絡がない時はどうなりますか。

「どうされましたか」とこちらからご連絡して、その理由をお聞きします。そういったことが続くようでしたら、今この時間お金を使って何故英語を勉強されてるんでしたっけという目的と目標というのをもう一度明確にして、「ここでやめてしまったらまた元に戻ってしまいますよね、この期間だけ頑張ってもう一段上に行きましょう、見たことない景色を見に行きましょう」ということをひたすらコミュニケーションします。

受講している期間で必ずしんどくなる時期があると思いますが、3ヶ月の期間で何回ぐらいそういった事がありますか?

人によって違いますし、レベルとコースによっても違います。当たる壁が少し違うので一概には言えないのですが、プログラム開始から二週間~一ヶ月くらい経過した時点、最初のモチベーションが高くてガーッとやってある程度慣れて、ちょっと疲れてきてしまったというタイミングでしんどくなる時期が訪れる方が多いかなという感じはします。

英語は寝て起きたらいきなり上達しているようなことはありません。地味で細かい成長が積み重なって上達していきます。その細かい成長が中々実感できなくなってしまう時期があるんです。なので我々は、その細かい変化だとか、ゲストが気付いていないけれども成長している点というのをとにかく明確にして、「これだけ変わっていますよ」ということをお伝えするようにしています。

インタビューに応える吉田秀樹氏

 

トレーニングについて

ライザップイングリッシュが行う具体的なトレーニング方法についてお聞きしました。

週二回のセッション(レッスン)ではどのようなことを行うのでしょうか。

レベルとかコースによって異なりますが、ざっくり言うとPDCAのサイクルの「Plan」「Check」「Action」の部分を週二回のセッションで行います。

シュクダイで実施した内容がきちんと出来ているか、正しい方法で出来ているかをまずテストなどで確認(Check)します。

そして、課題があればその場で修正し、シュクダイの内容を活用した実践的なトレーニングを行います(Action)。

そのうえで今後やるべきことを明確化する、これが「Plan」ですね。そしてシュクダイが「Do」となります。

シュクダイはどのくらいの量ですか。

基本的には一日二時間~三時間の学習が必要な絶対量だと思っているので、そこでこなせる量の設計をしています。

例えば英語が本当に初心者で中学レベルからやる必要がある人の場合で、具体的にどんな内容のシュクダイが出されますか。

単語と文法ですね。

単語は皆さん学生時代や受験勉強で学習しているはずなんです。しかし、覚えているんだけれども使えない状態になっていらっしゃる。

例えば「Dog」と聞いた時にポンと頭の中に犬のイメージが浮かぶと「Dog=犬」って分かるじゃないですか。その感じをまず思い出して頂きながら、新しい単語も覚えていきます。

ただしゴリゴリの暗記だと忘れてしまうので、例えば単語一つを見た時に、その意味が0.5秒~1秒の瞬間的に出てくるようになる取り組み方をしていただきます。

そして、それが本当に身についているかどうかをセッション中に確認させて頂きます。そこで0.5秒~1秒で出てこないようならばトレーナーはその原因を細かく分析していきます。シュクダイのやり方が間違っているのか、シュクダイをする時間が取れなかったのか、もしくは他の単語と混同してしまっているのかですとか、様々間な原因を追究して最終的には0.5秒~1秒で意味が出てくるようにトレーニングします。

セッションではタイムを計測しながらやるのですか。

そうです。タイムを測りながら「何問を何分で全部出てくるように」とか、テストでも40問を8分で全部書けるようにするのですが、瞬間的に意味を出してガーッと書かないと終わらない時間設定をしています。

初級者の場合ですと、単語・文法といった基礎の知識が多いです。上級者の方で、特に英会話とかになってくると、意味を理解したあとの処理のスピードですとか、推測だとか文脈処理と言ったりするんですけども、聞きながら要約をまとめていくみたいなシュクダイをステップバイステップでやっていただきます。

