社会人として働き始める前に仕事で使える英語力をプログリット(PROGRIT)で身に付けたい。
でも、プログリットって「働く社会人向け」のイメージがあって、学生向きじゃないんじゃないの?と感じている人もいるかもしれません。
結論から言ってしまえば、プログリットは学生でも受講できますし、効果もあります。
むしろ、1日3時間の学習が必要なプログラムなので、忙しい社会人になってから始めるよりも、比較的時間のある学生時代に受講するメリットは大きいです。
これまでプログリットに何度も取材をし、同社社長の岡田氏にもインタビューをした経験のある筆者が、プログリットを検討している大学生が抱く疑問や不安に焦点をあて、プログリットがどんなサービスなのかを詳しく解説したいと思います。
プログリットってどんなサービス?
まずはプログリットがどんなサービスかを簡単に説明します。
レッスンは無く、英語学習のコンサルティングをしてくれるサービス
プログリットは週に1回コンサルタントとの面談がありますが、そこで行われるのはレッスンではなくコンサルティングです。
面談ではこの1週間でやってきたことのチェックや、次の面談までにやるべきことといった話をします。
一般的な英会話スクールは週に1回ないし2回、外国人講師のレッスンを受けるというスタイルですが、全く別のサービスです。
学習は自習。ポイントは「学習生産性」×「投下時間」
プログリットでは基本的に英会話は教えてくれません。英語の学習法を教えてくれます。
「それで英会話が上達するの?」と思うかもしれませんが、結局英会話を上達させたいなら大切なのは自習です。
外国人講師と週に1回40分の会話レッスンをしても、それだけでは上達しません。
効率よく最短で英会話を上達するポイントとしてプログリットでは、
「学習生産性」×「投下時間」
を掲げています。
- 学習生産性・・・弱点にあった無駄のない効率的な学習
- 投下時間・・・学習時間
例え素晴らしい学習でもやる時間が短ければ上達しませんし、やる時間が長くても無駄な学習では上達しません。英語に限らずスポーツでも同じだと思います。
生産性の高い学習の鍵は「第二言語習得論(SLA)」をベースとした学習方法
では、一人一人の弱点に合った、無駄のない生産性の高い学習法とはどのようなものか、これは「第二言語習得論(SLA)」をベースに確立されています。
第二言語習得論(SLA)とは、「母国語以外の言葉を身につける仕組みを脳科学・心理学・言語学などの面から明らかにする学問のこと」です。
「リスニング(聞く)」を例に挙げて少し説明しましょう。
非ネイティブが英語を聞いて意味を理解するまでには以下2つのプロセスがあります。
- 音声知覚
- 意味理解
この2つのプロセスについて解説します。
音を聞き取るプロセス→意味を理解するプロセス
まず第1のプロセスでは、英語の音を聞き取って何という単語なのかを認識します。
そして音が聞き取れたら、英語の意味を理解する第2プロセスに移ります。このプロセスで必要なのが、単語や文法などのデータベースです。
以下はリスニングの仕組みを説明したものです。
例えば、「What are you doing?」という簡単な例文であれば、文字を見て意味を理解できる人がほとんどだと思います。
しかし、リスニングとなると話は別です。
英語は前後の音がくっついたり、脱落してなくなってしまったり、まったく違う音に変化してしまったりすることがほとんどです。
「ワットアーユードゥイング?」ではなく「ワラユードゥイン?」と変化した音を聞いて「What are you doing?」だと理解することが、リスニングの第1プロセス「音声知覚」です。
続いて第2プロセスの「意味理解」について説明します。
意味を理解するには「what=何」「you=あなた」などの単語、「what+be動詞+主語?」「be動詞+~ing」などの文法の知識が必須です。
これらの知識を使って初めて「What are you doing?」が「何してるの?」という意味なのだと理解できます。
日本人が日本語で話す時にはこれらのプロセスを意識する人はいませんよね。しかし、非ネイティブが英語を理解する時にはこのプロセスの処理が必要になってきます。
英語初心者がリスニングを苦手とする原因としては、
- 単語のデータベースが不足している
- 文法を知らない
ことが原因であることが多いです。
第二言語習得論(SLA)についてもっと詳しく知りたい方は以下のリンク先に詳しくまとめていますのでご覧ください。
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プログリットのコンサルタントは第二言語習得論(SLA)をベースとし、受講者の弱点がどこにあるのかを正確に見抜きます。
そのうえで、単語のデータベースや文法を知らないことが弱点なのであれば、単語や文法のインプットを提案してくれます。
