1分でわかる!shopとstoreの違いと正しい使い方

2021年11月11日

ペラペラ

肘井 学

【監修】
肘井 学

慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。関東・東海地方の複数の予備校を経て、リクルートが主催するネット講義サービス「スタディサプリ」で教鞭をとる。「英文読解」の講座は年間25万人が受講する超人気講座となっている。『肘井学の作文のための英文法が面白いほどわかる本』、『語源とマンガで英単語が面白いほど覚えられる本』をはじめ著書も多数執筆。

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英語で「お店」を表す際、shopとstoreという英単語を使います。どちらもほとんど同じ意味で「お店」を指していることがわかりますが、この2つを場面に応じて使いこなせていない人が多く見られます。

例えば、「アイスクリーム屋さんに行きませんか?」と言いたい場合、以下2つのどちらが正しいかわかりますか?

  1. Let’s go to the ice cream shop.
  2. Let’s go to the ice cream store.

正解は1の「Let’s go to the ice cream shop.」です。

shopは、加工・作成などの”売る”以外の作業も行っているお店を指します。
アイスクリーム屋であれば、カップまたはコーンにアイスを掬ったり、上からトッピングしたりする加工作業を行っているので、shopと表すのが適切です。

一方で、storeはdepartment store「デパート」などの大型店や色々な商品を売る店を指すことがありますが、アイスクリーム屋の様な飲食店やレストランには使いません。

このように同じ「お店」という意味でも指す場所が異なるので、きちんと理解して正しく使い分ける必要があります。

今回は、そんな日本人にとって紛らわしいshopとstoreの違いについて説明するとともに、正しい使い方についてもレッスンしていきましょう。

また、shopとstore以外にも「お店」という単語に似ている表現についてもお話ししていきます。

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shopとstoreの違い

shopとstoreの違いは、特定の品を売るお店か、色々な種類の品物を売るお店かです。

shopは特定の品を売るお店で、例えば、花屋・お土産屋・靴屋・写真屋などはshopで表します。

一方storeは、商店・コンビニ・量販店などのような色々な種類の商品を売るお店を指します。
日本に存在するもので例えるなら、「ドン・キホーテ」「イオン」「セブンイレブン」などは様々な商品を売るのでstoreと表します。

shopの使い方

shopの使い方について、例文を使って説明します。

「コーヒーショップに行きませんか?」

Why don’t we go to a coffee shop

「ラーメンに行きたいです」

I want to go to a ramen shop.

「その写真さんは右側にあります」

The photo shop is on the right.

storeの使い方

storeの使い方について、例文を使って説明します。

「このコンビニは24時間営業ですか?」

Is this convenience store open 24 hours?

「私はデパートの隣に住んでいます」

I live in next door to the department store.

本屋さんに行きます」

I’m going to a bookstore.

理解度チェックテスト

それではここで、shopとstoreを正しく使い分けることが出来るか、いくつかテストをしましょう。

以下の英文の(カッコ)の中にはshopとstoreのどちらかが入ります。正しいと思うものを入れてみてください。

答えは記事の最後にあります。

  1. There is a shoe ( ) around the corner.
    角を曲がった所に靴屋があります。
  2. What time does the outlet ( )open?
    アウトレットの営業時間は何時からですか?
  3. My mother always bought food and daily goods at the big( ).
    私の母はいつもその大きなお店で食品や日用品を買っていました。
  4. He went to a barber( )yesterday.
    彼は昨日、理髪店に行きました。
  5. She is a person who works at a liquor ( ).
    彼女は酒屋で働いています。

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「お店」を表すその他の英単語

「お店」を表す英単語はshopとstore以外にもあります。その英単語がどのように使用されるのか、例文を使って紹介します。

market

marketは、「市場」という意味です。以下のように使われます。

There’s a supermarket next to the train station.(駅の隣にスーパーがあります)
The stock market cleared the record set last year.(株式市場は、去年打ち立てられた記録を超えた)
I always find something interesting in a flea market.(フリーマーケットに行くといつもおもしろいものを見つけます)

ちなみに日本ではフリーマーケットを”free market”と表記することが多いですが、これは和製英語です。フリーマーケットとはそもそも「蚤の市」という意味であり正しくは、(蚤)flea+(市場・市)market=flea marketとなります。

まとめ

今回は、shopとstoreの違いやそれ以外の「お店」という意味の単語についてもご紹介してきました。

おさらいしますと、

  • shop=特定の商品を売っているお店(飲食店には使わない)
  • store=様々な商品を売るお店

です。これらの使い分けができると、「お店」について会話する際”どこのどんなお店なのか”が明確に伝えられるようになります。

前項の例文などを使って、練習しながら感覚を身につけていきましょう。

テストの答え

  1. shop
  2. store
  3. store
  4. shop
  5. store
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ライター(詳しいプロフィールを見る

10歳までをフィリピンで過ごした英語と日本語のバイリンガル。優れた英会話力を活かし、初心者が抱く英語の疑問を解消する「ペラペラ英語塾」の記事を担当。また、英会話スクールやオンライン英会話、英会話カフェ等を体験してのレビュー記事も担当しており、体験したサービスの数は30以上を数える。

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