初級者上級者で「スピード」というのが共通していますが、そこはこだわりがあるのですか。

英語でのコミュニケーションというゴールを目指すとなると、処理スピードが上がらないとどうしてもコミュニケーションは出来ないんです。

また、お仕事で英語を使われる方の場合、例えばEメールを見る時に一通に対して10分も時間をかけられる人はいません。皆さん凄い忙しいので。そこで、どれだけ早いスピードでどれだけ一番重要な意味を抜き出して自分でメッセージを作って書き出せるかという、実戦でいうとそこが一番大事になってくるんです。

趣味で英語を使うならメールに何分かかっても構いません、英語を使ってビジネスの世界で活躍できる人材になりたいのであれば、スピードは大切です。

お仕事がお忙しい方でも学習時間の確保は可能ですか。

もちろん可能です。むしろ我々のゲストは本当に皆さん忙しい方ばかりです。時間に余裕がある方はあまりいらっしゃらなくて、そういう忙しい方の為に我々のトレーナーは存在していると思っています。

具体的にどのように学習時間を確保するかと言うと、トレーナーがゲストと一緒にゼロベースでスケジュールを作ります。すると自身で気付いていない時間帯だとか、実は無駄にしている時間帯がけっこうあるのでそこを一緒に探しに行きます。

適切な場所と適切なトレーニングというのがあると思っていまして、例えば本を広げての試験・模試は電車の中では出来ません。しかし電車の中でも出来るトレーニングは絶対にあります。例えば昼休みの15分~30分の間、周りを完全にシャットアウトして出来るシュクダイやトレーニングもあると思っています。

それでも時間の確保が難しい時期には、結果を出すターゲットの時期を遅らせるか検討することもあります。それでもやっぱり学習時間が無いという方には、「今学習すべきですか?」「学習時期を再度検討した方がいいんじゃないですか」というところもお聞きしていきますね。

通勤電車でスマホゲームやるのが癒しなんだけどみたいな人には、「ちょっとゲーム我慢しましょう」みたいな感じになりますか?

それを全てトレーニングに置き換えることがストレスになってしまうのでしたら、その時間を10分から8分にしましょうとかですね。何を優先するかですので、今のままだと出来ないのであれば何かを変えていかないといけないとはなります。

先ほど、趣味などプライベートにも踏み込んでお話を聞くとお伝えしましたが、それも隙間時間を見つける為の一つの手段なんです。

例えば犬を飼ってらっしゃるということが分かれば、散歩はどれぐらいされていますかと聞いたら30分していますと。その間にリスニングが出来るんですよね。お風呂長いんですかということも聞くんです。1時間ぐらい入っていますと言ったら、覚えるべき単語をクリアフォルダーに入れて湯船の中で音読することも出来ますし、お料理が好きな方でしたらお料理しながらリスニングでブツブツ言うとか。

そういった隙間時間の見つけ方というのもトレーナーの研修でやるんです。どんな隙間時間がありますかとみんなに出してもらって徹底的に考えてもらってますので、トレーナーはみんな引き出しとして持っています。

セッション前に行われる30分のテストはどのような内容でどのような効果を狙っているのですか。

シュクダイの理解度やトレーニングが正しく出来ているかの確認と、あと大切なのが「成果実感」です。成長実感、成果実感を得て頂くというのは重要だと思っています。

インタビューに応える吉田秀樹氏

 

トレーナーについて

ライザップイングリッシュのトレーナーは日本人、または日本語をネイティブレベルで扱える人物です。英会話スクールではネイティブ外国人の講師が多いなかなぜ日本人なのか?採用する際に重視している点などをお聞きしました。

トレーナーを日本人にしている理由を教えていただけますか。

一番の理由は、暑苦しい話になってしまうかもしれませんが、我々は英語を教えるだけじゃないと思っているんです。毎日コミュニケーションをしてその人の生活や今の状態を的確に掴み、そのうえで今どうするべきかをアドバイスすることがメインの仕事だと思っています。そこに言語の障害は持ち込めないんです。

言語の障害というのは例えば言語の壁です。アメリカ人がどんなにいいコーチングをしても聞いてる側に伝わらなければ響きません。そういう理由で日本人ということにこだわっています。トレーナーには外国人も若干おりますが日本語はネイティブレベルです。

