1分でわかる!fearとterrorの違いと正しい使い方

2020年4月1日

ペラペラ

肘井 学

【監修】
肘井 学

慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。関東・東海地方の複数の予備校を経て、リクルートが主催するネット講義サービス「スタディサプリ」で教鞭をとる。「英文読解」の講座は年間25万人が受講する超人気講座となっている。『肘井学の作文のための英文法が面白いほどわかる本』、『語源とマンガで英単語が面白いほど覚えられる本』をはじめ著書も多数執筆。

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英語で「恐怖」を表す表現でfearとterrorという2つの英単語があります。ホラー映画や小説、またはハロウィンなどでも頻繁に出現する言葉ですが、これらの細かなニュアンスの違いを理解していない人が多くみられます。

例えば、親のしつけが厳しく「私の両親は怖いです」と英語で言いたい場合、以下2つのどちらを使うべきかわかりますか?

  1. I have a fear of my parents.
  2. I have a terror of my parents.

正解は1の「I have a fear of my parents.」です。

fearは、「恐怖」という意味でもっとも一般的に使われる言葉です。

terrorはfearに比べて恐れの度合いが高く、terrorist「テロリスト」からわかるように、震えるような恐怖を意味します。この例文では、単に「親のしつけが厳しい=怒られるのが怖い」ということを表しているだけなのでfearを使うのが適切です。

ここで2の「I have a terror of my parents.」を使うと、「私の両親は恐ろしいです」という意味になり、”虐待されている”などと思われてしまうかもしれません。

このように同じ意味を持つ単語でも、それぞれの異なるニュアンスがあるのでしっかり理解して正しく使い分ける必要があります。

今回は、そんな日本人にとって間違いやすいfearとterrorの違いを説明するとともに、正しい使い方についてもレッスンしていきましょう。

また、fearとterror以外にも「恐怖」という意味を持つ他の英単語もいくつかご紹介します。

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fearとterrorの違い

fearとterrorの違い、「怖さ」の度合いです。

fearは、「恐れ」を表すもっとも一般的な言葉です。危機などに対して、そのようなことが起こるのではないかという恐れや心配の気持ちを表します。日本語で「恐ろしい」や「ゾッとする」などの表現で使われます。

terrorは、fearよりかなり強い恐怖を表します。実際に「テロ行為」の意味もあるように、かなりの恐怖を意味します。

fearの使い方

fearの使い方について、例文を使って説明します。

彼の声は怯えていた。

There was a fear in his voice.

私の母は高所恐怖症です。

My mother has a fear of heights.

彼女は死を恐れなかった。

She didn’t fear death.

terrorの使い方

terrorの使い方について、例文を使って説明します。

彼女は恐ろしさのあまり叫んだ。

She screamed in terror.

私の娘は雷をひどく怖がる。

My daughter has a terror of thunder.

彼はヘビを少しも恐れない。

He holds no terrors for snakes.

理解度チェックテスト

それではここで、fearとterrorを正しく使い分けることが出来るか、いくつかテストをしましょう。

英文の中の(カッコ)には、fearかterrorのどちらかが入ります。正しいと思うものを入れてみてください。

答えは記事の最後にあります。

  1. There is a 10-year (    ) campaign in this country.
    この国では10年に及ぶテロ行為がある。
  2. (    ) of change is the greatest obstacle for him.
    変化を恐れることは、彼にとって最大の障壁だ。
  3. He spoke of his (    )s for the future.
    彼は将来への不安について話をした。
  4. Insure your house for (    ) of fire.
    火災に備えて保険に入りなさい。
  5. There has been a (    ) attack around this area for three years.
    3年前からこの地域ではテロ行為が続いている。

「恐怖」を表すその他の英単語

「恐怖」を表す単語は、fearとterror以外にもあります。それらの単語がどのように使われるのか、例文を使って説明します。

frighten

frightenは、(突然恐怖心を起こさせて)怖がらせる、ぎょっとさせるなどといった意味です。以下のように使われます。

I’m so sorry I frightened you.(びっくりさせてごめんなさい)
You should try not to frighten him.(あなたは彼を怖がらせないようにするべきです)

scary

scaryは、恐ろしい、おっかない、薄気味悪い、おびえる、びくびくするなどといった意味です。以下のように使われます。

Don’t be so scary.(そんなにびくびくするな!)
I saw a scary movie last night.(私は昨晩、恐ろしい映画を見まhした)

creepy

creepyは、むずむずする、身の毛のよだつようななどといった意味です。以下のように使われます。

I feel creepy when I hear that.(その話を聞いた時ゾッとしました
I had a creepy feeling.(私はムズムズした感じがしました)

まとめ

今回は、fearとterrorの違いや、それ以外の「恐怖」という表現をもつ単語についてもご紹介してきました。

以下、おさらいです。

  • fear=恐れを表すもっとも一般的な言葉
  • terror=fearより強い震えるような恐れ

前項の例文などを使って、練習しながら感覚を身につけていきましょう。

テストの答え

  1. terror
    テロ行為なので、terrorが正解です。
  2. Fear
    変化のへの恐怖なので、fearが正解です。
  3. fear
    将来への不安なので、fearが正解です。
  4. fear
    for fear of「~を恐れて」という熟語です。
  5. terror
    a terror attack「テロ行為」という意味です。
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岡田 ティナ

ライター(詳しいプロフィールを見る

10歳までをフィリピンで過ごした英語と日本語のバイリンガル。優れた英会話力を活かし、初心者が抱く英語の疑問を解消する「ペラペラ英語塾」の記事を担当。また、英会話スクールやオンライン英会話、英会話カフェ等を体験してのレビュー記事も担当しており、体験したサービスの数は30以上を数える。

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