あなたは、「weird」という言葉を聞いたことがありますか?「奇妙な」という意味を持つ単語ですが、海外ドラマや映画内で耳にしたことがある方も多いでしょう。
しかし、この言葉をネイティブとの会話に使いこなすとなると、「自信がない」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、「weird」の意味や使い方を具体的な例文を交えながら徹底解説していきます。発音や語源、類語についても学べます。
この記事を読めば、「「weird」に対する疑問が解消され、ネイティブとの会話にも自信が持てるようになります。ぜひ参考にしてみてください。
weirdの意味
「weird」には以下のような意味があります。
- ネガティブなニュアンスで「奇妙な」
- 事象や行動が「奇妙な、変な」
また、weirdoで「変な人」といった意味で使うことができます。
weirdの発音・読み方
英単語を覚えるうえで発音はとても大切です。発音記号とアクセントを意識して読み方を覚えましょう。
weirdの発音記号
weirdの発音記号は、米国英語表記でwɪrdと表記します。
weirdの発音・読み方
「weird」の発音・読み方を日本語に分かりやすく直すと、「ウィヤードゥ」となります。
以下は発音する時のポイントです。
- 「weí」の部分にアクセントをおいて発音しましょう。
- 「r」の部分は口の中のどこにも当たらないように巻きましょう。
- 「d」の部分はシンプルにdの発音(ドゥ)をしましょう。
weirdの使い方と例文
意味と発音が分かったところで使い方と例文を理解していきましょう。
weirdの使い方
行動や事象が「奇妙な、妙な、変な」というネガティブなニュアンスで使います。
例えば、奇妙な音が聞こえた、ある人の行動が変、などを指します。
ネガティブとの会話でもカジュアルに使われることが多いです。
weirdの例文
(あの男の子の行動ヘンだよ。)
(奇妙な音を聞いたから、怖い。)
(あの占い師は怪しい。)
(それって変なことなの?)
会話形式での例文
(あのケチな男が20ドルのディナーを奢ってくれた。)
(それは変だね。何か企んでるんじゃない?)
また、人に対しては「変な人」という意味でweirdoを使います。
(彼は変なやつだ。)
weirdを使う際の注意点
「妙な、変な」という意味で使われるweirdを使う際の注意点を説明していきます。
weirdの間違った使い方
基本的にweirdは口語で使うことが多いですが、ネガティブなニュアンスで使うので、上司など目上の方には使わないように気を付けましょう。
また、会議などフォーマルな場面での利用も控えましょう。
後述しますが、似た意味を持つ単語とのニュアンスの違いを理解してweirdを使いましょう。
weirdの語源
weirdを語源をみていくと古英語のwyrd(運命)にたどりつきます。
この語は主に名詞として用いられていましたが、1400年代に形容詞として「運命をつかさどる」という意味で使われるようになりました。
形容詞としては、シェイクスピアが『マクベス』において「weird sisters(魔女:運命の3女神)」を用いたことが影響を与えました。
後に「運命を司る」から「不可思議な,超自然的な」へと拡大し,さらに「奇妙な,風変わりな」へと発展していきました。
weirdと意味が似ている単語
ここまで、「weird」の意味や使い方を中心にお伝えしてきました。最後に、微妙なニュアンスの違いを知ってぜひ使えるようになりたい、「weird」に似ている単語(類語)をご紹介します。
それぞれの単語の意味とニュアンス、使い方の違いをしっかり理解して使い分ける意識をするだけで、英語でのアウトプットの質が格段に上がります。
「自分の本当に伝えたい事」にぴったり合った単語や表現を自分で選べるように、ぜひ参考にしてみてください。
weirdと意味が似ている単語①
「strange」は「変な、不思議な」という意味で使われます。「weird」と似た意味を持ちますが、この2単語の意味の違いと使い分けについて紹介します。
カジュアルに使う「weird」に対して、「strange」はフォーマルなイメージという違いがあります。
weirdはネガティブなニュアンスなのに対して、strangeは「不思議な、見慣れない」何か意味ありげなニュアンスが含まれます。
strangeの例文
(それは不思議な現象だ。)
(彼は不思議な力を持っている。)
※この例文でstrangeがweirdだとネガティブなイメージのpowerになってしまいます。
(昨日変な夢を見た。)
※この例文でstrangeがweirdだとネガティブな夢を見たというニュアンスになってしまいます。
weirdと意味が似ている単語②
米国ではweirdが使われ、英国ではoddが使われるという傾向があります。
「従来の状態や普段とは違って、異常・変な」ニュアンスで使います。
oddはweirdやstrangeよりニュアンスとして奇妙さが強まります。
oddの例文
(彼がお昼ご飯を食べないなんて変だ。)
(私の友達はかなり変な男だった。)
(彼は風変わりな習慣を持っている。)
weirdと意味が似ている単語③
奇妙なという意味では似ていますが、bizarreは「不可解な、理解しがたい」というニュアンスを持っています。
weirdやstrangeと比べると使用頻度は低いです。
「奇妙な」コトに対して背景として「理解できない」というニュアンスが含まれています。
bizzareの例文
(彼の奇妙な行動に私たちは困惑した。)
(それは日本人の目には理解しがたい習慣だったようだ。)
(私は彼女の妙な考え方を理解できない。)
weirdと意味が似ている単語④
「unnatural」は他の類義語と違って置き換えはしにくいですが、似た意味をもつので、ニュアンスの違いをしっかりと理解しましょう。
「不自然、異常だ」という点でweirdと似た意味を持つ単語です。
違和感を感じるというニュアンスで使います。
unnaturalの例文
(彼は変死した。)
(それは不自然な動きだ。)
まとめ
今回はweirdの意味や使い方について類義語の説明などを踏まえながら解説してきました。
weirdの語源や類義語の意味や使い方などを忘れてしまったり、理解が薄れてきた際はまたこの記事に戻ってきてください。
weirdはネガティブなニュアンスでカジュアルな場面に利用できます。
目上の人やフォーマルな場面での使用は控えて、ネイティブとの会話などでぜひ積極的に使ってみてください。
理解だけで終わらせずにどんどん実践として使ってweirdを自分の頭の中に定着させてください。
ライター(詳しいプロフィールを見る)
10歳までをフィリピンで過ごした英語と日本語のバイリンガル。優れた英会話力を活かし、初心者が抱く英語の疑問を解消する「ペラペラ英語塾」の記事を担当。また、英会話スクールやオンライン英会話、英会話カフェ等を体験してのレビュー記事も担当しており、体験したサービスの数は30以上を数える。
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