1分でわかる!lessonとclassの違いと正しい使い方

2021年11月11日

ペラペラ

肘井 学

【監修】
肘井 学

慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。関東・東海地方の複数の予備校を経て、リクルートが主催するネット講義サービス「スタディサプリ」で教鞭をとる。「英文読解」の講座は年間25万人が受講する超人気講座となっている。『肘井学の作文のための英文法が面白いほどわかる本』、『語源とマンガで英単語が面白いほど覚えられる本』をはじめ著書も多数執筆。

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英語で「授業」を表す表現で、lessonとclassという単語があります。どちらも同じ意味を持ちますが、それらの細かな違いを理解していない人も多いのではないでしょうか?

例えば、「私は今日ピアノの授業に行きます」を英語で言いたい場合、以下2つのどちらが正しいかわかりますか?

  1. I will go to a piano lesson today.
  2. I will go to a piano class today.

正解は1の「I will go to a piano lesson today.」です。

lessonは授業という意味でも主に個人的な習い事などでよく使われます。

classは主に高校・大学や専門学校などの一般的な「集団授業」で使われる表現です。

この例文では、私一人がピアノを習いにいく状況がわかるのでlessonを使うのが適切です。

このように同じ意味を持つ単語でも、場面によって使い方が異なるため、それぞれの意味を理解して正しく使い分ける必要があります。

今回は、そんな日本人にとってわかりにくいlessonとclassの違いを説明するとともに、正しい使い方についてもレッスンしていきましょう。

また、lessonやclass以外に「授業」という表現に似ている他の単語についてもご紹介していきます。

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lessonとclassの違い

lessonとclassの違いは、主に「授業」の規模です。

lessonは、稽古・(教科書中の)課・課業などといった意味です。例えば、英会話スクール・ピアノ・ギター・ダンスなどの個人的な習い事でよく使われます。

一方classは、(学校の)クラス・学級・組などといった意味です。同じような人が集まって一つのことを習う場合によく使われます。

lessonはclassを細分化したものを表します。

lessonの使い方

lessonの使い方について、例文を使って説明します。

私は今日、英会話のレッスンに行きます。

I will go to an English lesson today.

今日はレッスンの予約をしました。

I made a reservation for a lesson today.

彼は稽古を休みました。

He absented himself from the lesson.

classの使い方

classの使い方について、例文を使って説明します。

今、授業中です。

I’m in class now.

そのクラスは30人の男女の生徒から成り立っています。

The class consists of 30 boys and girls.

彼女は世界的なテニスの選手です。

She is a tennis player of world class.

理解度チェックテスト

それではここで、lessonとclassを正しく使い分けることができるかいくつかテストをしましょう。

英文の中の(カッコ)には、lessonかclassのどちらかが入ります。正しいと思うものを入れてみてください。

答えは記事の最後にあります。

  1. We are in the same ( ).
    私たちは同じ授業に出ています。
  2. Her ( )was very noisy this morning.
    彼女のクラスは今朝とてもやかましかったです。
  3. When he travels by air, he always travels in the first( ).
    彼が飛行機で旅行に行く時、いつもファーストクラスです。
  4. She will be late for the piano ( ).
    彼女は、ピアノのレッスンに遅れるでしょう。
  5.  We have five ( ) every Tuesday.
    毎週火曜日は5時間授業なのです。

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「授業」を表すその他の英単語

「授業」を表す表現は、lessonとclass以外にもあります。それらの英単語がどのように使われるのか、例文を使って説明します。

course

courseは、(ものの動いていく)進路、進行、過程、経過などといった意味です。一定の教育課程や学科などを表す際によく使われる表現です。以下のように使われます。

I completed of the whole course.(私は全を卒業しました)
She took a refresher course.(彼女は再履修の授業を取りました)
I work as the lecturer of that course.(私はその講座の講師を勤めています)

lecture

lectureは、講義・講演・説諭などといった意味です。以下のように使われます。

Her lecture bored me.(彼女の講義には退屈しました)
The lecture lasted for three hours.(講演は3時間続きました)
Please give me a lecture.(ご教授ください)

seminar

seminarは、演習・(短期間に集中的に行う)研究集会などといった意味です。以下のように使われます。

I went to that seminar.(私はそのセミナーに通いました)
I attended a business seminar.(私はビジネスセミナーを受講しました)
We are coming to Tokyo today for a seminar training camp.(私たちは本日ゼミ合宿のために東京に来ています)

まとめ

今回は、lessonとclassの違いと「授業」に似ている単語についてお話ししました。

以下、おさらいです。

  • lesson=個人的な習い事で使われることが多い
  • class=(学校の)クラス・学級・組などのように集団授業に使われることが多い

前項の例文などを使って、練習をしながら感覚を身につけていきましょう。

テストの答え

  1. class
    同じ授業を受けていると言っているのでclassを使います。
  2. class
  3. class
  4. lesson
  5. classes
    weと言っているの「集団授業」であることがわかります。
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ライター(詳しいプロフィールを見る

10歳までをフィリピンで過ごした英語と日本語のバイリンガル。優れた英会話力を活かし、初心者が抱く英語の疑問を解消する「ペラペラ英語塾」の記事を担当。また、英会話スクールやオンライン英会話、英会話カフェ等を体験してのレビュー記事も担当しており、体験したサービスの数は30以上を数える。

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