一人一人の弱点を脳科学の根拠に基づいて分析し、その問題を解決する学習法、それこそが「生産性の高い学習」となります。
3ヶ月の短期間で英語力を飛躍的にあげ、学習を習慣化する
プログリットには2ヶ月と3ヶ月のコースがありますが、人気なのは3ヶ月コースです。
この期間で得ることが出来るものとして以下の2つがあります。
- 英語力が飛躍的にアップする
- 学習を習慣化できる
英語力が飛躍的にアップする
生産性の高い学習を毎日3時間、3ヶ月でおよそ270時間やることで、英語力は飛躍的にアップします。
学習を習慣化できる
3ヶ月で英語力は飛躍的にアップしますが、残念ながら3ヶ月で完全に習得できるほど簡単ではありません。
大切なのはプログリット卒業後も自習を継続できるかどうかです。
プログリットでは毎日3時間の学習を続けることで「自習が習慣化」されます。習慣化とは、歯磨きや手洗いのように「やらないとなんか気持ち悪い」というレベルです。
さらに、卒業後は1年分の学習ロードマップをコンサルタントが立ててくれるので、「どんな学習をすれば良いか」で迷うこともありません。
学生時代に英会話力を向上させるメリット
プログリットのコンサルタントに取材をした際、「受講者にはどんな人が多いですか?」と質問したところ、以下の答えが返ってきました。
「年齢は30代~40代のビジネスマンが多いです。英語が出来ないことに悩んでいて、追い込まれて来る方が多いですね。」
具体的にどんな時に英語が出来なくて悩むのか聞いたところ、以下のような答えが返ってきました。
- 英語が出来ないために、英語の出来る若手に重要な仕事を任されることが増えた。
- 英語でのビデオ会議(テレカン)で何を言っているのかわからないし、発言も出来ない。
- 外国人上司とのコミュニケーションがとれず仕事に支障が出ている。
などなど。
英会話はビジネスマンにとって必須のスキルになりつつあります。社会人になってから慌てて始めるのではなく、学生時代に習得しておいて損はありません。
その他、学生時代に英会話を身に付けておくメリットを2つ紹介します。
単語と文法のデータベースが整っている方が成長が速い
第二言語習得論(SLA)のところでも少し話ましたが、相手の話す英語を理解するプロセスとして「意味理解」があります。
意味理解には単語と文法のデータベースが欠かせません。学生はこのデータベースに情報が溜まっている状態です。
しかし、入社して数年が経って英語の勉強から遠ざかれば、当然せっかく溜めたデータも忘れてしまいます。英語を聞き取れたとしても「その単語の意味、なんだったっけ・・・」となり、意味理解に支障が生じます。
下の表は2015年度のTOEIC受験者数と平均スコアをまとめた「DATA&ANALYSIS2016」より、社会人の入社年数別スコアを抜粋したものです。
ご覧のとおり、大学を卒業して英語の勉強から遠ざかり、TOEICスコアが徐々に下がっているのがわかりますね。
内定者 | 551点 |
新入社員 | 498点 |
入社2~5年目 | 507点 |
入社6~10年目 | 478点 |
入社11年目以上 | 452点 |
引用:TOEIC Program DATA2016 2016年8月版
この状態で英語学習を始めると、まずは単語と文法のデータベースの構築(思い出す作業)から始める必要があります。
データベースに情報が溜まっている学生なら、データベースの構築を省いて次のステップから学習が始められるので時短になります。
年収に100万円近い差があり、転職にも有利
転職情報サイト大手のduda(デューダ)が2013年12月に発表した「平均年収/生涯賃金データ2013」によると、TOEICスコアを持つ人と未受験者では平均年収に100万円近くの差がありました。
下のグラフは平均年収をTOEICのスコア別にグラフ化したものです。
TOEIC未受験の人の平均年収が423万円であるのに対し、700点台の平均年収は513万円と約100万円高く、900点台の平均年収573万円との差は150万円にもなります。
高いTOEICスコアを持っていれば高収入の企業に就職・転職できる可能性は高くなります。
費用については後程説明しますが、プログリットの受講料は3ヶ月で約50万円(入学金含む)です。
学生にとっては安い金額ではありませんが、すぐに回収できると考えれば良い投資です。
プログリットのコースと費用
ここではプログリットのコースと料金プランを説明するとともに、分割払いについても解説します。
目的別に3つのコースがある
プログリットには以下3つのコースがあります。
- ビジネス英会話コース
- TOEIC L&R TEST コース
- TOEFL iBT TEST / IELTSコース
それぞれのコースについて簡単に説明していきます。
