1分でわかる!badとwrongの違いと正しい使い方

2020年1月16日

ペラペラ

肘井 学

【監修】
肘井 学

慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。関東・東海地方の複数の予備校を経て、リクルートが主催するネット講義サービス「スタディサプリ」で教鞭をとる。「英文読解」の講座は年間25万人が受講する超人気講座となっている。『肘井学の作文のための英文法が面白いほどわかる本』、『語源とマンガで英単語が面白いほど覚えられる本』をはじめ著書も多数執筆。

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「悪い」を表す表現で、badとwrongという2つの単語があります。どちらもほとんど同じ意味ですが、この2つを場面に応じて使いこなせていない人が多く見られます。

例えば、「彼女のテストの点数はひどかった」を英語で言いたい場合、以下の2つのどちらが正しいかわかりますか?

  1. Her test was bad.
  2. Her test was wrong.

正解は、1の「Her test was bad.」です。

badは、「ひどい」「良くない」などという意味です。

wrongは、悪いという意味でも「間違っている」、すなわち「正しくない」という意味です。
そのため、ここで使うと「彼女のテストは間違っている」という意味に変わってしまいます。

このように同じ「悪い」という意味の単語でも、使う場面によって意味が変わることもあるため、正しく理解して使い分ける必要があります。

今回は、そんな日本人にとって紛らわしいbadとwrongの違いを説明するとともに、正しい使い方についてもレッスンしていきましょう。

また、badとwrong以外にも「悪い」という意味に似ている単語についても、お話ししていきます。

badとwrongの違い

badとwrongの違いは、「良くない」か「間違っている」かです。
badは、「標準以下の」「不十分な」「ひどい」などと言った意味の単語で、良くないことを表します。
基本的に、物事の状態が好ましくない(物自体の品質が悪い)場合に使います。

wrongは、「間違っている」「不正な」「問題が起こっている」「不適切な」などと言った意味の単語で、ある基準より外れていることを表します。
基本的に、何かが間違っている場合に使うので、そのものの品質自体が悪いということではありません。

badの使い方

badの使い方について、例文を使って説明します。

「私の兄は目が悪いです」

My brother has bad eyesight.

「彼は運転が下手です」

He is a bad driver.

「天気はとても悪かったです。」

The weather was very bad.

wrongの使い方

wrongの使い方について、例文を使って説明します。

「私は間違った電車を乗りました」

I took the wrong train.

「すみませんが、電話番号をお間違えです」

Sorry,you have the wrong number.

「彼女はその場に相応しくない服を着ていました」

She was wearing the wrong kind of clothes for the occasion.

理解度チェックテスト

それではここで、badとwrongを正しく使い分けることができるか、いくつかテストをしましょう。

英文の中の(カッコ)には、badかwrongのどちらかが入ります。正しいと思うものを入れてみてください。

答えは記事の最後にあります。

  1. That is too ( ).
    それはとてもひどいです。
  2. The police car drove on the ( )side of the road.
    パトカーは道路の反対側を走っていました。
  3. She didn’t admit that she was in the ( ).
    彼女は自分が間違っていることを認めませんでした。
  4. It was a ( )day off.
    悪い休日でした。
  5. My phone went ( ).
    私の携帯電話が故障しました。

「悪い」を表すその他の英単語

「悪い」を表す単語は、badとwrong以外にもあります。それらの単語がどのように使われるのか、例文を使って説明します。

mistake

mistakeは、間違える・誤り・誤解などと言った意味です。動詞や名詞で使われます。

She made a mistake.(彼女は間違えました)
This is my mistake.(これは私のミスです)
There is only one mistake.(誤りは一つしかありません)

error

errorは、間違い・思い違い・(道義的な)過失などと言った意味です。ある標準や基準から外れた誤りのことを示し、主にフォーマルな場面で使われます。以下のように使われます。

I made just one minor error in my driving test.(私は運転試験で、些細なミスを一つしただけでした。)

worse

worseは、(より)いっそう悪いといった意味で、badの比較級です。 以下のように使われます。

The food is bad,and service is worse.(食べ物は悪いし、それにサービスはもっと悪い。)
Her condition changed for the worse.(彼女の容体が悪化しました)
I am worse at English.(私の方が英語が下手です。)

まとめ

今回は、badとwrongの違いやそれ以外の「悪い」と似ている表現の単語についてもお話ししてきました。 おさらいすると、

  • bad=良くないこと
  • wrong=間違っている・ある基準から外れていること

を表します。 前項の例文などを使って、練習をしながら感覚を身につけていきましょう。

テストの答え

  1. bad
    ”ひどい”は物事自体が悪いことを示しているのでbadを使います。
  2. wrong
    ”道路の反対側”を走ることは間違った道を走っているので、wrongを使います。
  3. wrong
    ”間違っている”の意味なので、wrongを使います。
  4. bad
    ”悪い休日”はその日が良くなかったことを言っているのでbadを使います。
  5. wrong
    ”故障した”は通常の基準から外れて問題が起きていることを表しているのでwrongを使います。
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ティナ

ティナ

フィリピン人の父と日本人の母を持つハーフです。10歳までフィリピンで過ごし、英語と日本語のバイリンガルです。英語学習に役立つ記事をお届けします。