ネイティブ相手に今日から使える!congratulationsの意味と使い方

2021年11月11日

ペラペラ

congratulationsという言葉は、結婚式や卒業式などお祝い事の席で非常によく使われる言葉として知られています。海外のドラマや映画の中のセリフで耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、そんなcongratulationsという言葉の意味や使い方について詳しく解説していきます。具体的な例文を豊富に示し、記事後半では発音のポイントや使用の際の注意点についても学べます。

この記事を読めば、今まで漠然としていた意味や使い方が明確になるはずです。ぜひチェックしてみてください。

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congratulationsの意味

今回ご紹介するcongratulationsには、大きく分けて2つの意味があります。どちらも品詞は名詞です。以下から、詳しく解説していきます。

おめでとうございます

まず、congratulationsにはフレーズとしての意味として、「おめでとうございます」という意味があります。

例えば、結婚式や卒業式、誕生日などを祝う際の典型的なお祝いのフレーズとしてよく使われます。

「結婚おめでとう!」、「30歳の誕生日おめでとう!」などの例文内、「おめでとう!」の部分にcongratulationsを活用します。

お祝いの言葉、祝辞

2つ目の意味として、congratulationsには「お祝いの言葉、祝辞」という意味があります。

例えば、「心からお祝いの言葉を贈ります」、「彼は祝辞を述べた」などの文章内、「お祝いの言葉」、「祝辞」の部分がcongratulationsにあたります。

congratulationsの発音・読み方

それでは以下から、congratulationsの発音と読み方を確認していきましょう。

congratulationsの発音記号

kəngræ`ʧəléiʃ(ə)nz

発音記号にすると、congratulationsは「kəngræ`ʧəléiʃ(ə)nz」と表記されます。

congratulationsの発音・読み方

congratulationsの発音・読み方は、日本語で「 カァングラァチュレェィシャンズ」です。

最初の「kən」は、まず「k」を舌の後ろの部分を上げ、上あごの奥につけて一瞬息を止め、素早く舌を離して「クッ」と息を破裂させるようにして出します。「ə」は口をあまり開けずに曖昧な「ア」を意識して出します。

「n」は舌の先を前歯のすぐ裏の歯茎につけ、一瞬息を止めて鼻から抜けるような意識で「ン」と出します。この3つの音を繋げると、「カァン」となります。

次に、「græ」の部分は、「g」を舌の後ろの部分を上げ、上あごの奥につけて一瞬息を止め、勢いよく舌を離して「グッ」と発音して出します。

「ræ」は舌先を内側に巻いて、口のどこにも触れずに「ル」の音を意識しながら「r」とし、アとエの中間の音を意識し、両頬を左右に引きながら「ア」と発音して「æ」の音にします。これを続けると「ラァ」となります。

以上の3つの音を繋げて、「グラァ」の音にします。

「`ʧəléi」は、まず「tʃu」を唇を前に突き出し息だけで「チュ」と発音するようにして発音し、「léi」は「l」を舌の先を前歯のすぐ裏の歯茎につけ、その状態で舌の両側でウとルの音を同時に出すような意識で「ゥレ」とします。

「ei」はそのまま「エイ」と発音し、これら3つの音を繋げて「チュレェィ」とします。

最後に、「ʃ(ə)nz」の部分は、まず「ʃ」を唇を丸く突き出し、舌先を上の歯茎につけて息だけで「シュ」と音を出し、「ə」はあまり口を開けずに弱く曖昧にアと出して「シャ」とします。

「nz」の部分は舌の先を前歯のすぐ裏の歯茎につけ、息を一瞬止めて鼻から抜けるような意識で「ン」と発音して「n」の音とし、「z」は「ズ」とします。

スペルが長い単語であるため、発音も長く複雑です。上記の解説を参考に、それぞれの音の出し方に意識を向けながら、何度も発音の練習を重ねてみてください。

congratulationsの使い方と例文

ここまで、congratulationsの2つの意味と発音の際のポイントについてご紹介してきました。

以下から、まずこの言葉の使い方を学ぶ際のポイントのまとめと、具体的な例文を交えながら使い方について分かりやすく解説していきます。

congratulationsという言葉を実際の会話でもっと実践的に活用したいという方は、ぜひ参考にしてみましょう。

congratulationsの使い方

congratulationsは、「おめでとうございます」という意味と「お祝いの言葉、祝辞」という2つの意味ごとに使い方を整理していくのがおすすめです。

特に、1つ目の「おめでとうございます」という意味での使用の方が汎用度が高いため、この意味での複数の使い方を知っておくと便利です。

congratulationsの例文

早速以下から、意味ごとに整理しながらcongratulationsの例文を確認していきます。

新たに学んだ単語は、そのまま意味と使い方を丸暗記するのではなく、実際の会話ですぐに活用できる例文の形で覚えてしまうと効率的です。

誰かにお祝いの気持ちを伝える場面を具体的に想像しながら、自分ならどんな場面でこの例文を活用するだろう?という視点を持って読み進めてみてください。

congratulationsを使った例文①

Congratulations on your wedding.

