ネイティブ相手に今日から使える!awesomeの意味と使い方

2021年11月11日

ペラペラ

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ネイティブが良く使う、「awesome」という言葉。海外の映画やドラマのシーンでもよく耳にしますよね。この言葉の意味をしっかり理解して、実際のネイティブとの会話の場面で使いこなしたい!という方も多いはずです。

そこで今回の記事では、「awesome」の意味や具体的な発音の仕方を徹底解説していきます。また、よく使われるフレーズや使う際の注意点についても解説していきます。

この記事を読めば、今日からネイティブ相手にも自信を持ってこの言葉を使えるようになりますので、ぜひチェックしてみてください。

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awesomeの意味

あなたは、「awesome」という言葉には、実は大きく分けて2つの異なる意味がある、ということを知っていましたか?

ここでは、それぞれの意味について詳しく解説していきます。

awesomeの意味①

畏怖(いふ)の念を起こさせるような、荘厳な

まず、「awesome」という言葉の意味の1つ目として挙げられるのが、「畏怖(いふ)の念を起こさせるような、荘厳な」という意味です。

日本語でも少し難しい響きを持つこの言葉の意味ですが、イメージとしては例えば私たちが自然に対して抱く畏怖の念を表す場合、或いは歴史あるものや、命の息吹を感じるようなものを形容する場合に使用する、と理解しておくと分かりやすいでしょう。

awesomeの意味② 

素敵な、素晴らしい、すごい

「awesome」の2つ目の意味として挙げられるのが、「素敵な、素晴らしい、すごい」という意味です。

この2つ目の意味は、俗に言うスラング(俗語)として、特に米国では広く口語で使用されています。元々は1つ目でご紹介した意味から派生し、それが徐々に口語的な、よりくだけた表現へと変化したと見られます。

実は、ネイティブスピーカーが口語で「awesome」を使用する場合、そのほとんどがこの2つ目の意味での使用です。また、この言葉は、日本語の俗語である「ヤバい」という意味で使用されることもあります。

この記事の例文紹介でも、使用頻度が高いこの2つ目の意味を中心に取り上げていきます。

awesomeの発音・読み方

それではここから、「awesome」の発音と読み方を見ていきましょう。

awesomeの発音記号

ɔ’:səm

米国英語の発音記号では、「awesome」はɔ’:səmと表記されます。

awesomeの読み方

オーサム

発音をする際のポイントは、初めの「オー」の部分が「オウ」と二重母音にならないようにすることです。初めの「オー」の部分を平たく、伸びるようなイメージで発音すると、上手くいくでしょう。

awesomeの使い方と例文

ここまで、「awesome」という言葉の2つの大きな意味、また実際の発音と発音の際のポイントを確認してきました。

しかし、これだけでは、「実際にこの言葉をどうやって使用したらいいんだろう?」と迷ってしまう方もいますよね。

そこで、ここからは「awesome」の具体的な使い方を、実際の例文を使って解説していきます。

awesomeの使い方

「awesome」という言葉は、実は一語のみで間投詞的に使用することが可能な便利な使い方ができます。

具体的には、「Awesome!」の形で、「すごいね!」「最高!」という使い方が可能です。(※文脈や状況によっては、それ以外の意味で使用する場合もあります。)

英語文法という観点から考えると、英文構造の基本である「主語・述語」が抜けてしまっているので、この表現に違和感がある方もいるかもしれません。

しかし、米国を中心とした国の口語表現として使われる英語表現には、今回ご紹介している「Awesome!」のように、一語で伝わる表現が沢山あります。

また、意味の上での使い方としては、相手と何かの状況を喜んだり、相手を褒めたりする使い方が特に口語で使用される場合の代表例の一つであると言えます。

awesomeの例文

「awesome」の使い方の基礎が分かったところで、次にこの言葉を使った具体的な例文を見ていきましょう。

英会話の基本は、「自分で英文を組み立て、それを発話できること」です。そのためにも、以下のような例文や会話文の例をしっかり覚えて、実際の会話に活かせるようにしてみてください。

awesomeを使った例文①

That sounds awesome!

