1分でわかる!aboveとoverの違いと正しい使い方

2020年4月1日

ペラペラ

肘井 学

【監修】
肘井 学

慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。関東・東海地方の複数の予備校を経て、リクルートが主催するネット講義サービス「スタディサプリ」で教鞭をとる。「英文読解」の講座は年間25万人が受講する超人気講座となっている。『肘井学の作文のための英文法が面白いほどわかる本』、『語源とマンガで英単語が面白いほど覚えられる本』をはじめ著書も多数執筆。

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英語で「~の上に」と表す際、「above」もしくは「over」という前置詞を使います。これは中学校の英語の授業で習うのですが、「ほとんど同じ意味」だと捉え、それぞれの意味や使い方の違いを理解していない人が多く見られます。

例えば「彼女はTシャツの上にジャケットを着ていた」と言いたい時、以下2つでどちらが正しいかわかりますか?

  1. She wore a jacket over her T-shirt.
  2. She wore a jacket above her T-shirt.

答えは1です。

“over”には「覆う(覆いかぶさる)」という意味があるので、この場合は「Tシャツの上にジャケットを着た」というニュアンスで捉えることができます。

一方、”above”を使った場合は「彼女は、Tシャツの“上の方”にジャケットを着た」という意味になってしまいます。
したがって、このちょっとした違いを理解していないと、自分の言いたいことがネイティブに伝わりにくくなってしまいます。

今回は、そんな日本人にとって紛らわしい「above」と「over」の違いについて説明するとともに、正しい使い方についてもレッスンしていきましょう。

また、「above」と「over」以外の「~の上に」という意味で使われる単語とその正しい使い方についてもレクチャーさせていただきます。

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aboveとoverの違い

aboveとoverの違いは、「上」を表す位置です。

aboveは「~よりも上」という意味で、位置・立場や基準よりも“上”であることを表します。

例えば「鳥が海の上を飛んでいる」と言いたい場合、「Birds are flying above the sea.」と表しますが、これは「海の上を飛んでいる」となり、単に「海の上空を」飛んでいるというニュアンスになります。

「立場が上」だということを表す場合は、「He is above her in the office.」(彼はこの会社で彼女より立場が上です)となります。

また、「基準が上」を表す場合は、「People above 19 years of age can drink alcohol in Japan.」(日本では20歳以上の人達がお酒を飲むことができます)となり、あるものに対して人や物が基準を超えていたりすることを「above」で表すことがあります。

一方overは「~の上」という意味で、その上を「覆っている」・「跨(またが)っている」・「移動している」様子を表します。

例えば、「鳥が海の上を飛んでいる」と言いたい場合、「Birds are flying over the sea.」と表しますが、今度は「海の上を(移動して)飛んでいる」ということになります。

overのその上を「覆っている」様子を表す場合は、「She put her hands over her face.」(彼女は顔を両手で覆い隠した)となります。

また、「跨(またが)っている」様子を表す場合は、「There is a bridge over the river.」(川に橋がかかっている)橋の上を“超えている”というニュアンスになります。

aboveの使い方

aboveの使い方について、例文を使って説明します。

「飛行機は雲の上を飛んでいた」

The plane was flying above the clouds. 

「彼は私よりも上役です」

He is above me in rank. 

「そのコンサートには、1000人を上回る人々がいました」

There were above 1000 people at the concert.

overの使い方

overの使い方について、例文を使って説明します。

「彼女は肩にタオルをかけている

She has a towel over her shoulders.

「彼は垣根を飛び越えた

He jumped over a fence.

「彼女は30歳を超えていた

She was over thirty.

「~以上」を表すその他の英単語

「~以上」を表す英単語はaboveとover以外にも存在します。それらの英単語がどのように使用されるのか、例文を使って説明します。

on

onは、「~の上に」「~接して」「~の表面に」などと言った意味です。以下のように使われます。

There is a cup on the table.(テーブルの上にはコップがあります。)
I live on tachikawa street.(私は立川通り住んでいます。)
She lives in a village on the frontier.(彼女は、国境面した村に住んでいる。)

up

upは、(低い位置から)上の方へ、上へ、上がるなどと言った意味です。以下のように使われます。

Look up at the sky.(空を見上げて
Stand up.(立ちなさい)
I will get up early tomorrow.(私は明日起きします。)

top of

top ofは、何かの「頂上」や「てっぺん」などと言った意味です。以下のように使われます。

the top of mountain.(山
top of the world.(世界の頂上
top of the stairs.(階段の上

まとめ

今回はaboveとoverの違いやそれ以外の「~以上」という意味の単語や使い方についてもご紹介してきました。

aboveとoverをおさらいすると、

above=「~よりも上」という意味で、位置・立場や基準よりも“上”であることを表す際に使う

over=「~の上」という意味で、その上を「覆っている」・「跨っている」・「移動している」様子を表す際に使う

です。この2つの前置詞を使いこなせるようになるには、まずは「そのイメージ」をしっかり掴んでから、使いこなせる練習をすることが大切です。

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岡田 ティナ

ライター(詳しいプロフィールを見る

10歳までをフィリピンで過ごした英語と日本語のバイリンガル。優れた英会話力を活かし、初心者が抱く英語の疑問を解消する「ペラペラ英語塾」の記事を担当。また、英会話スクールやオンライン英会話、英会話カフェ等を体験してのレビュー記事も担当しており、体験したサービスの数は30以上を数える。

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