ゲストである日本人のマインドなどが理解できる人でないと親身になれないみたいなところがあるのですか。

そうですね。あとは言語的な部分でも日本語と英語は言語距離(ランゲージディスタンス)が物凄く大きいんです。英語を話すメカニズムも日本人独自のメカニズムがあります。例えば文法が全部逆になっているとか。ここの苦しみを共有できないと伝えられない部分があると我々は思っています。

トレーナーを採用する際に重視しているポイントはどこですか。

人材を募集する際にもちろん英語力は大切です。また新人研修でも英語の研修は行います。しかし、どれだけ人に寄り添えるか、人の喜びをどれだけ自分の喜びとして認識できるか、どうやって人の機微を察知してそれをサポートできるか、といったところを重要視します。

人が語学学習を継続していくにはロジックだけでは難しいんです。そこを三日坊主で絶対終わらせない、僕らが支えます、何があってもあなたのモチベーションを我々が下支えしますというのが、我々がずっとやっている継続性のRIZAPメソッドであり、RIZAPの他のサービス、ボディメイクやゴルフなどにも共通して一番こだわっているところです。

最初からそういう資質を持っている人ばかりでなく、「ちょっとこの人は無理だな」という人もいませんか。

採用の時点でそこは厳しく見極めます。人間力と言うとちょっと大きくなってしまいますが、人の喜びを自分の喜びと思えない人というのは、英語力が高くても我々と一緒に前に進んで頂くのは難しいかなと思います。また、採用時に厳しく見極めることに加え、定期的な研修も行っています。。

人の喜びを自分の喜びと思える人のマインドというのは、どういうところで見極めるのですか。

他責にしない、人のせいにしないというところですね。ゲストがシュクダイをやってきてくれない、忙しくて学習が進まないという時、「あの方忙しくてシュクダイやってくれないんだよ」って言いがちなんですけど、その発言はゲストのせいにしてしまっています。

そうではなく、我々がそのゲストに対して何ができるか、ゲストが忙しくて来て下さらないのは我々に何か足りないところがあるからだという考え方です。

英語トレーニングは方法論として確立されているところもあると思うのですが、それをどのようにして継続させるか、トレーニングしてもらうか、ということを突き詰めていらっしゃるというのがすごく伝わってきます。

例えば、週2回のセッションでは毎回テストがあるのですが、そこで1点でも点数が上がるともの凄く嬉しいんです。自然と「おめでとうございます」とか、「ありがとうございます」という言葉が出てきてしまうんです。言ったとおりにやって頂いた努力の結果が表れているので、本当に私が嬉しいですという気持ちでトレーナーが接するんです。

他人事ではなく自分の事として受け止めて、本当にそれが嬉しいと思える人がトレーナーとして採用されています。計算された言葉というのはゲストの方も簡単に見抜きますから。

ボディメイクのサービスも一緒で、体脂肪が落ちたりするとトレーナーの方が凄い喜んでくれるんです。嬉しいから、喜んでもらいたいから頑張れるんです。暑苦しくて恐縮です。

インタビューに応える吉田秀樹氏

 

英会話スキルアップコースについて

ライザップイングリッシュには「英会話スキルアップコース」と「TOEIC L&R TEST スコアアップコース」の2つがあります。まずは英会話力を伸ばす「英会話スキルアップコース」について、どのようなコースなのかお聞きしました。

トレーニングの内容など、どのようなコースなのか教えてもらえますか。

英語が本当に苦手な初心者から、英語が嫌いだとか恐怖心を持っている方や中上級者の方まで、幅広いレベルの方に合ったコースが用意されています。初回のカウンセリングでコース分けをいたします。

トレーニングの内容ですが、初級レベルはとにかくたくさん話し、楽しみ、英語の苦手意識を取り払って頂くような内容から始まります。

中上級者レベルですと、例えば通訳トレーニングなども導入されてくるのですが、今まで曖昧になんとなく聞こえていた英語を一言一句クリアに正確に聞き取れるようになるまでトレーニングします。また、ビジネスレベルの単語ですとかフレーズを身につけてそれを発信する力というのを身につけて頂くことが出来るようになっています。