「That sounds awesome!」は、「(聞いたことに対して)それはすごいね!素晴らしいね!」という意味になります。

例えば、アメリカに住む友人から「I’m coming to Japan this spring.」(この春、日本に行くことになったんだ。)とメールやSNSでメッセージが来たとします。これに対し、喜びの意味を込めて、「That sounds awesome!」(それはすごいね!)と返事をすることが可能です。

すでに付き合いが長く、よりカジュアルな表現が可能な相手に対しては、Thatを省略して、「Sounds awesome!」と使うこともできます。

Hi Takeshi, I just wanted tell you, but I’m coming to Japan this spring. 
(タケシ、ちょっと伝えたかったんだけど、実はこの春に日本に行くんだ。)
Really? That sounds awesome!
(本当に?それはすごいね!)

awesomeを使った例文② 

Your new profile picture is awesome!

2つ目の例文としてご紹介するのは、「Your new profile picture is awesome!」です。これは、日本語で「君の新しいプロフィール写真、素敵だね!」という意味になります。

例えば、相手がSNSで使用するプロフィール写真を変更したのに気づいたら、この例文を使って相手の写真を褒めてみましょう。

その後に、「I love it!」(それ、好きだなぁ!)という言葉も付け加えると、相手からも「Thanks!」(ありがとう!) というポジティブな返事を期待できます。

I just saw it, but your new profile picture is awesome! I love it! 
(ちょうど見かけたんだけど、君の新しいプロフィール写真、素敵だね!好きだなぁ!)
Hi, Takeshi! Thanks! 
(タケシ、ありがとう!)

awesomeを使った例文③ 

I’m lucky to have an awesome friend like you.

3つ目の例文は、「I’m lucky to have an awesome friend like you.」です。これは、友達の誕生日を祝うフレーズとしても良く使用される例文として知られています。

日本語での意味は、「君のような素敵な友人がいるなんて、僕はラッキーだよ。」となります。こんな友達と出会えて良かったなぁ、これからもずっと仲良くしていけたら良いなぁ、という気持ちを込めて使ってみましょう。

I’m lucky to have an awesome friend like you. Happy Birthday! 
(君のような素敵な友人がいるなんて、僕はラッキーだよ。お誕生日おめでとう!)
Oh, thanks for your warm words!
(優しい言葉をありがとう!)

awesomeを使う際の注意点

一語で使用することもでき、基本的にはポジティブな意味を表す「awesome」ですが、実は間違った使い方や、使う際の注意点もあります。

ここでは、特に注意したい間違った使い方の例や、この言葉を使う際の注意点について解説していきます。

awesomeの間違った使い方と注意点①

学術的な論文などでの使用

先にもご紹介してきた通り、特に米国では「awesome」はカジュアルな場面のスラング(俗語)として使用されることがほとんどです。

そのため、英語で学術的な論文を書く際などに使用するのは不適切です。基本的には、カジュアルな間柄での口語での会話、或いはSNSなどのメッセージの使用に留めておくことが無難だと言えるでしょう。

awesomeの間違った使い方と注意点②

年上の人への使用

この「awesome」という言葉は、スラング(俗語)として発達を遂げてきた、という経緯を持つため、年上の人や、自分から見て役職が上の目上の人などに使うと失礼となる場合があります。

年上や目上の人でも付き合いが長く、カジュアルな言葉でのやり取りが可能な関係性の場合を除き、同世代や若い人、ある程度付き合いが長い人に対して使用することをおすすめします。

awesomeの間違った使い方と注意点③

特定の宗教や伝統を重んじる人への使用

一説には、「awesome」という言葉が、特定の宗教や伝統を重んじる人の間で「畏敬の念を抱くような」という意味で使用されていたと言われています。

そのため、特定の宗教や伝統を重んじる人の中には、この言葉の俗語的な意味での使用に否定的な意見の人もいると考えられます。相手がこのようなケースに該当すると分かった場合は、この言葉自体の使用を慎むのが妥当でしょう。

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awesomeの語源

単語そのものの語源を知ることで、その単語や例文への理解が深まります。ここからは、「awesome」という単語の興味深い語源について探っていきましょう。

「awe」の意味

まず、「awesome」の前半部分である、「awe」は名詞で「恐怖を起こさせる力」という意味を持っています。この「awe」の語源を探っていくと、古期英語の「ege」に行きつき、この言葉は「恐怖」という意味を表します。

「awe」という言葉は、聖書の中にも良く登場する言葉としても知られています。

ちなみに、ここでは「awesome」という言葉の語源の解説ということなので、「awe」の名詞での意味をご紹介しましたが、この言葉には動詞で「~に畏敬の念を抱かせる」という意味もあります。