最初にご紹介する例文は、結婚式をお祝いする言葉としてよく使われるものです。意味は、「ご結婚おめでとうございます」となります。

この例文のように、Congratulations on~の形で、on以下のことに対してお祝いの気持ちを述べるという意味で使用できます。on以下には、名詞、動詞の場合は動名詞の形を置きます。

会話文例
Congratulations on your wedding! Such a beautiful wedding!
(ご結婚おめでとう!何て美しい式なの!)
Thanks, Katie! We’re so blessed to have you celebrate and be part of our wedding day.
(ありがとう、ケイティ!あなたと一緒にお祝いできること、私達の式に出席してもらえたこと本当に嬉しく思うわ。)

congratulationsを使った例文②

Congratulations on your graduation.

次にご紹介するのは、学校の卒業式などの場面でよく使用される例文です。「卒業おめでとうございます」という意味を表します。

先述した結婚式でお祝いの言葉を述べる例文と同様、ここでもCongratulations on~の形を活用します。

会話文例
Congratulations on your graduation. I’m so proud of you, son!
(卒業おめでとう。よくやったなぁ、息子よ!)
Thanks, dad. I really appreciate your support.
(ありがとう、父さん。サポート本当にありがとうね。)

congratulationsを使った例文③

She offered her congratulations at the wedding.

最後にご紹介するのは、congratulationsを「お祝いの言葉、祝辞」という意味で活用した例文です。意味は、「彼女はその式で祝辞を述べました」 となります。

例文のように、挙式や公式な式の場面で誰かが祝辞を述べる場面を思い浮かべてみてください。offerという動詞をここでは、「~という気持ちを表す、表明する、述べる」という意味で応用するのがポイントです。

例文例
She offered her congratulations at the wedding.
(彼女はその式で祝辞を述べました。)

congratulationsを使う際の注意点

congratulationsを使う際に注意したいのは、同じような意味を表す「Happy~」という表現との使い分けです。以下から、この点について詳しく解説していきます。

Happy~表現との混同

まずcongratulationsという言葉は、基本的に努力して達成したことに対するお祝いの言葉として使用します。

もちろん、それをどのようなプロセスを経て達成したかは千差万別ですが、欧米では結婚や入学、卒業などは努力して達成したことに分類するのが普通です。

一方、Happy~を用いた表現は、基本的に努力なしに実現したことに対するお祝いの言葉として使用します。具体的には誕生日やクリスマス、記念日などが挙げられます。

このため、日本でよく見られる「Happy Wedding!」という表現は、厳密に言うと間違った使い方です。

ただ、欧米でも稀に当表現を見かけることもあるので、実際にお祝いの言葉として採用するかは、個人の判断によるとも言えます。

それぞれの英語表現の厳密な意味に従った形でお祝いの言葉を述べたいと思う方は、ぜひ上記の判断基準を参考に、それぞれの場面に適切な言葉を選んだお祝いの言葉を採用しましょう。

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congratulationsの語源

英単語の語源を学ぶことは、その単語への深い理解に繋がります。下記から、congratulationsの語源について学んでいきましょう。

congratulationsの語源はラテン語の「congratulor」

congratulationsの語源は、ラテン語で「祝う」の意味を表す「congratulor」であるとされています。

この語源の歴史をもう少し遡ってみると、同じくラテン語で「一緒に」という意味を持つ「con-」と、ラテン語で「喜ばせる」の意味を表す「gratus」にいきつきます。

両者の意味を繋げると、「一緒に(誰かを)喜ばせる」すなわち、誰かを祝うという、現代のcongratulationsの意味に近い言葉になります。

congratulationsと意味が似ている単語

新たに学んだ単語と意味が似ている単語、いわゆる類語も一緒学ぶことは、語彙力アップにも繋がります。

下記から、congratulationsの類語として活用できる単語も学んで、表現力豊かな会話を目指してみましょう。

kudos

最初にご紹介するのは、「kudos」です。この類語は、名詞で「名声、名誉、威信、賞賛」という意味を持ちます。

日常生活ではなかなか耳慣れない言葉ではありますが、例えば結婚式などで同じようなお祝いの言葉などが重なってマンネリ化した雰囲気を変えたい場合に使用すると効果的です。

kudosを使った会話文例

Kudos for his outstanding achievement!
(彼の素晴らしい業績に賞賛を送ります!)
Congratulations!
(おめでとうございます!)

praise

次にご紹介するのは、「praise」です。この類語は、動詞で「~を賞賛する・褒める、称える」、名詞で「賞賛、褒められること」という意味があります。

praiseを使った会話文例

What did he tell her next at the meeting?
(その会議で次に彼は彼女に何て言ったの?)
He gave her glowing praise.
(熱狂的な賞賛だよ。)

I’m happy~

最後にご紹介するのは、「I’m happy~」の表現です。この表現は、「~なことが私は嬉しい」という意味を表し、お祝いの言葉の類似表現としてよく使用されます。

相手に「おめでとう」とお祝いの言葉を伝えるだけでなく、より自分の感情を伝える表現を探している方は、活用してみましょう。

I’m happy ~を使った例文例

I’m so happy as if it were for myself!
(自分のことのように本当に嬉しいわ!)

まとめ

いかがでしたか?congratulationsは、海外ではお祝いの席で使用される典型的な表現として知られています。

お祝いする内容をしっかり見極めることが大切ですが、それさえクリアできれば活用するチャンスの多い表現です。

あなたも記事の内容を参考に、適切な英語表現で相手の門出をお祝いしてみましょう。

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リー 木嶋 実有紀

「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。

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