どのような目的の人におすすめのコースなんでしょうか。

学生時代から英語が苦手で、まずは英語を好きになりたい、そこから始めたいという人ですとか、あとはビジネスで英語が必要になって始める方まで、本当に様々な方がいらっしゃいます。

具体的には、海外赴任をされる方や海外出張をされる方、ここ数年で多かったのは、ラグビーのワールドカップでボランティア通訳したい、オリンピックでボランティア通訳をしたいという方もかなりいらっしゃいます。

それぞれのゲスト目的とレベルに合わせて最適なコースを選定させて頂いております。

英語の初心者の方でも効果を実感できるものですか。

トレーナーは自分自身も英語を1から学習してきたトレーナーがほとんどです。ですので日本人がどういうところで躓きやすいかや、英語を話すことへの抵抗感、マインドブロックということも理解しています。

そういうトレーナーだからこそ、初心者のゲストに寄り添えるといいますか、初心者のハードルになりやすいような恥ずかしいとか、ネイティブは怖いというそういう感情に対する対策というのも取れますので、初心者の方こそ来て頂きたいです。

インタビューに応える吉田秀樹氏

 

TOEIC L&R TESTスコアアップコース

続いて、「TOEIC L&R TEST スコアアップコース」について、どのようなコースなのかお聞きしました。

トレーニングの内容やどのようなコースなのか教えてもらえますか。

L&Rですので、英語4技能のうちの「listening(聞く)」と「reading(読む)」の実力アップのための学習比重が大きくなります。

一般的なTOEIC対策のスクールですと「解法(テクニック)」に時間をかける傾向がありますが、それだけですと日本人にいがちな「高いスコアを持っているけれども話せない」ということが起きてしまいます。そうはならないよう、将来的にスピーキングやライティングを含めた英語4技能を満遍なく使って頂く為に、英会話スキルアップコース同様に英語脳の養成ということをスコアアップと絡めてやって頂きます。

手っ取り早くスコアを上げたいから解法だけ教えてほしいという方にとっては非効率なようにも思いますが、どうなのでしょうか。

もちろんスコアアップの為の秘訣や解法を全く教えないわけではありません。点数を伸ばすためにこうした方が良いというテクニックは存在しますので、それは必ずお伝えします。

トレーナー陣はTOEICを徹底的に分析しています。TOEICを毎回受けて「今の傾向はこうなってます」とか、「この問題パターンの時は絶対こうだからこう」といった解法・テクニックを知り尽くした、いわゆる「TOEICer(トーイッカー)」が大勢います。また、トーレーナーへの研修も、「テストを見てどう分析するか」、「模試分析のスキルの研修」といったことを行っています。

しかし、やはり我々は2ヶ月とか3ヶ月だけのお付き合いという風に考えていないんです。将来を見据えて、例えば「TOEICのスコアを取ったあとどうなりたいのか」ということまでもお聞きしていますので、お聞きした責任があるんです。スコアを取ったあとのことまで考えると、解法だけでスコアだけを上げてヨシという風にはできないんです。

スコアアップには「語彙力」「文法力」が必要不可欠と聞きますが、それらはどのように鍛えていきますか。

受験勉強のように、一時的に覚えても合格したら忘れてしまうのを「短期記憶」と言われているのですが、それを「長期記憶」としていつでも使える知識にする取り組みをしています。

エビングハウスの忘却曲線、学習曲線ってありますよね。それに基づいた学習方法を提唱していて、復習するタイミングと回数、それはゲストの方によっても変わってくるのですが、そこをトレーナーがちゃんと見抜き、アドバイスさせて頂いてます。

全部覚えてなくてもいいからとにかく一巡して下さい、このタイミングでは時間をかけてじっくりやりましょう、といった具合に濃淡をつけ、忘れたタイミングでもう一回思い出すようにして記憶を定着させていくというやり方です。

