poopという単語は、アメリカをはじめ海外では子供との会話にも使われる単語です。
生理現象に関わる単語ということもあり、日本で学ぶ英語のテキストなどには載っていないことが多いですが、知っておくと役立つ便利な単語です。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
poopの意味
poopには、品詞としては名詞、動詞の2つの意味があります。それぞれの品詞ごとに複数の意味がありますが、ここではよく使われる代表的な意味に絞ってご紹介していきます。
糞、うんち
最初にご紹介するのは、可算名詞としての意味「糞、うんち」です。
例えば、「それは私の犬の糞です」という例文何、「犬の糞です」の部分にこの意味のpoopを活用することができます。
糞、うんちをする
次にご紹介するのは、自動詞としての意味「糞、うんちをする」です。子供と親のやり取りなどでよく使用されるのがこの意味です。
例えば、「うちの赤ちゃんはいつもうんちをしています」内、「うんちをしています」の部分にこの自動詞の意味を活用してみましょう。
人を疲れさせる
最後にご紹介するのは、poopの他動詞の意味「人を疲れさせる」です。この意味で使用する場合、通常poopは「pooped」という過去分詞の形で形容詞的に使用します。
例えば、「あなたが帰ってきた時、私はとても疲れていました」という例文内、「とても疲れていました」の部分で「pooped」を活用できます。
poopの発音・読み方
それではここから、poopの発音と読み方を確認していきましょう。
poopの発音記号
発音記号にすると、は「pú:p」と表記されます。
poopの発音・読み方
poopの発音・読み方は、日本語で「プゥ―プ」となります。
最初の「púː」の部分は、まず「p」を唇を閉じて息を止め、そこから勢いよく「プッ」と出します。次に「úː」は唇を丸く突き出し、長く引っ張るようにして「ウー」と発音します。これら2つの音を合わせると、「プゥー」の音になります。
最後の「p」の音は、冒頭の「p」の発音の仕方と同様に出し「プ」とします。
破裂音のpは日本語にはない音のため、何度も発音の練習が必要です。ぜひ上記のポイントを押さえて練習を重ねてみてください。
poopの使い方と例文
ここまで、poopの名詞・動詞としての意味、発音のポイントについてご紹介してきました。
以下から、まずはpoopの使い方を学ぶ際のポイントのまとめと具体的な例文について解説していきます。
この単語の実践的な使い方についてもっと知りたい!という方は、ぜひ参考にしてみてください。
poopの使い方
poopは、品詞ごとの意味、特に自動詞・他動詞で使い方も意味も異なるという点に着目して使い方を学んでいくのがおすすめです。
poopの例文
それでは以下から、poopを使った具体的な例文をいくつかご紹介していきます。
新たに学んだ単語を例文の形で暗記しておくと、実際の会話で活用できるチャンスも増えます。あなたもぜひ下記の例文を応用してみてくださいね。
poopを使った例文①
最初にご紹介するのは、poopの可算名詞としての意味「糞、うんち」を活用した例文です。意味は、「それは私の犬の糞です」となります。
会話文例
(ドアの前で何か見つけたんだけど。あれは何?)
(ああ、それは僕の犬の糞だよ。)
poopを使った例文②
poopの自動詞としての意味「糞、うんちをする」を活用したこの例文は、「うちの赤ちゃんはいつもうんちをしています」という意味を表します。
会話文例
(うちの赤ちゃんはいつもうんちしてるのよ!)
(はは、それは彼の仕事だからね!)
poopを使った例文③
最後にご紹介するのは、poopの他動詞の意味「人を疲れさせる」を活用した例文です。意味は、「あなたが帰ってきた時、私はとても疲れていました」となります。
例文のように、受動態の形を取ってpoopは「pooped」と過去分詞形で使用するのが基本です。
会話文例
(あなたが帰ってきた時、僕はとても疲れていたんだ。)
(うん、昨夜は君すごく疲れていたね。)
poopを使う際の注意点
poopは例文でも示した通り、日常生活で十分活用できる単語です。しかし、特に大人として自動詞の意味で使用する際には注意が必要です。
以下から、この点について解説していきます。
排泄に関わる直接的な表現は避けよう
特に大人同士の会話では排泄に関わる直接的な表現は避けるようにしましょう。仲の良い友達同士なら話は別ですが、日本語で話す場合と同様、公共の場で「うんちをする」と耳にして気持ちの良い気になる人はいません。
poopには自動詞として「糞、うんちをする」という意味があります。従って「I want to poop.」と言うこともできますが、普通は「I want to go to the restroom.」 (トイレに行きたいです) などの形で、直接的な表現は避けるのがマナーです。
もちろん、親と子同士の会話であれば公共の場でこの言葉を使っても「微笑ましい光景だな」と受け止められます。これも、日本語での会話と同じですね。
ぜひpoopを自動詞の意味で使用する場合はその場をわきまえ、失礼にならないように注意してください。
poopの語源
英単語の語源を知ると、その単語への更なる理解が深まります。以下から、poopの語源について学んできましょう。
poopの語源は古フランス語「poupe」
poopの語源は、古フランス語「poupe」とされています。この語源は1400年頃のもので「船尾、デッキの前哨」という意味がありました。
1744年から「排泄」という意味を表す子供の婉曲表現も表すようになり、1903年から動詞としての使用が認められていました。
今回の記事では解説を省略していますが、実はpoopには現代でも「船尾楼」という船にまつわる意味があります。
語源の古フランス語poupeは、この意味と形も現代のものに近いので覚えやすいですね。
poopと意味が似ている単語
ここまで、poopの使い方や意味、発音のポイント、使用の際の注意点などについて解説してきました。最後に、poopの類語をいくつかご紹介します。
英語での会話表現のマンネリ化を避けるためにも、類語も覚えて活用していくことは大変有効です。ぜひ以下の内容を参考にしてみてください。
crap
最初にご紹介するのは、名詞で「排便」という意味を表す「crap」です。poopの使用と同じく、大人同士では使用できる範囲はそんなに広くはありませんが、覚えておくと良いでしょう。
crapを使った会話文例
(もう少しで排便したくなりそう。)
(やめてよ!聞きたくない!)
number two
次にご紹介するのは、名詞で「大便、うんち」の意味を表す「number two」です。この表現は、poopの表す「糞、うんち」の婉曲表現として大人同士の会話でもよく使われます。
日本語で言うところの「大きい方」という意味だと考えると分かりやすいでしょう。ちなみに、「number one」は「おしっこ」の婉曲表現として使用されます。
number twoを使った会話文例
(トイレに行くの?)
(うん、大きい方だよ。)
excrement
最後にご紹介するのは、名詞で「排泄物、糞便」という意味を持つ「excrement」です。この言葉は、かなり硬い響きのある単語なので日常会話ではなく、何か論文や本などで目にすることが多いでしょう。
excrementの使用例
(これは動物の排泄物です。)
まとめ
poopは大人同士で動詞として使用する場合は注意が必要ですが、意味を知っておくと便利な単語でもあります。
ぜひ当記事内容を参考にして、あなたもこの単語を活用してみてください。
リー 木嶋 実有紀
「英語を使って自分の視野をもっと広げたい!」との思いから、国際関係や異文化理解を学べる学科に進み、カナダの大学に一年間留学。日本で約4年間、公立小学校で英語を教える傍ら、個人英会話教室でも英語を教える。アメリカ人の夫との結婚を機に2014年に渡米。アメリカ・日本にお住いの方に英語レッスンを行う。英語学習歴は15年以上、教授歴は10年。「今からでもすぐに使える、実践的な内容」をお届けします。
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