ビジネス英会話コース
英会話力を身に付けたい方向けのコースです。受講者が一番多い人気のコースです。学生にもおすすめです。
ビジネスの現場で使えるよう、リスニングに必要なプロセス(音声知覚・意味理解)、スピーキングに必要なプロセス(概念化・文章化・音声化)といった処理を高速で行えるようになるためのトレーニングを中心に行います。
TOEIC L&R TEST コース
短期間で「TOEIC L&R TEST」のスコアを伸ばしたい方向けのコースです。
これから就職活動を考えていて、希望する企業には少しTOEICスコアが足りないといった方におすすめです。
TOEICコースというと、スコアアップのための「解法(テクニック)」を詰め込むスクールがよくありますが、プログリットでは本質的な英語力を伸ばしてスコアをアップするという考え方です。
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TOEFL iBT TEST / IELTSコース
海外大学、海外大学院への留学に必要なTOEFL iBT RTEST/IELTSのスコアアップを目指すコースです。
これから留学を考えている学生におすすめです。
料金プラン
料金プランは各コース共通で「2ヶ月」「3ヶ月」があります。学生におすすめのプランは一番人気の「3ヶ月プラン」です。
面談回数 | 料金(税込) | |
2ヶ月プラン | 8回 | 380,600円 |
3ヶ月プラン | 12回 | 544,500円 |
6ヶ月プラン | 24回 | 1,069,200円 |
※別途入会金55,000円(税込)が必要です。
※「TOEFL iBT TEST / IELTSコース」に2ヶ月プランはありません。
※「6ヶ月」「12ヶ月」のプランもあり。
支払い方法と分割払いについて
支払い方法には以下2つがあります。
- 現金での一括振込
- クレジットカード払い
振込での支払いの場合、各コースとも入会後1~2週間以内の振込となります。
月々27,560円~の分割払いも可能
「学生なので一括払いが難しい」という場合、クレジットカード決済であれば最大36回の分割払いも可能です。
例えば、3ヶ月コースを36回払いした時の月々の支払い金額は17,800円(初回は18,850円)です。
平日昼間に通える学生なら待たずに始められる
プログリットは東京・横浜・名古屋・大阪に合計9の校舎を展開しています。(※2021年12月現在)
校舎の数はどんどん拡大しコンサルタントも増員していますが、まだまだ需要に対して足りていない状態です。
受講生のほとんどが働く社会人のため、面談を平日の18時以降、または土日に希望した場合、校舎によっては1ヶ月程度受講待ちとなることがあります。
しかし、平日昼間なら空いているので待たずに受講することができます。比較的時間の都合が付けやすい学生ならではのメリットですね。
ちなみにプログリットの営業時間は以下のとおりです。
- 平日/祝日:12:30~21:00
- 土日:9:30~18:00
まとめ
以上、プログリットは学生でも受講できるのか?効果はあるのか?について説明しました。
最後に改めて結論を言えば、プログリットは学生でも受講できますし、効果もあります。
様々な英会話スクールを取材してきて思うことがあります。
これはプログリットに限った話ではありませんが、ビジネス英語を身に付ける目的でスクールに通っている人達は、皆さん英語が出来ずに「追い込まれている」という事実です。
英会話はビジネスパーソンにとって必須スキルになってきています。この傾向は今後ますます強くなるでしょう。
学生時代に英会話を身に付けておけば、年収にも大きな差が出ますし、転職を考えた時にも有利です。
そしてなにより、単語や文法のデータベースが整っていて、時間も比較的余裕のある学生の今は、英会話を学ぶのタイミングとしてはベストなのです。
この先社会人になって忙しい仕事の合間に学習をすることは楽ではありません。
英語の学習から遠ざかり、蓄積した記憶のデータベースが失われていけばいくほど、英語の学習効率は低下していきます。
プログリットは一般的な英会話スクールと違い、「生産性の高い英語学習法」と「英語学習の習慣化」が身につくサービスです。これは一生ものの財産になります。
気になる方は一度無料カウンセリングを受けてみましょう。
ディレクター・編集者(詳しいプロフィールを見る)
「自分自身で体験したことを読者にわかりやすく伝える」ことを一番大切にし、英会話スクール運営会社の代表者、担当者へのインタビューをはじめ、30以上のサービスを取材。各サービスの良いところだけでなく、良くないところも含めて体験した者だからこそわかる情報を発信している。
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