TOEICでスコアを伸ばすには制限時間内に回答するスピードも必要だと思うのですが、そのへんの対策もされるのですか。

それこそトレーニングのしがいのあるところですね。TOEICは英語の試験ですが、「情報処理の試験」という意味合いも強いんです。ですので闇雲にスピードアップをしてもTOEICのスコアは伸びません。各パートごとに必要なスピード、問題ごとのスピードというものがあります。

また、ゲストに合ったスピードというのもあります。例えばパート5は文法の問題なんですが、だいたい20秒~25秒ぐらいで解きましょうとお伝えしている学校とか教材が多いです。しかし「20秒~25秒で解かなきゃ」という心理的なストレスで間違いが発生する方もいらっしゃるんです。「ここは35秒で解きましょう」とお伝えした瞬間に正解率が上がったりする方もいますので、ゲストに応じてその方に一番合ったスピードというのを提供させて頂くようになります。

「TOEIC L&R TEST スコアアップコース」はTOEICテストに特化したトレーナーが指導してくれるということですが、具体的にどういった能力やスキルを持ったトレーナーになるのですか。

トレーナー全員がTOEICの高得点ホルダーであることはもちろんなのですが、さらに厳しい研修を受けています。研修内で模擬レッスンをしてもらい、テストを受けて研修講師が合否を判断し、合格した者だけが店舗に配属されます。店舗に配属されたあとも模擬レッスンやってもらい、店舗責任者がトレーナーとしてデビュー出来ると判断して初めてデビューします。

デビューするにはゲストの英語力を分析する能力が一番大切です。ゲスト自身が気付かない弱点を見つけ出してあげて、そこを改善に導いていってあげる。TOEIC600点~700点くらいまでは自分で弱点を見つけ出すのも難しくないのですが、点数が高くなればなるほど自分の弱点を見つけ出すことが困難になります。900点だけど満点を目指したいというゲストに「あなたの弱点ここですよ」と言うと凄くびっくりされる方が多いです。

どのようにして弱点を見つけ出すのですか。

セッションにて様々な種類のトレーニングを行うのですが、トレーナーがいろんな角度から分析のための質問をしていきます。そして、英語脳のメカニズムで「どこの回路までわかっていて、どこがわかってないか」というのを明確にします。

音が聞けていないのか、そもそも意味がわかっていないのか、全部意味も文法もわかっていているけどリテンション(短期記憶)が覚えてられないから質問に答えられないのか、全部わかっているのだけれど文章の背景やイメージがとれていないから答えられないとか、いろんな要素があります。

そのように弱点を分析し、その弱点を徹底的にトレーニングする。これがさきほど申し上げた、「メカニズムを分解して弱点を明確にし、それに合うメソッドを充てていく」というアプローチになります。

 

編集後記

いかがだったでしょうか。公式サイトなどでは知ることの出来ない貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。

ライザップイングリッシュは短期間で英語力を飛躍的に伸ばすサービスです。講師(トレーナー)はレッスンというよりも、ゲストの弱点を分析し、そこを鍛えるためのトレーニングをアドバイスし、継続させるという役割です。

そういったサービスはライザップイングリッシュ以外にも多く存在しますが、ライザップイングリッシュが他社と決定的に違うと感じた点が一つあります。それが、「プライベートまで踏み込んで、トレーニングを継続させ、結果を出す」という点です。

インタビューの中で吉田様の口から「暑苦しいのですが」といった発言が何度かありました。筆者も様々なスクールを取材し、多くの運営会社様にインタビューを行ってきましたが、この「暑苦しさ」はライザップイングリッシュでしか感じたことはありません。

勿論、学習がどれだけ継続できたとしても、行っている学習自体が効果のないものなら意味はありません。しかしライザップイングリッシュでは「第二言語習得論」をベースとした科学的根拠に基づいたメソッドが確立されています。

確実に効果のある学習をトレーナーのサポートによって継続する。このやり方で英語力が伸びないことはないと思います。

気になる方は是非一度、無料カウンセリングを体験してください。

 

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金井 伸一

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