「some」の意味

次に、「awesome」の後半部分である、「some」を見てみましょう。この「some」には、「~という性質を持つ人や物」という意味があり、先ほど解説した「awe」の意味を形容詞化する働きを持っています。

「awe」が「恐怖を起こさせる力」という意味を持っていましたので、これに「some」を合わせることで「awesome」の「畏怖(いふ)の念を起こすような」という意味が完成します。

ちなみに、この「some」が持つ「~という性質を持つ人や物」という語源を持つ単語は「awesome」以外にもいくつかあり、「troublesome」(問題のある)、「boresome」(退屈な)、「adventuresome」(スリル満点な) などがそれに該当します。

awesomeと意味が似ている単語

ここまで、「awesome」という言葉の意味や使い方などについて様々な角度から解説してきました。最後に、「awesome」と意味が似ている単語(類語)をいくつかご紹介していきます。

ネイティブと会話をする際、いつも同じ言葉やフレーズを使用していると、「この人、いつも同じことばかり言っているけど、本当にそう思っているのかな?」と相手を懐疑的にさせてしまう可能性があります。

ぜひ、あなたも「awesome」の類語を覚えて、語彙力のバリエーションを増やす努力をしていきましょう。

awesomeと意味が似ている単語①

amazing

「awesome」と意味が似ている単語の1つとしてまず挙げられるのが、「amazing」です。「awesome」と同じく、形容詞で「非常に驚くべき、素晴らしい、すごい」という意味を表します。

実は、この「amazing」という言葉も聖書や聖歌の中で良く使用される言葉として知られています。日常生活では、「awesome」とほぼ同じニュアンスで「素晴らしい、すごい」という意味で使用することが可能です。

I just passed my final exam today!
(今日、最終試験に受かったんだ!)
That’s amazing! Congrats, Takeshi!
(すごい!おめでとう、タケシ!)

awesomeと意味が似ている単語② 

wonderful

2つ目にご紹介する「awesome」と意味が似ている単語は、「wonderful」です。この単語は、「awesome」と同じく、ネイティブの間でも本当に良く使われる単語なので、耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか?

「wonderful」も、「awesome」同様、品詞は形容詞です。意味としては、「素晴らしい、非常に素晴らしい」となります。

厳密に言うと、「wonderful」には「awesome」にあるような、「畏敬の念や驚き伴って、素晴らしい、素敵だと感じる」というニュアンスはなく、ただ単に「驚きを伴って、素晴らしい、素敵だと感じる」というニュアンスを持ちます。

しかし、少なくとも米国では現在、「awesome」も「wonderful」も意味の上ではどちらも「素晴らしい、すごい」という意味で使われていると言って良いでしょう。

ただ、やはり響きとしては「awesome」はスラング(俗語)なため、少しカジュアルに聞こえます。それに対して「wonderful」はカジュアルでも、よりフォーマルな場面でも使える単語として認識しておくと良いでしょう。

Where do you want to meet up for lunch today? I was thinking about in Shibuya. 
(今日のランチの待ち合わせはどこが良い?渋谷はどうかなと思ってたんだけど。)
Sounds good. I know a wonderful Indian restaurant there!
(いいね。渋谷のすごく良いインド料理屋さんを知ってるよ!)

awesomeと意味が似ている単語③ great

最後にご紹介する「awesome」に意味が似ている単語は、「great」です。この単語も、聞き覚えのある方が多い単語だと思います。

「great」も品詞は形容詞で、「すごい、素敵な、素晴らしい」という意味を表します。口語で使われる際は、「good(良い)」という意味の強調として使用されることがしばしばあります。

How was the movie last night? Did you enjoy it?
(昨日の夜の映画はどうだった?楽しかった?)
It was great! I really liked the music they played in the movie.
(素晴らしかったよ!映画の中でかかってる音楽が好きだったなぁ。)

まとめ

いかがでしたか?特に米国では、時代と共にその意味が変化し、よりカジュアルな口語的表現として使用されることの多い「awesome」。

相手との関係性や使用する際のシチュエーションなど、注意すべき点はいくつかありますが、英語ネイティブが好んで使う言葉として知られています。

あなたもこの記事の内容を参考に、ぜひ「awesome」を実際の英語での会話ややりとりに活用してみてください。  

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リー 木嶋 実有紀

「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。

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